
ITよろず屋のユゲタです。
プログラミング学習で大事なことは何ですか?と聞かれた時に、プログラミングを知らない人は、
プログラミング言語の学習を一生懸命やること
と答えると思いますが、プログラミングを学び始めた人は、
関数やらオブジェクト指向など
と言うでしょう。
でも、プログラミング上級者は、
トラブル対応
と答える事が多いでしょう。
(そうじゃない場合もありますが・・・)
そんなパソコントラブルについて、学校やスクールでは基本的なことが教えられていないのではないか?という疑問と提案についてブログに書いてみたいと思います。
予期せず起こるトラブルは災害ではない
パソコントラブルは、経験したことがある人じゃないと、慌てふためくだけで何も手出しをすることができなくなります。
もちろん、ググって、調べて、人に聞いて何とかなる事がほとんどなので、それを自分の頭の中にしか残さない人がほとんどです。
なので、トラブルにあった事は、経験としてしか蓄積されないんですね。
質問サイトなどで、誰かがトラブルに対して質問しているのに対して、過去に同じトラブルにあった人が回答しているのが、アーカイブされているぐらいで、
トラブル対応って、マニュアル化されているものって世の中にないんですよ。
これ、書籍などにすると非常に有効だということに気がついて、今執筆中です。
プログラミングよりもトラブル対応している方が時間が長い?!
プログラミングを職業にしているITエンジニアの人たちは、プログラミング作業を仕事にしているけど、実際はプログラミングをする時間って半分も無いってことは意外と知られていません。
何かのシステムを作る時に、作り始めだと、フレームワークを探し、処理をプログラミングするときは、適切なライブラリを探します。
要するに、多くの人は車輪の再発明を恐れて、他人の書いた似たようなプログラムを探す事が大半みたいです。
(個人的にはコレが嫌いなんですけどね)
そして、別の人が作ったプログラムの仕様を読み込んで理解する学習コストに大半の時間を費やしてしまいます。
また、その他にも色々なトラブルに見舞われることも多く、それを対応する時間も大半を占めているというのが、ITエンジニアの現状です。
(かなりオーバーに書いてしまいました・・・)
なので、プログラミングを仕事にしたい場合は、それ以外のことのほうが重要という事がわかります。
トラブル対応なんて、実務で経験しなければなかなか体験できないんですが、できれば同じトラブルを何度も経験したくないですよね。
ITトラブル学科があってもいいかも
そういえば、トラブルに対して、学問として教えている人がいないという事実ってどうなんでしょう?
PCトラブルで困っている人ってパソコンを使う人の大半が困った経験があることを考えると、
PCドクター的なサービスをやっているパソコン量販店はありますが、それはその場対応としての商売なんですが、
ちゃんと技術継承を考えると、PCやITトラブルをちゃんと研究して、その技術を継承していく必要は大いにありますよね。
先日、熊本大学で「半導体デバイス」に関する学科課程が新設されましたが、似たような感じで、「IT障害研究学科」なんていうのも立ち上がってもいいかもですね。
大学にそんな期待をしても仕方がないので、IT障害研究をするコミュニティを作ったほうが早いかも。
トラブルは経験しないとリスクが理解できない話し
パソコンのHDDが壊れた経験がある人は、バックアップを入念に行うようになりますし、
プログラムで似たようなエラーが出る場合に、その原因を突き止めて、エラーが出ないように自分なりの工夫をしている人も多いでしょう。
そして最も重要なのは、他人が遭遇したトラブルは、対岸の火事にしか思えないネット社会思考が、いざ我が身に降りかからないとその重要性に気が付けないという点かもしれません。
隣の人のトラブルは、明日の自分のトラブルと思え
誰が言ったセリフでもないんですが、フと頭の中にこのセリフが浮かびました。
これからITの色々な学習をし始める人で、興味のある人がいたら、是非このセリフ使ってやってください。
0 件のコメント:
コメントを投稿