[QNAP] GOGSインストール手順

2024年7月22日

サーバー テクノロジー

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eyecatch NASを便利に使うために、昨日はQNAPが便利だという話をしたと思うが、今回はGITリポジトリサーバーを構築する手順を備忘録しておきます。 この備忘録は、将来現在使っているQNAP-NASが故障して、新しいものに交換した場合や、新機種が出て再構築する時に自分で見直すためのもので、 他の人に便利に利用してもらおうなんて、これっぽちも考えていない事をご理解ください。 (ウソです、QNAP使っている人はバンバンコピペしてこすり倒してください)

前提条件条件

今回使用するQNAPの機種は「TS-464」でHDD4枚構成のもの(2枚RAIDのものでも大丈夫だと思う) HDD(ストレージ)は10TB x4 + M.2-SSD 4TB x2というなんとも贅沢な容量を搭載している。 もちろん、Raid5 + 定期バックアップ・スナップショットを構築しているので、機器トラブルでもある程度は問題なし(と思われる) GITリポジトリサーバ―にするためには、ストレージの容量は大容量が必須なので、コストの許す限り大容量にしておいたほうがいいですからね。 OS(QTS)のバージョンは、2024年7月の辞典の最新バージョンです。

構築作業手順

1. Container Statinを立ち上げて、「アプリケーションタブ」に移動

2. 次のコードをコピペ

version: '3' services: gogs: image: gogs/gogs:latest ports: - "3000:3000" - "50022:22" volumes: - ./data:/data depends_on: - db restart: always db: image: mariadb:10 restart: always environment: - MYSQL_ROOT_PASSWORD=*パスワードを入力 - MYSQL_DATABASE=gogs - MYSQL_USER=gogs - MYSQL_PASSWORD=*パスワードを入力 volumes: - ./db/:/var/lib/mysql networks: app_net: driver: bridge ipam: driver: default config: - subnet: 192.168.1.0/24 「パスワードを入力」箇所は、自分でログインする用のパスワードを入力しておきましょう。 データベースはMariaDBを同時に起動するようにしています。

3. webブラウザでアクセス

http://※QNAPのIPアドレス:3000/
Gogsのインストール設定の変更点は、次とおりです。 データベースの種類 : Mysql ホスト : db:3306 パスワード : ※パスワード入力 ドメイン : ※QNAPのアドレス(IPやドメイン) SSHポート : 50022 アプリケーションのURL : http://※QNAPのアドレス(IPやドメイン):3000 URLのhttpは適宜httpsに置き換えてください。 上記の設定で登録できますが、「管理者アカウント」をセットしておくと、この後サクサク作業が進められます。 「Gogsをインストール」ボタンを押してエラーが出なければ、そのままログイン画面に遷移します。 ※問題が出る場合は自力で直すしかありません・・・

設定変更

ローカルパソコンから、SSHを使ってQNAPにログインして、次のコマンドで、設定ファイルを直接編集できます。 vi /share/Container/container-station-data/application/gogs/data/gogs/conf/app.ini 中は次のように書かれています。 BRAND_NAME = Gogs RUN_USER = git RUN_MODE = prod [database] TYPE = mysql HOST = db:3306 NAME = gogs SCHEMA = public USER = gogs PASSWORD = パスワード SSL_MODE = disable PATH = /app/gogs/data/gogs.db [repository] ROOT = /data/git/gogs-repositories DEFAULT_BRANCH = master [server] DOMAIN = ドメイン HTTP_PORT = 3000 EXTERNAL_URL = http://ドメイン:3000/ DISABLE_SSH = false SSH_PORT = 50022 START_SSH_SERVER = false OFFLINE_MODE = true [email] ENABLED = false [auth] REQUIRE_EMAIL_CONFIRMATION = false DISABLE_REGISTRATION = true ENABLE_REGISTRATION_CAPTCHA = false REQUIRE_SIGNIN_VIEW = true [user] ENABLE_EMAIL_NOTIFICATION = false [picture] DISABLE_GRAVATAR = true ENABLE_FEDERATED_AVATAR = false [session] PROVIDER = file [log] MODE = file LEVEL = Info ROOT_PATH = /app/gogs/log [security] INSTALL_LOCK = true SECRET_KEY = セキュリティキー(自動で登録されます) 内容については細かく説明しませんが、DEFAULT_BRANCHはmastermainにしておいたほうがよさそうです。

あとがき

仕事でGithubにprivate登録してあるリポジトリなどが、数十個あるのと、以前使っていたGitリポジトリサーバーに数百個のリポジトリデータが存在するので、それらを一括管理して、組織などでグルーピングして管理しようと思います。 wikiや共同開発、ホック機能なども使えるので、オートデプロイなども設定できるはずなので、仕事で便利に使えそうですね。 しかも、セキュリティは結構安心感があります。(QNAPがハッキングされない限り) さて、リポジトリのお引越しに膨大な時間がかかる事が想定されるので、ブログ書いてる場合じゃないってことで、今回の備忘録はここまで。 あ、ちなみに、QNAPで使えるGITリポジトリサーバーは、「GOGS」以外にも「GITEA」というのもあるので、好みに合わせてインストールするといいでしょう。

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