綺麗なコーディングは間違った概念

2015年3月25日

プログラミング 学習

学生時代からプログラムを書いていた人のコーディングは、とても綺麗で読みやすい場合が多いです。 どうやら、最近は、小学生でもプログラミングをする強者が多いらしいので、現役社会人の人も負けてられませんね。

プログラマー気質

プログラマーの多くは、一番最初に就いた開発現場で作り上げられる場合が多く、先輩から色々なコーディングルールを叩き込まれたことを、かなりの年月に渡って、自分のルールとする傾向があります。 これは、とても良い傾向で、プログラマーとしても、成功するいいパターンだと思います。 ただし、逆に、悪い事も同時に吸収している事も少なからずあり、本人がなかなか、そこを改善できない場面もあります。 何が良くて何が悪いかは、その時の管理者、上司によってマチマチですが、プログラマーという職種では、「コーディングがいかに綺麗かどうか」という点が、重視される傾向にあります。

コーディングのルールは人それぞれ

コメント

ダントツで良く言われているのが、「コメントの書き方」で、後で引き継いだ人が、読んで理解できるかが、ここでのポイントになる場合が多く、理解できない場合は、コーディングスキル全般を疑われるケースも少なくありません。

ネスト

if文の内部でさらに分岐をするケースなどで、多重にif文を入れ込んでいると、彼らの中では、綺麗なコードではないという価値観だそうです。 わざわざこのために、関数を都度、作成する事も、多々有るそうです。

命名規則

一時変数から、グローバル変数、関数名、定数名など、分かりやすい名前を付けるのが良いとされているが、一貫性のあるものの方が個人的にはオススメだ。

アルゴリズムはただのセンス

いろんな人が、どういうプログラムの書き方が良いか、出版されているモノも多いが、小さいものから、大きいものまで、打ち込んだプログラムは、何かしらのアルゴリズムで成り立っているはずである。 絵描きのセンスと同じで、そのアルゴリズムこそが、その人のセンスかだということを分かってもらいたい。 とかく、プログラムは、結果を求める過程な為に、途中過程はあまり評価されず、非エンジニアの人は、「プログラムは、誰が書いても、同じコードになる」と思っている人が、余りにも多い事にも驚かされる。 ものすごく小さなプログラムでも、本人のセンスがかなり出るので、プログラマーは、上級になればなるほど、そういった点は見逃さない。

プログラマーの美的センス

ただ、残念なことに、プログラマーは、デザインにおけるセンスが欠けている人が多く、彼らのコーディングは、テキストビューとして、いかに綺麗に書けるかとか、関数の根本的な使い方と違うので、ダメ、などという価値観で、枠からはみ出すことを認められない人が圧倒的に多いです。 会社で僕がオススメしている事は、上質プログラマーを目指したければ、「プログラム以外の得意分野を持て」という点です。 仮にそれが、一つだけであっても、プログラム以外の枠から見ることが出来るだけで、とてもセンスのいいモノが出来上がる。 ここでいうセンスというのは、見た目や、アルゴリズムにではなく、結果を出すプログラムの作品としての価値観のことです。 難しいかもしれませんが、価値観とは、その人の想いがどれだけ入っているかという点なので、僕はこの点を重視したい。

具体的なセンスの求め方

それは、結果として、ユーザーが使いやすいという点と、運用における、拡張性の見込みのセンスだと思ってます。 想定している事象が、先の開発で活きてくるほどセンスのあるプログラムということです。 後から困るよりも、自分自身も、後で楽になるという事ですね。 人も自分もハッピーになれる。 こんな素敵な事があるでしょうか?

最後に一言

時間がないから、取り敢えずという開発をするぐらいなら、自分の時間を削って、その時考えられる最大限のモノを作れ! 後から誰が得をするか考えれば、いつ苦労するかという事だけの問題である。 綺麗なコーディングとは、その想いのこもったモノを言うんだと思います。

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