※このブログには、ネタバレがあるので、まだこの映画を見ていない人で、結末を知りたくない人は見ないでください。
自分、夜に寝付きが悪い時には映画を観てしまう悪いクセがあります。
この間、何気なくタイトルがバカっぽくて気になったので、見てみたら、結構アタリだったので、ブログにレビューしてみたいと思います。
最初に言っておきますが、この映画、グロいです。
スプラッタ系が苦手な人は見ないほうがいいかもですね。
あらすじ
コロンビアのボゴタにあるベルコ(Belko)・インダストリーズという会社にいつものように出社する従業員80名。
普段の会社なのだが、いきなり入口や全ての窓が鉄格子で塞がれて外に出られなくなってしまう。
そして、その直後に館内放送が入り、「30分以内に同僚を2人殺せ」との事。
その後、「1時間以内に30人を殺害しないと、60人を殺す」など、意味のわからない殺し合いを行わせる命令が発せられる。
従業員は、この会社の入社時に体内(首の後ろあたり)に、健康チェックのためという名目で意味不明な装置を埋め込まれていて、
どうやらそれが、盗聴もできる発振器と爆弾になっており、館内放送の声の主がいつでもそれを個別に爆破できるという、運命を握られた設定になっている。
主人公は、ナイフで自分の首元を切って取り出そうとするが、深すぎて取り出せず・・・
結果、会社内で、殺し合いが勃発する。
タイムリミットの切迫感と、自分が死にたくないから殺し合いをするカオスな状況へと陥ってしまう。
スタッフ・キャスト
原題:The Belko Experiment
監督 | グレッグ・マクリーン |
制作 | ピーター・サフラン |
製作・脚本 | ジェームズ・ガン |
マイク | ジョン・ギャラガー・Jr |
バリー | トニー・ゴールドウィン |
リアンドラ | アドリア・アルホナ |
ウェンデル | ジョン・C・マッギンレー |
パド | マイケル・ルーカー |
レビュー
★★★★☆
とにかく題名からチープ感出まくりなんだけど、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・シリーズの監督が脚本をやったり、「10 クローバーフィールド・レーン」の主演男優が出ていたり、
B級ぽいけど、安っぽい映画ではないので、個人的には面白かったです。
この映画の殺し合いを行わせる理由が一切触れられておらず、声の主が、「実験」という言葉のみで告げられているんだけど、従業員をほぼ殺害するメリットが上層部にあるって意味がわからないんだけど・・・
恐らくは単にあり得ない殺し合いをさせるという、安易なアイデアを膨らませた先のストーリーなのかもしれないけど、
映画の最終カットで、この建物以外の恐らくベルコ社の建物と思われる場所の監視カメラ映像が多数表示されて、世界各国の視点で同じ実験が行われていたと思わせるシーンが写った時に、
たぶん、続編が作られるんだろうな・・・と想像させられてしまいます。
次回作で色々な辻褄合わせが行われるのかもしれないが、この実験は、人同士の殺し合う心理実験なのか、会社として生存確率の高い従業員を選抜するためのトーナメントなのか、あるいは殺し合いを楽しむ富裕層の娯楽エンタメなのか・・・
色々と想像することはできますが、このどれもいい意味で裏切って納得感のある設定を期待してしまいますね。
とにかく、胸糞悪いシーンが続くけど見ごたえのある映画であることは、他のレビューページを見てもみんな同じ様な意見を言っているので、間違いないと思うよ。
死体から爆弾を取り出して、最後のシーンにつなげるというアイデアは、この手の圧倒的不利な状況からの脱却としてはいいシチュエーションでした。
決して人が残忍に死ぬところが面白いというわけではなく、展開は想像を裏切りつつ、胸糞悪さを払拭してくれるアイデア展開がおもしろいと感じる映画だったな〜と思ってこの日は眠りにつきました。
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