インボイス番号の調べ方

2023年12月5日

ビジネス

eyecatch 請求書や領収書に、登録番号っていういわゆる「インボイス番号」が記載されていないと、その消費税は経費として差し引かれずに確定申告の際に自分で支払わなければいけなくなります。 正直、事業者(個人事業主)としては、インボイス登録をしていない店舗での購入はしたくないので、店の入口にインボイス登録をしてあるかどうかのシールなどを提示する事を義務付けして欲しいですね。 購入してからじゃ、遅いですからね。

インボイス引用について

そして、いよいよ2023年10月から、会社の経理簿帳に対して、インボイスの登録会社かどうかのフラグを付けていかなければいけません。 要するに、その会社(レシートや領収書)に記載されているインボイス番号を確認する必要があるんですね。 なんかようわからん人も多いと思いますが、うちの会社では、ERPとして、自分の会社で経費などを登録するシステムをデータベースと共に構築しているので、 購入会社(取引会社)の一覧がデータベース化されるようになっています。 なので一度取引をすると、その名前から色々な情報に紐付けることができるようになるため、10月以降の領収書にかかれてあるインボイス番号を最初の一回だけ入力しておけば、以降はその会社の名前を入力するだけで、インボイス番号が自動的に参照されるしくみにしています。 ここで、運用が始まって困った点があり、レシートや領収書が発行されない、サブスクモデルのサービスなどです。 中にはwebサイトなどで、自分で領収書としてのPDFなどをダウンロードできるようにしてくれている会社さんもありますが、数件そうした対応をしていない、また、会社のホームページでも何も説明がされていない会社がありました。 おいおい、インボイス登録していないのかい?と思っていたんですが、インボイス番号は、自分で検索して調べることができたので、その手順を書いておきたいと思います。

インボイス番号検索の手順

1. 会社名を調べる

おそらく何かしらのホームページがあると思います。 (ホームページの無いサービスの場合は、すみませんが電話で聞く以外にないかもしれません) 多くの会社のホームページでは、ページのフッタ(一番下)の部分に「会社概要」というリンクが付けられていると思います。 (「運営会社」とか、「提供会社」などの場合もあります) そのこのリンクを辿って、会社名(株式会社◯◯、合同会社◯◯...)を取得しましょう。

2. 法人番号を調べる

国税庁のホームページで、会社名から法人番号を検索することができます。 https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/ (※ここでヒットしなかった場合は、電話の手段になってしまいます。) 同じ会社名が全国にある場合は、住所などで見極める必要があるので、ホームページの会社概要と同時に開いて確認するのがいいかと思います。

3. 法人番号から、インボイス番号の検索

そもそもインボイス番号は、「T法人番号(13桁)」という仕様になっているので、ここではそのインボイス番号(法人番号)が登録されているかが確認できます。 https://www.invoice-kohyo.nta.go.jp/index.html これも国税庁のサイトですが、上記の法人番号とはドメインから違っているので、政府の統制が取れていないコトもよくわかります。 以上で、正常に登録されている会社であれば、この方法で、ほとんどのインボイス番号が取得できます。

あとがき

インボイスの制度事態の複雑さもさることながら、その確認方法については、実際の事業者毎に作業負担が強いられれることで、改めて、誰も得をしないシステムという事がよくわかります。 とりあえず、少額取引がメインで、取引会社が多いという会社さんは、毎回手作業でこうした確認を行うのではなく、インボイス番号を管理する自社システムなどを持つことをオススメします。 弥生会計などでは、アプリ内で管理してくれているらしいですが、コストを掛けずにできる方法もいくつもあります。 困っている人がいれば、相談にのるので、お気軽にお問合せください。

追記

amazonでの購入の場合、領収書ではなく支払い明細書を見ると、インボイス番号が書かれていることがわかりました。 ※こっちの方が早いし確実でしたね。(ブログ書いた後で気が付きました) でも中にはインボイス登録していない店舗もあるので、支払い明細書の上部で判断しましょう。

適格請求書

支払い明細書

人気の投稿

このブログを検索

ごあいさつ

このWebサイトは、独自思考で我が道を行くユゲタの少し尖った思考のTechブログです。 毎日興味がどんどん切り替わるので、テーマはマルチになっています。 もしかしたらアイデアに困っている人の助けになるかもしれません。

ブログ アーカイブ