会社内で、営業部と開発部がある会社は、大体同じような悩みを抱えている。
営業は、明確なインセンティブがあるが、開発はあやふやなルールしかない。
開発の言うことは、社内で、絶対になり、営業では意見を覆すことはできない。
少し今日は愚痴ります。
製造と販売の違い
タイプの違う部署で折り合いを付けるという事が難しいのである。
でも、共に、仲のいいメンバー同士であれば、さほど問題にもなってないようだ。
要するに、ここでも、コミュロスご発生しているだけなのだ。
問題はどこにあるのか?
ここからは、開発部所内で、本日、実際に話し合われた内容で、個人的に感じた問題だが、
まず、開発部所内の役職者が集まり、社内インセンティブについて、方向性を議論していた。
構成は、会社の上層部の役員と、各部者のマネージャーである。
僕はマネージャーの立場で、参加していたのだが、この場は上層部役員の、独壇場であった。
やはり、あやふやなルール提示があり、結果しめてみると、メンバーからの不満が出そうな内容だったので、議論しようと思い、意見したところ、
「今現在、インセンティブが取れている部員がいないので、緩めたルールで、閉めるときに、役職者で、会議を開き、議論したのでいい」
の一点張りだった。
インセンティブは、そもそも必要か?
明確なルールが無いのであれば、開発者は、何を目指して、頑張ればいいか、分からないと思うので、この点は、確実にしておきたいと思ったのだが、
おこづかいのようなインセンティブなら、無い方がましである。
どうせなら、ミニ宝くじぐらいの、旨味があるのならいざ知らず、数千円程度なら、きっと、事務局の手間が増えるだけで、不満だらけになるだろう。
本当に欲しいインセンティブ
実際にメンバーに話を聞いたわけではないが、開発員は、自分の作ったもので、報われたいに違いない。
それで、報酬が入るのであれば、やぶさかではないが、まずは、金ではなく、やりがいなのだ。
上層部は、これを理解しないと、後でとんでもない目にあうだろう。
僕の提案
インセンティブの話が終わり、その他の議論の際に、今、会社の次の商品の話になり、トップも含め、上層部役員連中は、アイデアはあるが、確信が持てない、ふんわりとした、開発ロードマップを話し始めた。
今現在は、webページにおける、シングルアプリを主体として、
Adやデータレポートを主力にしているが、今後は、クロスマーケティングとして、SNS、メール、アプリ、ビーコン、ポータル、など、IT関連媒体との連携をいかに簡易にするかという、展望を話し始めた。
大体は、納得でき、僕の意見は、アプリ事業の拡大だった。
自社でのアプリ実績がほぼ無い現在では、他社から、かなり出遅れている傾向があり、開発工数の少ないアイデアレベルのアプリを近いうちに数出して、
自社商材とのクロス設計を試みる方が、確率論と、スピードで、優位に立つことができるのではないか?
また、アプリは、まだまだ世の中的にも主力が続くので、ここで柱を作る努力をしておいたほうがいい。
役員の意外な反応
これに対して、基本、否定的な役員の意見は、
「自社商品としては、アプリ展望は、うちらしくない。」
との事。
まあ、予想していたが、正直、この会社の上限値が見えた気がした。
予想外の出来事
その会議は、そのまま終わり、一時間後に、次の会議があった。
その会議も、例の役員と、僕は、出席していて、社内で売上の立っていない、アプリ事業部のミーティングであった。
前半、報告が終わり、後半に、その役員から信じられない言葉が出た。
「アプリで、工数のかからないモノを、どんどん作っていきたい」
さすがにビビった!
さっき、僕が力説した事を、僕の目の前で、自分のアイデアかのように言い放つなんて、ビックリして、しばらく、見つめてたと思う。
社員の考え
会議の終わりに、どーでもよくなって、この会社で、アプリの知恵を吸い取られる前に、自分で会社でも立ち上げようと、心に誓ったのであった。
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