パーソナルエリアと聞くと、自分と他人との距離感のように思いますが、自分の意識下においてもパーソナルエリアが存在します。
「今日なんかやる気がしない」とか「気分が乗らない」という時は、この意識のパーソナルエリアを意識するとある程度のコントロールができるかもしれません。
そんな思考のパーソナルエリアについてブログに書いてみたいと思います。
通常のパーソナルエリアとは?
通常言われるパーソナルエリアを調べると次のような説明が書かれています。
他人に近付かれると不快に感じる空間のことで、パーソナルエリア、個体距離、対人距離とも呼ばれる。一般に女性よりも男性の方がこの空間は広いとされているが、社会文化や民族、個人の性格やその相手によっても差がある。これはプロクセミックス(proxemics, 近接学)の分野である。
一般に、親密な相手ほどパーソナルスペースは狭く(ある程度近付いても不快さを感じない)、逆に敵視している相手に対しては広い。相手によっては(ストーカー等)距離に関わらず視認できるだけで不快に感じるケースもある。
参考 : https://ja.wikipedia.org/wiki/パーソナルスペース
通常、見ず知らずの人であれば、両手を開いて当たらないぐらいの感覚なのだそうですが、極端に広い人、狭い人というのもいるので、自分の距離感というのを認識しておくというのもいいかもしれません。
思考のパーソナルエリアとは?
一方で、「思考のパーソナルエリア」というのは、自分の頭の中でのジャンルに依存して、それらの思考ジャンル同士の距離感の事だと考えてください。
趣味がたくさんあるような人は、思考ジャンルがたくさんある状態だし、
仕事をしている時と、プライベートの思考を、ガラッと切り替えているような場合は、仕事とプライベートの思考パーソナルエリアの距離は大きいという事になります。
距離が大きいと、思考を切り替える時に何かしらのアクションをして切り替えないと、なかなか思考パーソナルエリアが切り替わらないという特徴があります。
「やる気が起きない」という状態は、思考パーソナルエリアの切り替えが完全にできていない状態だと考えるといいでしょう。
全ての物事が効率化する思考パーソナルエリア
人の行動は「やる気」に大きく影響されます。
つまらない作業をやっている時でも、それが終わった後で、美味しいドーナツが食べられるとわかった瞬間に、やる気スイッチが入り、作業を早く進めることができるのは、誰もが経験したことあると思います。
でも、なかなか「やる気」って起きにくい時ありますよね。
「モチベーションが上がらない」という同じ意味で言われたりもしますが、やる気を上げる時は、別の餌を用意するのではなく、思考パーソナルエリアを切り替える事で比較的簡単にやる気を上げることができるようになるんです。
思考パーソナルエリアの切り替え方
慣れてくると、切り替えが瞬時に行えて、まるでマルチタスクをこなしているかのような人に見えますが、実際は頭の中でどんどん思考モード(パーソナルエリアのそれぞれの領域)を切り替えているだけなんですね。
もしかしたら、思考パーソナルエリア毎に、自分の性格などが変わる場合もあり、
さっきまでお小言を言っていた、母親が、いきなり鳴った電話に出た瞬間に、声のトーンが上がって笑い始めてまるで別人のように見えた時は、まさに思考パーソナルエリアが切り替わった瞬間です。
スポーツの試合で負けそうに鳴った土壇場でスイッチが入る時や、
マラソンでの、ランナーズハイなどはこうした脳の中での思考が切り替わるために発生していると考えると分かりやすいでしょう。
自分の思考パーソナルエリアの切り替えをする、何かしらの行動やきっかけというのを知っていると、比較的容易に切り替えることが可能になります。
「音楽」での切り替えなどは、多くの人がやっていると思いますが、どういう音楽でどの思考パーソナルエリアに変更するかを、ルール化してみると、いいサウンドプレイリストが作れるかもしれませんね。
あとがき
最近仕事を複数同時にこなすことがあり、この切替がめちゃくちゃしんどかったので、自分に対して思考をまとめるつもりで今回のブログを書いてみました。
多くの人は、こうした思考の切り替えってやっていると思いますが、たまにはのんびり脳を休めるっていうのも重要なんですよね。
夜はたっぷりと寝て、昼間に脳が活性化しやすい環境を作って、思考パーソナルエリアを育ててあげましょう。
ちなみに、自分の中の思考パーソナルエリアで、かなり遠くにあるのが「片付け思考」という事はわかっていて、部屋が片付かないのもこの切替ができていないからと言うこともわかっています。
誰か、片付けをするために、思考スイッチを切り替える良い音楽って知りませんか?
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