疑問の持ち方で変わる学習効率の話

2022年5月14日

学習

eyecatch 初めましての人、初めまして、 二度目の人、二度目まして、 何度も会っている人、お久しぶりです。 なんでも教える科学研究員の、ユゲタです。 教える事を研究して、誰もが物事を挫折することなく学べるために、どうすればいいかを科学として考えて、その研究に勤しんでいます。 分かりやすくいうと、自分の周囲にプログラミング学習を挫折する人が多いので、そうした人がどうやったら挫折しなくなるかという事を日々考えているんですね。

分からない状態の認識

あなたが熟練者であったとしたら、初心者の時に「分からないことが、分からない」という、右も左もが枕詞につく状態の時があった事を思い出せますか? 人は自分が分かっていることは当たり前と考えてしまう生き物なので、分からない事があった時に、分からない事を、分かっている人に聞くと、「そんなこともわからないの?」と軽くあしらわれてしまいガチです。 そもそも、分からない事が分からないという状態って、どういう状態なのか考えてみましょう。 WEBプログラミングを学習して仕事がバリバリできるエンジニアになりたい!と考えた時に、まず自分はホームページが作れない状態で、目の前によくできる優秀なエンジニアがいたとしたら、あなたならまず何を聞きますか? この時、多くの人が、「何を聞けば良いのか分からない・・・」という返答をします。 そして、多くのエンジニアは、「まず、HTMLとCSSを学習して、次にJavascriptを学べば簡単なホームページは作れるよ」と言ってくれます。 何も分からないあなたは、「HTML?CSS?Javascript?????」という状態になるので、その後何をどうすればいいか、まず何を聞けば良いかが全く分からない状態になり、 「プログラミング学習って難しい・・・」と嘆いてしまいます。 でも、分からないというポイントを自分で整理するだけで、これがいかに簡単な事なのかが、その後に分かってくるでしょう。

分からないレベルを理解する

では、どういうふうに整理をするかというと、「HTMLもCSSもJavascriptも何も分からない」という状態をちゃんと自分で理解するという事です。
HTML:聞いた事あります。 CSS:分かりません。 Javascript:難しいと聞きました。
これが言えるかどうかで、分からないという事のレベルを自分で把握しているという状態ができます。 ここで最もダメパターンなのは、実は「分からない」という評価をしてしまうという事なんですね。 「分からない」ではなく「どの程度分かっているか」という視点で考えてください。
HTML : 5% CSS : 0% Javascript : 0%
これでもいいです。 分からないは、その先に進み用がないし、HTML99%理解している人でも、CSSがわからない場合に「よく分からない」と言い切ってしまう人もいて、 これでは、教える人はお手上げになってしまいます。

質問のレベルアップ

ここで、学習効率をアップさせるために、人に質問をする適切な方法を理解すると、簡単にレベルアップができてしまうという事を覚えておきましょう。 自分が何を理解すれば、次のステップに進めるかをできるだけ細かくするほど、人はレベルアップを簡単にする事ができるようになります。 例えば、「HTML教えて」というところを「HTMLのココを教えて」とすると、教える人は的確な事を教えてくれるし、おそらくざっくりした質問よりも、明確な返答ができるので、 お互いのコミュニケーションストレスも限りなく少なくなるでしょう。 そして、教えた人は、教えることによるアドレナリンが出て幸せな気持ちになるし、教えてもらった人は、ベネフィットを得られてwin-winの関係になります。 教えてくれる人がヘタクソだから、ちゃんと学習できないという人は、おしらく、参考書を読んで学習しても、この参考書は自分に合っていなかったとなってしまう可能性も高いかもしれませんね。

分からないポイントの見つけ方

いろんなセミナーに出た時に、最後に登壇者の人から「何か質問はありますか?」と聞かれる事が必ずあると思います。 この時に「ありません」と言い切ってしまう人は、登壇者に対して聞きたい事がないか、そのセミナーで聞いた話は既に知っていたまたは理解できた、という心理が働いたと考えられます。 まあ、それ以外にあるとすれば、人前で質問をするのが恥ずかしい・・・という事でしょうか。 でも、セミナーに限らず、人に対して何か質問をするという事は、「相手に対してこれだけ興味を持っています」というコミュニケーションになるので、無理矢理にでも質問をするクセをつけると、実はその先に物事がいい方向に進む事が多い事を、ユゲタは知っています。 そうしているうちに、自然と人に質問をするというスキルが上がってきて、自分の分からない事自体を見つけるスキルも同時に上がってくるでしょう。 このスキルが身につくと、人は無敵状態でどんどんスキルアップしていき、周囲の人とのコミュニケーションも良好になっていくので、楽しくて仕方がない状態が得られます。 でも、多くの人がこの状態に気がつかないまま、「分かりません」「質問はありません」で物事を終えてしまうので、いろいろなチャンスを逃しているんですね。

まとめ

物事を学習する時に、挫折してしまうのは、教える人が悪いのではなく、聞く側のスタンスが大きく依存しているという事を理解すると、 世の中の全ての物事が、学ぶ対象になり、それを理解する事が楽しみになると、人は知らず知らずのうちに本屋に足を運び、これまで読む気もしなかった書籍を購入して、 日々それを読んで学習して、学習した事を人と会話して、より理解度を高めていくというレベルになる事ができます。 学習は、一足飛びにできるものではなく、こうした自己管理をしたり、思考を整理するという事がとても重要だという事を、人に理解してもらいたくて、今日も学習の研究に勤しむ、ユゲタでした。

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