Docker + php8にGDライブラリをインストールするDockerfileの書き方

2022/05/23

Dockerと掛けまして、船着場のレンタル屋さんと解きます、そのココロは・・・「コンテナかそうか」 IT謎かけ勉強中の、ユゲタです。最近ローカル環境を全て、Docker環境に変更して、macのbrewすら使わなくなって1年ぐらい経ちますが、なんか、以前作ったシステムの画像表示がうまくできなくて、なんでかな〜？と考えていた時に、 dockerで立ち上げているphpにGDライブラリがインストールされていないと言うことに、今頃になって気がつきました。 DockerのイメージでPHPを最新のバージョン8にして喜んでいたのも束の間、GDライブラリってそのPHPイメージには同梱されていない上、イメージがalphineという軽量化されたイメージなので、 apt-getも使えないときた・・・なんか背水の陣なのかと考えたけど、結果的に、webpライブラリも一緒にインストールすることができるようになったので、そのやり方を備忘録として、記述しておきます。

docker-compose環境

version: '3'
services:
  php:
    container_name : php
    build : ./php
    volumes:
      - %webサイトのドキュメントroot相対パス%:/var/www/html
    working_dir: /var/www/html
    
  nginx:
    container_name: nginx
    image: nginx:1.19.5-alpine
    ports:
      - 8888:80
    volumes:
      - ./nginx/default.conf:/etc/nginx/conf.d/default.conf
      - %webサイトのドキュメントroot相対パス%:/var/www/html
    depends_on:
      - php

【注意】%webサイトのドキュメントroot相対パス%には、自分の環境の開発フォルダのroot階層を相対パスで記述してください。

server {
  listen 80;
  server_name localhost;
  index index.php index.html;
  root /var/www/html;
  location ~ \.php$ {
    fastcgi_split_path_info ^(.+\.php)(/.+)$;
    fastcgi_pass php:9000;
    fastcgi_index index.php;
    include fastcgi_params;
    fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root$fastcgi_script_name;
    fastcgi_param PATH_INFO $fastcgi_path_info;
  }
}

FROM php:8.1-fpm-alpine

RUN apk update && \
  # apk upgrade && \
  apk add --update --no-cache \
  # autoconf \
  # zlib1g-dev \
  libjpeg-turbo-dev \
  libwebp-dev \
  libpng-dev
  # libxml2-dev \
  # libxslt-dev

RUN docker-php-ext-configure gd --with-jpeg
# RUN docker-php-ext-configure gd
# RUN docker-php-ext-install gd
RUN docker-php-ext-install -j$(nproc) gd
# RUN apk add php8.1-gd

確認方法

dockerを立ち上げたら、環境構築のroot階層にinfo.phpを置いて、その中を見てみましょう。ちなみに、dockerの立ち上げは、docker-compose.ymlが置かれた場所で次のコマンドを実行しましょう。（わからない人の為に書いておきます）

$ docker-compose up -d

info.phpの中身は次の通りです。 <?php phpinfo(); http://localhost:8888/info.php のアドレスにアクセスすると、info画面が現れます。

重要なのはgdの箇所がちゃんと表示されていて、対象のモジュールがenableになっているかどうかです。

jpeg , png , gif, webpがそれぞれ、enableになっているのが確認できたら成功です。無事にphpでgd操作ができるようになって、画像のバイナリが扱えるようになります。

ワンステップアップの余談

info.phpをいちいち設置するのが、面倒くさい、手間がかかる、時間がない、やってらんない、という人のために、コマンドでサクっと確認できる方法を最後に記述しておきます。まずdocker-composeでコンテナを立ち上げた後で、次のコマンドでコンテナ内に入ります。

$docker exec -it php ash

次に、phpinfoを表示するには、次のコマンドです。

$php -r 'phpinfo();'

結果は次のような感じです。※まあまあ長いです。

単純にここから絞り込めばいいですね。ちなみに、php.iniがどこに設置されているか調べるには、次のコマンドです。 $ php -r 'phpinfo();' | grep php.ini

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docker-compose環境

確認方法

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