音楽と記憶のタイムマシン

2024年7月3日

学習

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eyecatch CDやレコードが売れないって嘆いている音楽業界は、インターネットに取り残されている業界真っ只中なのかもしれませんね。 そんな中、SpotifyYahooMisicというインターネット音楽サイトが好調なのは、モノでコレクションするのではなく、ネットでデジタル化してミニマリストを加速しているからじゃないですかね? そもそも、無料で最新曲が聞けるって、CDを買わないと行けなかった時代を考えるとそりゃあそっちのほうがいいでしょう。 でも、ユゲタは、あまり音楽を聞きません。 聞くのはもっぱらラジオや、映画をつけっぱなしにして聞き流しています。 仕事をしながら聞くとあんまり記憶に残っていないんですけどねwww でも、テレビCMで聞く音楽は、なんとなく頭の中に残っているんですが、新しい楽曲の場合、誰のなんていう曲なのか全くわかりません。 しかし、子供の頃や学生時代に必死になって聞いていた音楽は、ラジオやテレビで流れたイントロだけで、判別できます。 何だか、音楽って不思議ですよね。 懐かしい音楽を聞いた時に、その当時の記憶が色々と蘇ってきます。 これって、タイムマシンなんじゃないかな?という妄想をブログに書いてみたいと思います。

記憶の神殿

人の記憶は、5感と関連して短期記憶から長期記憶に置き換わるという話は、聞いたことがある人も多いでしょう。 ただ単に目に写ったものを視覚による記憶とすると、そんな記憶はすぐに忘れてしまいます。 でも、インパクトの強い映像を見た場合は、脳が強烈に記憶をするというのも分かります。 音楽も、昔好きだった曲、よくカラオケで唄った曲、CMで何度も聞いた曲というそれぞれのケースで長期記憶に深く入り込むというのも何となく分かりますよね。 記憶術という、膨大な量の何かを瞬時に記憶に蓄える技術のテクニックが色々なところで紹介されています。 記憶の神殿という言葉を聞いたことがありますか? 頭の中に色々な神殿というか部屋のようなハコを作って、そこにジャンル分けした記憶を入れていくというイメージなのだそうです。 右手の部屋には、好きなモノ、 左手の部屋には、嫌いなモノ、 そして、記憶を思い出す時に、好きなものの部屋に入ると、そこに入っているモノが見渡せるという仕組みのようです。 ちなみに、記憶の神殿は奥深いテクニックがたくさんあるので、興味がある人は調べてみると良いと思います。

音楽と記憶のメカニズム

少しまじめに調べてみました。

脳の活性化

音楽を聴くと脳の複数の領域が活性化される。 特に聴覚皮質、前頭前皮質、海馬、扁桃体などが関与する。

海馬の役割

海馬は記憶の形成と統合に重要。 音楽が感情を引き起こすことで、海馬が活性化され、記憶の定着が促進される。

感情と記憶

音楽は強い感情を引き起こすことが多く、感情が関与する記憶は強固に保存されやすい。 アミグダラが感情反応を調整し、記憶の強化に寄与する。

シナプスの可塑性

音楽を通じた繰り返しの刺激はシナプスの強化(長期増強)を促進し、記憶の定着に寄与する。

音楽とエピソード記憶

特定の曲が過去の出来事や経験と結びつきやすく、音楽を聴くことでその時の記憶が鮮明に蘇ることがある。

記憶の引き金

音楽は特定の記憶を引き出すトリガーとなることが多い。 例えば、青春時代に聴いた曲がその時期の出来事を思い出させる。

学習と記憶の支援

バックグラウンドミュージックが集中力を高め、学習効率を向上させることがある。 また、音楽を使ったリズミックなパターンやメロディーは、情報の覚えやすさを向上させる。

認知症と音楽療法

認知症患者に対する音楽療法は、記憶を引き出し、認知機能を改善する効果があるとされる。 音楽が過去の記憶を刺激し、情緒的な安定をもたらす。

長期記憶と音楽

音楽を繰り返し聴くことで、長期記憶に定着しやすくなる。 歌詞やメロディーは、リズムや反復によって記憶に残りやすい。

神経伝達物質の影響

音楽を聴くことでドーパミンやオキシトシンなどの神経伝達物質が分泌され、快感や安心感が記憶の強化に寄与する。

タイムマシンは実在する?!

年齢を重ねてくると、昔のことを思い出すと、楽しかったことも苦しかったことも、懐かしいという感覚に変わってきます。 そして、その当時聞いていた音楽を思い起こすと、より深いエピソードが蘇ってくるので、まさに、音楽はタイムマシンの加速装置であるとも考えられます。 小学校2年生の夏によく見ていたテレビ番組の主題歌を思い出すと、そのその番組だけじゃなく、 日曜日にやっていたその番組を見終わったら、次の日は月曜日ですこしゲンナリしたな〜という感情記憶まで蘇ってきました。 記憶によって、その場に自分がいるような体感ができるって、まさにタイムマシン! そう考えると、日々色々なその次代に応じた音楽を聞いておくことは、将来に向けて自分の懐かしい記憶を呼び起こす事に役立つのかもしれませんね。 実際に認知治療で音楽を聞いてもらって記憶を呼び起こすような実験を行っている研究員もいるという話を聞きました。 もしかしたら、タイムマシンって、相対性理論ではなく、音楽から作られていくのかもしれませんね。 もちろん、バーチャルタイムマシンですが・・・

あとがき

息子が大学の音楽選考で色々な音楽心理学的なモノを学んでいるという話を聞き、今回のブログを書いてみました。 自分でも論文を書きたいと思っているとの話で非常に有意義なことだと思って応援しています。 自分も、懐メロばかり聞いて、懐古に浸っている場合ではなく、最近の音楽なんかももっと聞かないといけないな〜と思って、Spotifyをスマホにインストールしてしまいましたよ。 それでも、AmazonMusicで、1980年代の音楽なんかを見つけると、ついついクリックしちゃうんですよね。

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