決して、数字の答えを求めてるのではなく、答えの導き方のロジックを聞いているのである。
フェルミ推定と言い、GoogleやMicrosoftが面接試験で使った事で有名である。
For example
東京都内にマンホールは何個あるか?
東京都の人口を2000万人とします。
東京都では、1世帯あたりの人数を平均2人とします。
上下水道普及率は100%とします。
私の住んでいる社宅には約50世帯が入居していますが、近所でマンホールは1つしか見ないので、50世帯あたり1個のマンホールがあるとします。
東京都の世帯数は、2000万/2 = 1000万世帯。
東京都のマンホール数は、1000万/50世帯 = 20万。
よって、東京都のマンホール数は20万程度と推定されます。
世界中で蟻は何匹いるか?
イギリスの昆虫学者C・B・ウイリアムズが、
ある瞬間に地球上に生存する昆虫の個体数は10の18乗(100京)匹だと推定したことがある。
控えめに見積もっても、このうち1パーセントはアリで、それらの個体数は1京(1満兆)という計算になる。
アメリカのシカゴに何人のピアノ調律師がいるか?
シカゴの人口は300万人とする
シカゴでは、1世帯あたりの人数が平均3人程度とする
10世帯に1台の割合でピアノを保有している世帯があるとする
ピアノ1台の調律は平均して1年に1回行うとする
調律師が1日に調律するピアノの台数は3つとする
週休二日とし、調律師は年間に約250日働くとする
そして、これらの仮定を元に次のように推論する。
シカゴの世帯数は、(300万/3)=100万世帯程度
シカゴでのピアノの総数は、(100万/10)=10万台程度
ピアノの調律は、年間に10万件程度行われる
それに対し、(1人の)ピアノの調律師は1年間に250×3=750台程度を調律する
よって調律師の人数は10万/750=130人程度と推定される
と言う具合。
物事の本筋を見極める能力
この問いは、性格な正解値を求めているわけではなく、いかに理論的な考え方ができるかということがポイントとなる。
大きな数字は、ベースの数となり、規模感が見合っているかが重要であり、ここで大きく見誤ると全ての値がぶれてくるが、世の中で公表されている数値を持ってくるのが一般的である。
是非以下のWEBページを見て、ベース数字を頭に入れておきたいものだ。
http://gasser.blog114.fc2.com/blog-entry-482.html
自分なりの答えを出して見る事をオススメする。
とにかく、正解を言える人はいないのである。全ては推定値です。
頭でシミュレーションできるかって事ですね。
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