WEBエンジニアにとって、サーバーの仮想環境というのは、当たり前で且つ、必須な領域になってるようです。
サーバーにおいて、モジュールの脆弱性が次々と見つかり、カーネルも含めて2014年はアップデートのオンパレードでした。
こんな中、PHPもバージョンが一気に7まで上がるという恐怖もあり、今後の開発環境は、サーバーや人に頼っててはいけないと思い、一念発起をして、ローカル環境で、柔軟かつ本番安定的な環境を構築するために、vagrantを導入する事にした。
環境の前提
クライアント端末:Mac OS X (yosemite)
初期インストール
Virtual Box
https://www.virtualbox.org/
とりあえず、最新版をDLしてインストール
Vagrant
https://docs.vagrantup.com/v2/
こちらも、DLしてインストールするだけです。
vagrant初期設定
Vagrantはboxというインスタンスが1つのOSで扱われます。
基本のboxダウンロードは以下のURLで行えるので、参照してください。
また、自分でカスタマイズしたboxも新たなインスタンスとして
扱えて、他の人にも配布できるようになるのですが、今回は基本インストールまで行います。
http://www.vagrantbox.es/
boxのダウンロード
# CentOS6.5のダウンロード
# vagrant box add [name] [url]
$ vagrant box add centos65 https://github.com/2creatives/vagrant-centos/releases/download/v6.5.3/centos65-x86_64-20140116.box
# ダウンロードされたboxの一覧を表示する
$ vagrant box list
# 削除してみる。(しなくてもいいけど)
$ vagrant box remove
仮想環境の初期化からの起動
# 環境用にディレクトリの作成
$ mkdir VM_centos65
$ cd VM_centos65
# 初期化
$ vagrant init centos65
# 起動
$ vagrant up
仮想環境内の作業
# 仮想環境にログイン
$ vagrant ssh
# ログアウトする時(しなくていいです)
$ exit
# httpdのインストール
vagrant ssh $ sudo yum -y install httpd
vagrant ssh $ sudo chkconfig httpd on
# macとhttpdのrootディレクトリの共有
vagrant ssh $ mv /var/www/http /var/www/http.bak
vagrant ssh $ ln -sfn /vagrant /var/www/http
macから仮想環境にブラウザでアクセスする
$ vi Vagrantfile
//下記行のコメントを削除する
# config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"
config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"
//仮想OSの側から、共有ディレクトリの書き込みを許可するモードに変更する
//※以下の行を追加する
config.vm.synced_folder ".", "/vagrant", mount_options: ['dmode=777','fmode=755']
//上記だとPHPでファイルの上書きが出来ないので以下に変更(解決方法あるのか?)
config.vm.synced_folder ".", "/vagrant", mount_options: ['dmode=777','fmode=777']
http://192.168.33.10/
これでアクセスできるようになるので、初めに作成した「VM_centos65」フォルダに
「index.html」を作成すると、表示されるはず。
開発環境のススメ
hostsを書き換えて、ドメインの設定をしてもいいし、
実サーバーの環境とモジュールバージョンを合わせておくことも重要です。
MAMPでの開発環境もいいですが、是非vagrantとvirtualboxでのテッパン環境を構築しよう。
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