自宅サーバーをQNAPで簡単構築

2024年7月19日

サーバー

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eyecatch 以前の会社の経費を使い倒せ祭りの時に購入したローカル環境でのバックアップ用NASのQNAPを色々といじっていたら、まあまあすごいサーバーシステムだったことが分かったので、 どんな事ができるかという深堀りと、ローカルサーバーの役割などについてブログに書いておきたいと思います。

QNAPってどんなNAS ??

HDD2台構成 HDD4台構成 HDD 8台構成 上記のように、HDDをたくさん積み込んで、デカボリュームの大容量ストレージを持てるのがNASの特徴ですが、別にHDD1台でもネットに繋いで、自分のパソコンからそこのストレージが使えるようにすれば、それはNASの機能を果たしていることになります。 でも、容量が多くないと意味がないので、通常のNASはたくさんのHDDが積み込めるようになっています。 QNAPは、独自OS(Linuxの焼き直し)で動くNAS構造で、2024年のバージョンだと、Dockerコンテナが内部で起動させることができて、色々な用意されているアプリに加えて、サードパーティの機能も導入することが可能なんですね。 Dockerがわからない人は、下のリンクを見てみてください。 Docker入門(第一回)~Dockerとは何か、何が良いのか~ 見ても良くわからないかもしれませんが、要するにサーバーINサーバーの構造で、複雑なサーバー構造を独自でセットせずに、コンテナという仮想技術に封じ込めた機能入りサーバーを手軽に取り込むことが可能になるのがDockerです。 QNAPは、これを使って、内部にサーバーシステムをいくつも持つことができるというスグレモノなんですね。 もちろん、アプリのインストールもできるので、初心者の人でも手軽に扱うことができるようになっています。 これを利用して、ローカル環境(自宅環境内)にバックアップストレージと、他にも色々な機能を持つことができます。

ローカルサーバーの役割についての持論

ローカル環境にいったいどんな機能を持つといいのかというのを、リストアップしてみます。

1. Gitリポジトリサーバー

Github使えばいいじゃない・・・ という場合、有料で使う覚悟があれば、それで十分なんですが、サブスク使わない人種のユゲタとしては、自宅にNASがあれば、それを使うことをモットーにこれまで玄箱から、RaspberryPiと、数々の自宅NASに自作Gitリポジトリを構築してきました。 それがこのQNAPは、GOGSという、軽量のGitリポジトリサービスをインストールできるので、今回はこれを導入してリポジトリ管理を行いたいと思います。 ちなみに、これを使うと、チームGit管理、Wiki、SSHの鍵管理、hooks起動、などのgithubで便利とされている機能などもほぼ使えるので、膨大なユーザーのforkなどの活用ができないというぐらいのデメリットと考えてもさしつかえないでしょう。

2. Webサーバー

基本的にQNAPでは、独自ドメインによるSSL(TLS)にも対応した公開サーバーを立ち上げることができますが、 「仮想ホスト」という機能を使うと、マルチドメインのアクセスと、それに該当するSSL(TLS)も登録できるようになるので本番サーバーのステージング(公開前のテストを行う環境)環境と同時に本番バックアップもできるようになります。 ユーザー管理を使って、外部のクライアントに対して、個別にアカウントを発行して、アプリやWebサービス毎に管理を行うことも可能なんですね。 ホームページ制作などの仕事がはかどること間違いなし!

3. 各種のバックアップを自動化

当たり前ですが、NASは常時電源つけっぱなしのパソコンでもあるので、その中で自由に処理ができて、CRONの様なタイミングに応じた処理が実行できるのであれば、特定時の処理起動が可能です。 ホームページ制作をして、色々な会社さんのホームページデータを預かる仕事をしている身としては、それらのバックアップを滞りなく取れていないと、夜も安心して眠れません。 上記の仮想ホストを使ったWebサーバーと組み合わせて、バックアップ件、ミラーリングサイトを立ち上げておくこともできるので、本番サーバーがトラブルなどによる公開不可状態の場合に、DNS切り替えで立ち上げることができる、サブサーバーとして使うこともできますね。 あとは、LAN内であれば、作業PCのバックアップなどにも使って、もしもの自体に備えておくことも、パソコンを使って仕事をする人のエチケットでもあるかもしれませんね。

あとがき

他にももっと色々な用途がQNAPサーバーを使って作り上げることができると思います。 例えば、IoTの製品と紐づけて部屋のエアコン管理や、 玄関に仕込んでいる防犯カメラの録画データの保存用ストレージ件、画像解析による不審人物判定して、メール送信をしたり、 Amazonなどの配達で、宅配ボックスを備えている家などでは、その開け閉めログデータや、周辺カメラデータなども格納できますね。 試していないですが、DockerコンテナでAI系の画像解析を入れると、不審人物特定だったり、飼っているペットのアルバム作り的な作業に役立てるかもしれません。 このNASを使ったアイデアハッカソンなどをやってもおもしろいかもしれないけど、実運用をして経験値を積むのも重要と考えた今日のブログでした。

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