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Game開発日誌 #001 AIはドット絵が苦手

2026/08/19

Game 開発

t f B! P L
eyecatch 「ゲーム開発って、お金がかかるもの」だと、ゲーム開発会社は口を揃えていいます。 とある人が、知り合いのゲーム開発会社に、「ある素材の権利を持っているのでゲームを作って欲しい」と提案をしたところ 「安くないよ」 と言われて、とても支払えるお金ではなかったため、落ち込んでいました。 もちろん、自分も元ゲーム会社の製作者側にいたので、内情もよく知っているし、ゲーム開発でなんでそんなに高額なお金がかかるのかも理解している。 だって、ゲーム開発って、プログラムとグラフィックだけじゃなく、音楽も、シナリオも、プロデューシングマーケティングも、他にもマネタイズまでに関連する仕事、関わる人が膨大に発生するから、その分お金もかかるわけですよね。 最近では、AIを使って、少人数(なんなら一人)でゲームを作ってしまう、インディーズゲーム開発というのが流行っていますが、開発スタイルが違うこのインディーズゲーム開発は、まだまだ国内ではマイナーなのかもしれません。 そんな中、以前から、このブログでも言っている通り、自分もインディーズゲームクリエーターのジャンルに当たるため、 AIを使って、効率をアップさせたいと考えました。 とりあえず、ゲームの骨子は出来上がっているのですが、色々と発生する問題にどう対応したかをブログに残しておきたいと想って、今回から備忘録をとっていきたいと思います。

AIはドット絵が苦手分野

手始めに、チャッピーに、今現在ゲームで使っている素材を添付して、それのバージョン違いを描いてもらおうとしました。 ちなみに、お願いしたお題は、「城下町の入り口のゲートの風景の素材」です。
なんだ、結構いい感じじゃん!!! 生成してもらった画像を、画像編集ソフトなどで、自分でチップパターンに分解すればいいかと想って、この画像を読み込んでみたところ、驚愕の事実が・・・!!! 見たところ、ゲームでそのまま使えそうな抜き色付きの画像に見えますが、透明タイル画像が背景に貼り付けられた、1枚画像でした。 要するに、色が抜けてなくて、アルファチャンネルを持っていない状態の画像なんですよ。 抜き色の箇所のみ、選択して、「消してしまえばいい」と考える人は、ゲーム開発のグラフィック未経験者でしょう。 試しに、やってみると、こんな感じ。
わかります? アンチエリアスという、抜き色の境目に、白っぽいドットが残っているじゃないですか。 そのあと、何度も、「透明にして」とか「ゲームで使えるように」とか「アルファチャンネルつけて」と何度AIに頼んでも、全く同じ画像が出てきます。 挙げ句の果てに、AIから「ゲームで使う、透明付きのドット絵は、AIは苦手なんです・・・」と言われてしまいました。 そうなんだ、AIってドット絵が苦手なんだ! ここで初めて、この事態に気がつきました。 なんでもやってくれるAIから、苦手なことがある、人っぽいAIな感じがしてきました。

AIがドット絵が苦手な理由

でも、あれだけ、写真ばりの絵や動画が作れるAIが、なんでドット絵が苦手なのか不思議に思いません? それは、AIの画像生成方法のロジックに問題があるということが判明しました。 まずAIは、どういう画像を生成するかという完成図を描きます。 この時点で写真クオリティのものが出来上がるんでしょうね。
おそらく、こんなイメージの完成形を作るのが最初なんでしょう。 そのあと、それぞれゲームで使うであろう、パーツを抜き出して、1画像内に配置して、 最後に、それを指定したサイズに縮小するという工程らしいです。 この時に、透明という概念が乏しく、透明で構築した画面イメージをキャプチャしてしまうのだそうですね。 縮小するから、当然アンチエリアスも発生する。 背景込みで縮小するから、アンチ部分が白っぽく残ってしまう。 色々ともどかしいところもありますが、これが、AIがドット絵が苦手な原因です。

本当にAIはドット絵が描けないのか?

実は、画像生成をベースにしたAIモデルを使うからこういうことになるのであって、 もっとドット絵に向いているAIモデルもあるのではないか?ということを調査してみました。 とりあえず、ここをクリアしないことには、自分でドット絵を描いて同大な時間を費やさなければいけなくなるので、 プチ研究開発を進めざるを得ません。 というわけで、次回はAIにドット絵をクオリティ高く書かせる方法の追求を行いたいと思います。

あとがき

AIを使って、思い通りの結果が得られなくてモンモンとしている人もいるでしょう。 そんな時は、AIにどうすればいいかを、考えさせましょう。 なんなら、チャッピーやジェミニにこだわらずに、世の中にたくさんある生成AIを提案してもらうというのも悪い方法じゃないです。 ほとんどの生成AIが、無料枠を持っているので、実験、研究、ちょっとお試し、数個ぐらいの生成などは無料でできてしまうでしょう。 本格的に仕事で使えるとわかった時点で、課金するもよし、その後もうまくやりくりして、無料で使い切るなど、 こうしたことでも、賢くAIを使うテクニックはありますからね。

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