
3Dゲームが主流の現在だけど、どうしてもドット絵にこだわってしまう自分がいる。
これは、ゲームクリエーターの性なのかもしれないが、ゲームクオリティにこだわることは悪いことではない。
そして、そんな自分のこだわりの中で、今の画像生成AIでゲーム素材を作るときの最大の問題が、「AIはドット絵が苦手」という点です。
前回の内容のおさらいとしては、
この問題の原因は、AIは「ドット絵」を描いているのではなく、
ドット絵風イラストを描いていることが多いからです。
そのため、
・白背景を前提にアンチエイリアスがかかる
・市松模様を背景画像として描いてしまう
・輪郭に白やグレーの半透明ピクセルが混ざる
という現象が起きます。
今回は、そんな生成AIでドット絵で使える最適解を求めてみたいと思います。
ドット絵ゲーム素材に最も向いているAIモデルは何か?
ここで重要なのは、「イラストが綺麗」ではなく、「ゲーム素材として使える」ことを評価軸にすることとします。
候補1. Pixel Art XL
特徴
- SDXL用LoRA
- ドット絵専用
- ゲームスプライト向き
- アイソメトリック対応例が多い
- コミュニティ利用者が多い
候補2. isopixel-diffusion-v1
特徴
- アイソメトリック専用
- Pixel Art専用
- 家や部屋のサンプルが豊富
ただし、モデルカードにも"pixel perfect ではない"と書かれています。
つまり、ゲーム素材というよりイラスト寄りです。
候補3. Pixel Art Illustrations FLUX
FLUX用LoRAです。
特徴
- FLUX対応
- 風景が得意
- アイソメトリック指定可能
しかし、作者自身も「ゲーム素材よりイラスト向き」と説明しています。
候補4. Witchbrook LoRA
これ、かなり気になります。
理由としては、目指している画風に近い。
例えば、
- Stardew Valley
- Witchbrook
系。
一番気になった情報
調査中に見つけた情報で、一番価値があったのがこれです。
とある開発者が、
4×4アニメーションシート(64×64フレーム)まで生成でき、ピクセルグリッドがほぼ維持された
と報告していました。
つまり、
最近は「ピクセルグリッドを保つLoRA」が実用レベルになりつつあるということです。
これは希望がありますね。
逆にダメそうな方法
これらは今回の研究対象から外したいです。
- ChatGPT画像生成
- Gemini画像生成
- Midjourney
理由
ゲーム素材ではなく、完成イラストを描くAIだから。
一番試したい組み合わせ
現時点では、以下のような流れでの生成かな。
ComfyUI
↓
SDXL
↓
Pixel Art XL LoRA
↓
ControlNet
↓
64×64出力
もっと気になるものを見つけた
余談ですが、調査中に見つけたのですが、
Retro Diffusionというサービス。
開発者自身が、
「real pixel art(本物のピクセルアート)を目標に3年以上開発してきた。」
と説明しており、
- タイル
- マップ
- スプライト
- アニメーション
を実際のゲーム向けに生成しているとのことです。
これは「イラストをドット風にする」のではなく、
最初からピクセル単位で生成することを目指している点で、
今回の研究テーマに非常に近い存在です。
色々調べて分かったこと
とりあえず、今回の調査で以下のような組み合わせで、ドット絵生成をするのがいいのではなかろうかという結論を見出した。
ComfyUI
↓
SDXL Base
↓
Pixel Art XL LoRA
↓
ControlNet
これらは、Webブラウザで簡易に生成するモノではなく、アプリをダウンロードして、ローカルで生成する方式になるようなので、
次回は環境構築を一生懸命やってみたいと思います。
あとがき
もしかしたら、今後、インディーズゲームを作るニーズって増えてくるかもしれない・・・と思って、このブログを書いています。
ゲームも、3Dやメタバース的なのハイクオリティゲームから、
レトロゲームやパズルゲームのような、いわゆる隙間時間に楽しめるゲームまで、
色々あるんですが、
どのゲームでも、ドット絵ニーズは発生します。
3Dだからと言って、ドット絵は無縁と思っているゲーム開発初心者の人に説明しておくと、
ゲームのUI部分である、表示形は、ほとんどドット絵の構成で組まれることが多いでしょう。
そう考えると、今回の調査はちゃんとしておいて損はないという事ですね。
次回以降も引き続き、ドット絵の生成AIについて、探究していきたいと思います。
オレに幸あれ!
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