他の会社の人と仕事のやり取りをしていたら、「データは明日送ります」とか、「来週中に連絡しますね」みたいなやり取りをすることがあります。
さあ、ここから謎解きゲームが開始されます。
そのデータが送られてくるのは何時ぐらいで、明日中に自分の作業が開始(または終了)することができるのだろうか?
来週中に連絡をもらうのは、いつぐらいのタイミングで、その後自分のアクションはどこからスタートできるんでしょうか?
まったくこれって、友達と遊びに行く予定を聞いている時に、「行けたら行く」の曖昧返答と何も変わりません。
ちなみに、「行けたら行く」は、「行く気がありません」とAIで翻訳されるべき内容ですよね。
ここまで慮(おもんぱか)ってくれるAIがあったら、日本語であってもAI翻訳使うようになるかもしれないね。
限界値を探れ!
いつも考えてしまうのは、「明日送ります」の明日は、23時59分59秒まで有功なのか?
それとも、一般常識の範囲内での営業時間として、17時とか19時ぐらいなのか?
明日、こちらが営業時間内に送ってもらったデータや素材を元に作業をある程度進行させられる、営業時間内の数時間前なのか?
このどれとも受け取れてしまうため、このセリフを言った段階で相手のコミュニケーション能力が数段低いレベルであると認識してしまいます。
答え合わせで相手を図れ!
そして、実際にそのデータが送られてきた時間で、答え合わせが行われます。
「明日送ります」と言われて、恐らく明日の午前中に送られてくるケースはほぼ無いと思いますが、午後の早いタイミングで送られてくる場合は比較的仕事の効率化と、そのやり取りを含む案件の全体像などが見えているとかんがえても良いと思います。
でも、これが、明日の夕方以降だったり、最悪のケースは明日中に送られてこないなんていうケースの場合、まずその担当者と仕事をすると、自分がが火傷をしてしまう可能性が高い取引先です。
相手の特性を見極めて、その後のお付き合いを考えてもいいかもしれません。
あ、もっと最悪なケースがありました、明日中に届かなかった時に、平気な顔をして「忘れてました」っていう相手・・・
もはや、勉強ができない子供を相手にしているような感覚に包まれます。
相手の心理を深堀りセヨ!
「明日送ります」と言ってしまう深層心理は、
本当は2日か3日ぐらい掛かるんだけど、それを一日以内に完了させて、明日中に送りますよ。
自分って頑張っているし、すごいでしょ?
むしろ褒めてください。
このように翻訳してもいいかもしれませんね。
ちょっと言い過ぎの感もありますが、低く見積もっても、相手のゴールは全く見据えていないため、やり取りをする時に、自分からの一方通行しか考えていない証拠です。
コミュニケーション能力が低いと考えられてもしかたがないかもしれませんね。
明日送りますの段階レベル
そして、この手のコミュニケーションレベルで、「明日送ります」は一番低いレベルなんですよ。
その一つ上が、「
今週中に送ります」です。
そしてレベル3が「
今月中に送ります。」で、
レベル4ではが「
来月(◯ヶ月)中に送ります」です。
ちなみに、上記を超える最上級として、「
なるはやで送ります」というのもあります。
このように、相手の何気ない発言から、相手のレベルを把握できる、
スカウター思考あなたも身につけてみませんか?
あとがき
自分はエンジニアなので、仕事を依頼されることが多いので、「明日送ります」というセリフに敏感になっているんですが、
仮に依頼で「会社のホームページを作ってほしい」と言われて、その会社の色々な素材(画像だったり、業務内容などの文章だったり)を送ってもらう手はずの時にこの手のやり取りが毎回行われます。
その時に、「素材は〇〇中に送ります」という相手の発言から、その会社の中の
思考レベルが丸わかりしてしまうという事実に気が付きました。
まだ駆け出しの担当者であっても、その会社の文化というのは、如実に現れてしまうもので、曖昧なやり取りをする会社は、
曖昧なコミュニケーションが普通なので、その後のやり取りがとてもしんどくなります。
具体的に言うと、納品がルーズになり、色々な作業がズルズルと後回しになり、なかなかその案件が終了しないなんていう状態になりかねません。
仕方ないですが、そうした会社とは、その後
二度とお仕事をしないという踏ん切りをつけるか、相手のことを思って
正直に相手会社の思考レベルの話をしてあげるのどちらかを選択して差し上げます。
メールやチャットのレスが遅いという相手に対しても、同じ様にレベル感をセットできるので、こうした
心理レベルを考えてみるのも面白いかもしれませんね。
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