教える人と教わる人の必要スキルについて考えた話

2024年7月17日

学習

t f B! P L
eyecatch とある学生さんとお話をしている時に、色々と悩んでいる事を聞いた話なんですが、 先生がパワハラ体質で口が悪く、当初目的にしていた学業が今はモチベーションが保てないのだそうです。 せっかく勉強できる学校に入れたのに、卒業するまでの課題を1つクリアすれば、卒業できるレベルで、 課題を5つクリアできれば、教員資格が得られるレベルになるらしいが、課題を1つクリアすれば良いかも・・・という思考に陥っているらしい。 なんとももったいないという気持ちと、その先生は何やってんだろう?という知らない人に対しての憤りを感じてしまった。

教え方が上手い人と下手な人

ジブンもこれまで会社組織内のエンジニア教育から、PodcastのラジオコンテンツでのITエンジニアリング講義や、セミナーでの講演、初心者エンジニアの人達のメンター、企業コンサルティングなどを通じて、 色々な場面で何かを教えるという事を、仕事でも趣味でもやってきました。 教える人の質という事を考えた時期がありました。

過去の先生達の記憶

学生時代にキャラの強い先生しか頭に残っていません。 でも一人だけ、中学校の必須科目での選択授業の時に数学クラブというのに入っていた時に、教えてくれていた、おじいちゃん先生だった大野先生のおかげで数学が苦手ではなくなったという記憶があります。 当時あまりメジャーではなかった、インド式九九として、3桁の掛け算の理論解説をしてもらったり、AMラジオの電波周波数は、数値を全て足すと9になるという9の倍数の理論解説をしてくれたりと、 なんだかとても記憶に残っている授業をしてもらったのを30年以上経過した今でも覚えています。

学生時代のジブンは勉強が嫌いだった

勉強が好きという子供はそれ相応の理由があり、強要される勉強を好きになる子供はまずいないんじゃないかな〜と思ってるんですよね。 もしかしたら、趣味嗜好が勉学という子供もいるのかもしれませんが、当時のジブンはファミコンやスポーツなどの方が格段に面白かったので、とにかく勉強は二の次でしたね。

先生の教え方の上手い人と下手な人

仮に1対1で教えるスタイルの場合は、相手のモチベーションを上げる事ができるのが教えるのが上手いテクニックと考えていいんじゃないでしょうか? やる気のない生徒に一生懸命教えるのって、先生にとって苦痛ですが、主導権は教える側にあるはずなので、この教員テクニックを持っていない教える立場の人は単なる教えることを仕事でやっているだけというロボット作業員となんら変わりません。

こんな先生はいやだ

いきなり大喜利に入りますが、次にあげる先生を想像してみてください。
・覚えの悪い生徒にダダをこねる先生 ・生徒のテストの平均点数で他の先生と一番近い人が総取りの賭博を始める先生 ・生徒よりも覚えが悪い先生 ・サンリオピューロランド・マニアで、何でもキティちゃんに例えて教えてくる先生 ・いきなりクイズ番組の司会者みたいになる先生 ・生徒に授業内容を教えてもらう先生 ・毎回宿題の提出方法がエスパーに頼むしかないレベルの先生 ・テストで「先生の好きな食べ物」を当てなきゃいけない先生

教わることが上手い人と下手な人

先生が教えることが上手い下手は、正直ガチャなので、どうすることもできませんが、教わる人も、教わるテクニックというのがあるのをご存知ですか? 先生をやる気にさせる生徒というのも構造的によくあるスタイルです。 学生の時だけじゃなく、社会に出ても人から物事を教わる場面って結構たくさんあります。 なんなら、家電製品を買うために量販店やデパートに言った時に、そこにいる営業マンに最新機能を教わるような場合も、この上手に教わるテクニックをマスターしていると、とても効率の良い学習ができます。

教わるテクニック

・教わる目的が明確。 ・なんで?と思ったらすぐに聞く。 ・教わった先に何ができる(分かる)ようになるかを想像する。
教え方が下手くそな先生に当たっても、こちらから質問をすればそれなりに知識のある答えをもらえます。 教わり方がうまくなると、ジブンの興味のある順番で教わることも可能になり、学習環境の主導権を得ることもできるかもしれません。

あとがき

人に教える、人から教わるというのは、コミュニケーションの一つでもありますが、知識のある人がない人に対して伝達をするというのは、ごくごく自然な行為でもあります。 知らないことを人に聞くことは恥ずかしくなく、人から聞かれたら自分の知っていることを伝えるということが自然なように、これらに違和感を感じたら何かしら不自然な環境にいるのかもしれませんね。 今回、自分のことを相談というかグチってきた学生さんも、学びたいということとその後教員になるという夢を持っているという点は、とても応援したくなる気分でした。 でも、自分の目の前の苦難は自分で乗り越えるというのも自分の人生の課題でもあるので、一踏ん張りしてもらいたいな〜と心の底から願うことにしました。 手助けできることがあれば、やってあげたいんですけどね。こういうお悩みって、聞いてあげて、何に対してもYESで答えてあげることが最善の手助けなのかもしれませんね。 自分も困った時に、話を聞いてくれるメンターがいればいいのにな〜。

人気の投稿

このブログを検索

ごあいさつ

このWebサイトは、独自思考で我が道を行くユゲタの少し尖った思考のTechブログです。 毎日興味がどんどん切り替わるので、テーマはマルチになっています。 もしかしたらアイデアに困っている人の助けになるかもしれません。

ブログ アーカイブ