その昔、ゲーム会社で給料を貰うのは、有難いと思っていたが、何時からか、その額が少ないと思い始めた。
一緒に働いている同僚と、技術の話をして、他者の給与の話でうらやましいと思って、自分とは縁遠い話と思っていたが、
会社の経営層の考え方が違うと思い始めて転職を決めた時から、転職したら給料を人並みに上げてやろうと考え始めた。
後悔のない転職は博打と変わらない
転職用にとポートフォリオを作成し、たくさんの会社に書類を送り、行けるだけ面談をして、一握りの会社から内定を貰ったが、
なんだか釈然としなかった。
少しは給料が上がったが、ガツンと上がりはしなかったからだ。
今か思うと、大して実力も無いのに、頑張ってたなと思う。
人生の方向転換
転職先で、触ったこともないサーバーに触れる機会があり、いじっていたら、周りの人より詳しくなったので、
社内システムの担当になり、社内システムをwebで作ってあげたら、webエンジニアとして、スキルが付いていた。
さらに転職した会社で、重宝がられて、役員になったが、未だに釈然としないのは、自分がやりたいと思うことは何一つできていないからだと思った。
給料が報酬と感じたのは社内全体の給料が見えてから
インセンティブなんて、営業のお小遣いという認識しか無かったが、自分が若い頃にそういうニンジンをぶら下げられていたら、やる気が出ただろうか?
インセンティブの額を時給で換算したのではないか?
他に貰っている人の額と比較をして、経営層への不満を募らせてたのではないだろうか?
今時の若者
古い言葉で新人類と言われた世代が今や30代。
ビジネスマンとしては、若手だったり、中堅だったりするが、僕の部下は、まだまだ物足りない感じがする年代だ。
そんな彼らに、会社から、インセンティブ制度が出来たと伝えたところ、
反応は鈍く、こっそり飲みに行って話を聞いたところ、
面倒くさい。
あまり関心がない。
大した額ではないので、どーでもいい。
という反応。
納得できるがそれでいいのか?
20代、30代の若手には、小銭でもいいので、一喜一憂して、それでも頑張って欲しいのだが、こちらのそうした思いは、伝わらないことが、改めて分かった。
世代が違うのではなく、経営側と雇用側では、意識が違うと感じた。
永遠に交わらないだろう。
僕もそうだったように。彼らも考えが大人になっていく事で、分かることも多いだろう。
成長しても、永遠に交わらないが、自分のエゴの為に、突き進もうと、考えて、納得が出来た。
一番印象に残った言葉
一番の若手が、「大した額なら、貰わないほうがマシ」と言うような発言をしていて、多く報酬をもらえる事だけが、モチベーションではない事に、気がついた。
一体どうすれば、モチベーションを上げられるのか悩んだのだが、
人が、コントロール出来ない事も理解しないといけないと思う。
それでも、マネジメントは、心理学者のようにならないといけないのか、分からない。
一つだけ言えるのは、気の合う仲間達との、仕事や遊びは、モチベーション上がる事は間違いない。
という事は、仕事やルールよりも、身の入った関係性が重要と気がついた。
関係性というあやふやな物は、小さな歪みでも簡単に崩れることも、よく分かった。
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