分からない事を分かる思考法

2022/05/16

学習

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eyecatch 分かりませんと聞くと、ゲーム開始の合図と考えてしまう、ユゲタです。 分からない事を分かるゲームは、まさにクイズと考えると、その答えだけを聞こうとする姿勢では、きっと5秒後に頭の中から忘れ去ってしまうでしょう。 今日のユゲタブログでは、プログラミング初心者でみんなの挫折ポイントでもある「分からない事が何なのかすら分からない」という事を分かる様にする方法を考えてみましょう。

分からない事が分からない状態を自覚する

この体験をした事がある人で、学習などを挫折したり、仕事を辞めてしまった経験がある人には少し厳しい言葉に聞こえると思いますが、 分からない事が分からないという発言は、3歳児以下の思考レベルです。 その多くの人が「分からない事が分からないから教えて」と友達や上司やメンターに対して質問すると思いますが、 そんなの「お腹がすいたけど、食べたいものがわからないから教えて」と言っているのと全く同じです。 自分の子供であれば、「これ食べなさい」と分け与えてあげる事ができますが、飲食店などで、他人の子供から言われたら、「変な子!」と思って、目線を合わせない様にする人の方が正常でしょう。 分からない事が分からないは、自分の内面の話であって、分かるための努力が不足している時に出てしまう言葉なんですね。

でも、分からないものは分からない事もある

確かに、パソコンが苦手な人が、いきなりプログラミング学習なんか始めたら、右も左もわかりませんよね。 教えてくれる人が、プログラミング用語を話してしまうと、もはや日本語には聞こえず異国に一人で取り残された気分になるに違いありません。 ITが苦手な人が多い会社などで、優秀なプログラマーが一人だけいて、その人が会社のサービスを構築している場合、誰もその人の話について行く事ができず、 「プログラマーの人の話は難しい」などと言って、まるで、知識がある人の方が悪いかの言い方をしたりされる事があります。 確かに、プログラマーのほとんどは、プログラミングコードを書くことはメッチャ得意だけど、人にわかりやすく説明することは苦手という人が多い生物です。 そうした、説明の下手なプログラマーとITが苦手なそれ以外の従業員という会社構造の場合、アンジャッシュのネタみたいな状況が起こり得ることは容易に想像できます。

分からない事が分からないフロー

それでは、分からない事はどうしたら分かる様になるのでしょうか? とても簡単なんですが、まず、プログラミング学習をしている人を例にとって考えてみましょう。
プログラミング初心者「クラスとかオブジェクト指向って、よく分からないんですけど?」 プログラミング講師「ネットのこのサイトに書かれているよ。(URLを教えてあげる)」 プログラミング初心者「読んでも意味が分かりませんでした。」 プログラミング講師「どの辺がわからなかったのですか?」 プログラミング初心者「全部意味が分かりませんでした。」
はい、コレ、めちゃくちゃよくある事例です。 プログラミング講師の人は、プログラミング初心者の「全部意味が分からない」というセリフから、「コイツ日本語も読めないのか」と考えるでしょう。 プログラミング初心者は「分からない単語だらけで、読んでも理解できるわけないやろ」が本音でした。 このやりとりアホすぎますよね。 講師の人はおそらく教える気分が、激減するし、プログラミング初心者は、分からない事が多すぎてやる気無くなり、確実にその学習を挫折してしまうという結果になります。 これが、プログラミング学習の99%が挫折するフローチャートなんですね。

分からない事を分かる様にする方法

物事は、基本的に損得で考えて良い悪いを判断するのが良いと、ユゲ式(知る人ぞ知る、ユゲタメソッド)では考えているので 分からない事が分からないままにしておくと、誰が損をするかを考えてみましょう。 上記のサンプル会話では、間違いなく「プログラミング学習者」ですよね。 講師の人は、講義費用さえ払ってくれたら、相手が挫折しようがどうしようが、お構いなしです。(全員がそういう思考かどうかは分かりませんが、損得で考えるとそうなります) そうすると、学習者の人は、どのようにして分からない人を分かる様にするかというと、
分からない全体を分解する
と言う事です。 本っっっっ当に、あっっっったり前のことなのに、学習者は、コレができない人が99%もいるんですね。おもしろいですね。 この本質をしるだけで、1%の成長する事ができるプログラミング学習が成功する様になります。 これを聞いてもよく分からない人のために、詳しく説明すると、
  • クラスとかオブジェクト指向って、よく分からないんですけど?クラスとメソッドについて詳しく教えてください。
  • ネットのこのサイトに書かれているよ。(URLを教えてあげる)
  • ページに書いてある、プロパティや専用型っていうが分からないんですけど教えてください。
  • ネットのこのサイトに書かれているよ。(URLを教えてあげる)
  • ページに書いてある、・・・っていう単語がよく分からないんですけど教えてください。
さっきとの違いは、分からない事を的確に質問できていると言う事ですね。 学習者の人がURLしか教えていないので、この人をポンコツだと気がつきやすくもなります。 学習者は、分からない事が何かを分かっていくというのが学習だと考えるといいでしょう。 そして、質問に答えてくれる人がいる事で、質問内容が的確であれば、これが最も最短で学習できるフローになるでしょうね。

最後に

学習をすることは素晴らしいことだし、分からない事があるのは、当たり前で自然な事です。 独学で学習できてしまう人は、人に教えてもらわないと学べない人と比べて、抜き出ている優等生に思えるかもしれませんが、単に教えてくれる人がいなくて、根性があるという人で、確かに優れていますが、 教えてくれる人がいる環境の方がはるかに素晴らしいという事に気がつかない初心者の人も多い様です。 改めて、質問力というスキルを高めてみるというのも、学習にとって有効なので合わせてオススメします。 この点詳しく知りたい人は、以前書いたブログをご覧ください。 プログラミング能力を向上させる「質問力」と「文章力」

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