話の一貫性について考えた話

2024/05/10

マインド 日記

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eyecatch 先日、ビジネスマッチングアプリで知り合った人と仲良くなり、その人がやっているコーチングを是非受けて欲しいと言われたので、90分の初回コースを体験させてもらいました。 コーチングという指導は、個人的に受けたことは無かったので、興味本位半分、めんどくさいな〜半分で、いろいろなお話を聞かせていただいたのですが、その内容については、また後日ブログで紹介させていただきますね。 そのコーチング体験の中で、コーチングをしていると多くの人が、自分が話をしている内容に一貫性が無い事が多いという話しをされていたので、リーダー研修などでも良く出てくる「話の一貫性」というキーワードを深堀りして考えてみたいと思います。

一貫性が無いってどういう事?

とある経営者の人の話です。 その経営者の人は個人事業主でビジネスを立ち上げてまだ半年ぐらいで、一人で黙々と作業をしていたそうです。 どんなビジネスをやっていたのかは教えてもらえませんでしたが、その人は自分のビジネスにとても自信を持っていて売上も堅調に進んでいるようでした。 ある時、自分と自分のビジネスの将来を考えた時に、何かしら不安に思うことがあり、採用活動を初めてアルバイトを一人雇ったみたいです。 そのアルバイトが仕事がまるでできないポンコツで、よく仕事で失敗を繰り返すそうです。 毎日そのアルバイトの事が悩みで頭がいっぱいになってしまい、コーチングを受けられたとの事でした。

やるべき事とやりたい事の一貫性

この話を他人が聞くと、誰もが同じ答えを持つと思いますが、ユゲタも次のように思いました。 「アルバイト辞めさせればええやん!」 何かしらこの決断ができない理由があるのかもしれませんが、悩みの根源を絶つことで、無駄な悩みを抱えなくてもいいのに、それができない事に対して、思考の一貫性が無いと考えられますね。

ビジネスの一貫性

個人事業主なのに全くの他人を従業員として雇うというのが、普通に考えたら少し違和感があります。 雇ってはイケないというモノではなく、雇っている人もたくさんいますが、普通であれば、ビジネスが軌道に乗ってきて従業員を増やしたくなったら法人化して会社規模を大きくするような計画を立てそうなものだが、 いきなり採用エージェントサイトに掲載をして募集をかけたのだそうです。 余談ですが、個人事業主で採用サイトなどに掲載しても、応募はほぼなしのつぶてだったそうです。 1通だけ応募があったのが、今回の悩みのタネのアルバイト君だったそうです。 こうしたビジネスを進めるにおいても一貫性がないという事がわかります。

話の一貫性の気付き

人から何かの話を聞いていた時に、話の辻褄が合わないな〜と感じる時ありますよね。 これは、話し手が自分の話の一貫性が欠けているために発生するのであって、自分では気が付きにくいという面もあります。 よく、「日本人は話に主語が入れない人が多いから分かりにくい」という事を聞きますが、これは日本語は主語が無くても雰囲気で伝わる言語なので、外国人が困惑するのも分からなくもないです。 より明確にわかるのが、社会人の人が、世代の違うお年寄りや、子どもたちなどと話をすると、話の意味が全く分からなくなるのは、同世代ではないので、雰囲気の共有ができていないからですね。

伝わりやすい話

そして、この一貫性が無いように聞こえてしまう話は、ある注意点が欠けている人が多いという事にも気が付きました。 それは、ありきたりの言葉でよく聞く言葉です。 相手の立場に立って、わかりやすく話す。 これができていないから、話の一貫性が無いように聞こえてしまうんですね。 「友達の青木が、昨日財布を落として困ってたんだよ〜」 と青木を知らない人に話をしても、その青木の特徴などがまるでわからないので、何の感情移入もできません。 男性なのか、女性なのか・・・ その人と青木は、どういう関係性なのか・・・ 青木は財布を落としやすい人なのか、慎重派なのか・・・ こうした情報を少し付け加えるだけで伝わりやすい話になるのに、それを無意識に割愛してしまう人が多いみたいですね。

話の一貫性はストーリーの矛盾

伝わりやすい話は、出てくる人や物の特性を相手にわかりやすく簡単に説明する事です。 そして、その伝わりやすいテクニックを使って、ストーリーを構築する時に重要なのが、話の一貫性です。 小説などで発生する矛盾は、作品のクオリティに関わりますが、人がちょっと話すストーリーにも矛盾があるとまるで信憑性の無い話として相手に伝わります。 話の一貫性を無くしたいと考えた場合、自分が話すストーリーの矛盾を自分で見つけるところから始めるのがいいかもしれませんね。

話の一貫性を保つ為のやるべきこと

話の内容をストーリーテラーのように話すと、自分でも話の矛盾に気が付きやすくなります。 そして、他人に同じ話をすると相手から矛盾を指摘されて、自分でも気がついていない矛盾に気付けるようになります。 一番手軽にできることとしては、自己紹介をいろいろな人にコスり倒して話しまくる事です。 自分ごとですが、「ユゲタさんって、コンピュータに詳しいのに、漫画描いたり、ビジネスやったり、一体何がやりたいんですか?」と言われることがあります。 こんな事を言われなくても初めてあった時に、自己紹介で話す内容を1分バージョン、5分バージョン、長尺バージョンと、複数パターンを用意していますl. そして、それらを何度も色んな場面で話すことで、それぞれのシナリオの矛盾が無くなっていて、最近この話を聞いてくれた人はみんな、納得したうえで、 いまのユゲタがやっている活動内容や、これからやろうとしていることを理解して、「素敵ですね」と言ってくれるようになりました。 マルチポテンシャライトな自分の人生に一貫性を持たせると、自分の未来も安定してくる感じがしますね。

あとがき

話の一貫性がない人は、少し自身が無さげで、声が小さいという特徴があるようです。 自分に自信を持って大きな声で話す。 これって、保育園の時に、保育士の先生がよく言っていたのを幼いながらによく覚えています。 大人にも全く同じことが言えるのが思い出して笑えますが、話の一貫性は、その人自体の存在を後押ししてくれる重要な要素なのに、気が付かなかったり、無視している人が結構多いな〜という事にも最近良く気が付きます。 実は昔まだ携帯電話やスマートフォン、自宅にパソコンなんかがない時代に、レンタルビデオで借りた映画や、劇場に見に行った映画のストーリーをひたすら書き留めるという、ストーリー日記というモノを書いていました。 当時、漫画家を目指していた学生時代のユゲタは、人生経験も乏しく、感動する映画をなんとか書き留めようと思ってやってたストーリー日記だったんですが、これが自分の話すストーリーを意識する事に大きく影響したのではないかと最近気が付きました。 また、今まさに書いているこのブログも、毎日ストーリーを作っている感覚もあるので、自分の話の一貫性を高める修行につながっているのだと今回のブログを書いて改めて気が付きました。 話す、書く、他人に披露する、評価をもらう、これらを繰り返すことで、どんどん話の一貫性は高くなっていくのかもしれませんね。 他に方法があれば、是非教えてもらいたいですね。

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