大学生の息子が20歳を過ぎて、毎年4月に国民年金の納付書が自宅に届くことになりました。
まだ社会人ではない学生の国民年金を親が支払っているケースも多いと思いますが、支払った人が確定申告すると、税金還付につながるので、親が支払うのが効率的でしょう。
そして、届いた納付書には月別納付と、半期、前期の納付書が入っていますが、この他に2年一括納期することもできるという話しを聞き、調べてみてびっくりしたことが多々あったので、ブログに残しておきたいと思います。
国民年金納付額
納付方法が口座振替、クレジットカード、納付書支払いの3パターンがあり、口座振替にしているとさらに安くできるようです。
これをみると、当たり前ですが、前倒し納付をすればするほど値引き額がお得になります。
でも、その値引き率がエグいですよね。
倍倍ゲームっぽい比率になっています。
納付書払い、クレカの場合
半期 : 830円(138.33円/月)
前期 : 3,620円(301.66円/月)
2年 : 15,290円(637.08円/月)
口座振替の場合
半期 : 1,160円(193.33円/月)
前期 : 4,270円(355.83円/月)
2年 : 16,590円(691.25円/月)
注意点
※この情報は、2024年(令和6年)度時点の情報です。
しょっちゅう変更などがあるので、リンクの年金機能のサイトを参考にしてください。
参考:
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/hokenryo.html
誰も知らない付加保険料
これも詳しい人に聞いて理解できたんですが、国民年金には、
付加保険というオプションが存在していて、
この付加保険が月額400円を納付期限分支払っておくと、将来年金を手にする時に、その負荷した金額に応じて保険料のかさ増しができるというモノです。
今現在保険金を受け取っているシニアの方達に話しを聞くと、その保険金額は大きく差があり、
毎月4万円程度しかもらえていない人に対して、20万近くもらっている方もいます。
※メディアなどで見かけた情報なので、正確性は分かりかねます。
若いうちは将来のことなど分からず、無視しがちな年金制度ですが、付加保険などは、知っている若者すらいないのが現状でしょうね。
参考 :
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/fukanofu.html
国民年金は闇だらけ
今回、この情報を知った時にまず初めに思ったことは、
たしかにwebサイトには書かれているけど、自宅に送られてくる納付書には全く書かれておらず、むしろ2年納付などは、事務局に問い合わせて再度郵送してもらうという手続きをしなければいけないというめんどくささ満載のオプションでした。
電話もたらい回しされ、相変わらずのお役所対応っぷりで、呆れることも多かった上、情報隠しなのではないかと思ってしまうぐらい、値引きという都合の悪い事に関して、情報を行き届かせていない時点で、年金制度を嫌う人がいる理由も理解できました。
付加保険なんて、一体国民の何割の人が知っている情報なんでしょう?
そして、こういう情報って20歳になったらちゃんと説明して然るべきなのに、年齢が若い人ほど、無関心率が高いという、カオス状態になっています。
親世代がこうした情報をちゃんとゲットして子供に教育しなければ、お役所仕事をしている人たちに任せておけない現代の現状に気がついてしまいました。
あとがき
情報を適切に必要な人に届けるということは、大切だとは思いますが、聞く耳を持たない人に伝えるのが難しいというのも一方で理解できます。
でも、国民の義務と言い張る国民年金は、以前に年金問題という事件まで引き起こして(今ではみんな忘却の彼方でしょうが)、その時に初めて年金事務所の上層部が法外な報酬を得ていた事をしり、
年金崩壊と言われている現代の原因は、人口減少だけじゃなく、不正まみれと、年金として集めたお金を公的資金ではなく至福を肥やしていた資金になっていた事を考えると、国がこの責任を取る必要は大いにあるとは思います。
でも、政治の事はブログにあまり書きたくないので、何をどうしろという話はここではしませんが、こうした過去の歴史などはちゃんと理解しておく必要もありますよね。
あ、一つ言い忘れましたが、大学生が卒業して、国民年金から厚生年金に切り替わったときは、年金事務所から事前に支払った年金はちゃんと戻って来るので、安心してください。
どちらにしても値引き額の高い2年納付がオススメですね。
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