経営の難しさを感じた話

2023/12/02

日記

t f B! P L
eyecatch 自分一人で会社を立ち上げて6年が経ちました。 日本国内の会社(中小企業など)は、創業から5年継続できる会社は、40%なのだそうです。 参考 : 【経営コラム】創業5年の生存率が深刻に低い本当の理由 6割近くが倒産をしているという事実に少しビックリするかもしれませんが、参考リンクに書かれている原因として、経営者が経理財務に弱いケースが多いのだそうです。 経理や財務と聞くと、簿記の資格が必要と考える人も多いと思いますが、自分はそんな資格を持っているわけではありません。 でも、全くワケワカメではないというのも、以前に会社に在籍していた経理システム(EPRシステム)の開発をさせてもらったので、お金の流れや税金に関する法律などを学習することができ、 また、その次の会社では、非上場から上場をするタイミングも役員という立場で経験させてもらったり、 経営に関する法律などを同時に色々と勉強させてもらえたことから、無知状態ではなかったのが、良かったのかもしれません。

無知経営者の実態

経営者と聞くと、色々なことに精通している印象がありますが、実際は自分の行っているビジネスに関すること以外は全く興味を示さず、知識が偏っている経営者も多いのだそうです。(とある経営コンサルティング談) 会社を立ち上げる時に多くの経営者が、事業計画書を書くと思います(書かない経営者もいるかもしれませんが・・・)。 でも、その事業計画書の中の文章が小学生の作文なのではないかというレベルのものも少なくないのも事実なのだそうです。(とある経営コンサルティング談) 「世の中の為になる事業」とか 「世界の平和の為に」など ありふれたきれいな言葉を並べて、さも良さげな事業に見せかけているのもNGなのだそうで、実際の事業がそうした文章に則していないのも何とも、歯の浮いたような話だと思ってしまいます。 おそらく6割の経営者って、こうした自分のダメ部分に気がついておらず、それを補う何かを持っていなかった経営者なのではないかと推測してみました。 上記の話はあくまで聞いた話と、自分で勝手に想像した話ですが、そういう経営者の話を聞いて「自分はそうはなるまい」と、反面教師的に受け止めて知識をつけるために勉強をし続けなけ得ればいけないということに気が付きました。

税理士との打ち合わせ談

うちの会社はまだ従業員がおらず、自分ひとりで経営しています。 そして、ホームページ制作と、ITシステム開発と、ITコンテンツ事業をメインにしているため、経営的には、在庫なし経営が成り立っています。 多くの商売は、商品を在庫してそれを販売することで仕入れと売り値の差額を利益として得る売買を商売にするのですが、デジタルが主流の昨今では、デジタル商材はサーバーがあれば、在庫などが不要になるため、不動産ビジネスのような事が実現できてしまいます。 お察しの人もいるかと思いますが、うちの会社は経費が極端に少なく、売上金額が高い割合いで利益になります。 原因のひとつは、多くの会社でもっともコスト比率が高い従業員の給料が無いという事です。 自分一人しかいないので、役員報酬を年に一度決めるだけという事で給与コストをかなり低く設定していたんですよね・・・ そして昨年から、定期でのシステム開発のお付き合いをする会社さんのお手伝いを初めて毎月の売上が安定してきたこともあり、そこそこ売上も見込めるようになってきました。 そこで、3ヶ月に一度行っている税理士との打ち合わせで、税理士に言われたのが、次のセリフです。 「売上とコストのバランスが悪く、このままだと、役員報酬の倍以上の金額を税金として納めることになるけどいいのか?」 実際は、こんな脅しのようなセリフではないですが、わかりやすくまとめてみました。 要するにコストが少なすぎる事で税金額が高くなるとのことです。 無駄に何かを買ってコスト比率をアップさせるのも、無駄に思えるので、少し検討が必要と感じました。

色々な会社の固定コスト

経営に興味のない人でも、自身の給与における固定コストって意識している人は多いと思います。 個人での固定コストで大きな割合を占めているのは、家賃費です。 給与の三分の一を基準にするというのは、昔から言われているかもしれませんが、うちの会社では、自宅(持ち家の一戸建て)を事務所として使っているので、ほぼゼロです。 どこかの不動産に事務所契約をして、事務所を借りるというのも悪くないかも知れません。 あと、やはり会社でのコスト比率の最も大きい、従業員の採用ですかね。 採用はかなり重要な判断なので、もっと慎重に考えたいのですが、変な人を雇うことで、今よりもシッチャカメッチャカに会社がなってしまう可能性もあるので、簡単に行うことは難しいんですよね。 他には、うちの会社の基盤とも言えるコストは、サーバーコストですが、自宅にバックアップサーバーをおいていたりするのを、ちゃんとしたデータセンターを借りるというのも検討しても良いかも知れません。 費用がバリ高なのはこれまで在籍してきた会社で契約などをして使っていたので十分に知っているのですが、安定感なども理解できています。 あとは、事業投資として、今後行うビジネスに対する色々なモノを事前に購入しておくということですが、モノは増やしたくないので、アプリとかデータなどですね。 こんな風に無駄ではないコストを出費して、節税をするという事を目指したいと思います。

あとがき

今回書いたブログの内容は、会社経営についての話でしたが、フリーランスエンジニアの人などには、全く同じように当てはまる内容でもあります。 なんとなく参考にしてもらえると幸いですね。 そして、最近、会社のステージが一段上がった感じがしているので、会社経営者として簿記の資格を取っておきたいな〜と考えるようになりました。 この学習意欲が無くなったら、うちの会社も傾いてしまうんだろうなと思いつつ、簿記の勉強を早速始めたいと思います。 簿記の勉強内容などは、今後のブログで書き綴っていきたいと思いますので、興味のある人は楽しみにしていてください。 (おそらく、自分は、ゲロ吐くほど苦しむと思います) 何はともあれ、会社経営ってコストだけじゃなく、バランスが重要だということがよく理解できた今回の話でした。

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