会社では誰かが悪者にならなければならない。
社会人1年目で、先輩社員に言われたことを思い出しました。
ワンマン会社はだいたい同じ光景
その会社は社長のワンマン会社で、全ての決定を社長が行っていました。
ゲーム開発の会社だったのだが、定年近くの社長に対して、開発員はみんな20代ばかりと、ジェネレーションギャップが半端なかった。
とにかく、日中はとても静かな職場でみんな黙々と開発に打ち込んでいたんだが、
社長が帰宅した後、会社内は、パーティのようになる。
既婚者が一人もいなかったせいか、みんな、晩飯を買ってきて食べながら、とにかく会社と社長の悪口を言っていた。
とにかく、社長が嫌われていた会社だったのだ。
そして、先輩が、そんな社員の面倒を見ながら、悪者が社長のおかげで、従業員の輪ができている。
と言ったのが、10年以上たって、経営陣の役職になっても、未だに頭に残っている。
無能役員と言われている会社もあった
本当に、社長が悪者で、あの時の会社はうまくいっていたのか?
未だに答えは出ないが、転職した先で、上場会社だったが、そこでは、役員が全般嫌われていた。
従業員はみんな影で悪口を言っていた。
それで会社がうまく回るのであれば、経営陣は嫌われてナンボという価値観でいいが、
嫌われず、うまくやっていく方向はないものかと考えてみた。
答えは格差にあるのでは?
従業員は、とにかく、給料の安さを盾にとり、転職でいかに高給を狙えるかをみんな競い合っていた。
結局カネだと言うのなら、嫌われ損である。
開発員はとにかく、こういうタイプが多い。
僕もその口だったので、よく分かる。
給料の上限値はどの辺で、自分は会社で何番目の従業員で、その上限値に対してどのくらいの評価をしてくれるのか?
評価してくれなければ、その会社にはいる意味が無い・・・と考えていた。
もちろん、そういう考えは、一従業員のしがない希望なだけなので、会社ってそんなに簡単には行かないものである。
格差の無い会社などあるのか?
社長が従業員と格差のない会社は、今まで見たことがないので分からないが、
社長と従業員の年が近く、争いごとが無い会社であればあり得るのかな?
でも、個人的には、仕事として、モノを作っているということにおいて、衝突しない現場はあり得ないし、
衝突する事がいい製作物を生むことも、事実なのである。
ブレストがあり、信頼感のある職場が理想
いがみ合わないが、衝突し合えている職場を目指せば、そこにはゴールがあるのかもしれない。
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