売れるサービス、バズるサービスを作るのは確かに簡単なことではありません。
一昔前は、
5%の法則(出典不明)という、20個のwebサービスのうち生き残れるのは1個ぐらいというような事が言われていましたが、
インターネット飽和状態の現在は、1%の法則ぐらいの確率になっているような気もします。(個人的な意見です)
売れるWebサービスが作りたい会社の話
弓削田は、以前所属していた会社で、その会社が上場できるぐらい売れたツールを一人で作って億単位の売上を上げた経験があります。
もちろん、これは販売してくれた営業担当者や、それに関連してアイデアブレエストなどに付き合ってくれた関係者の人が何人かいた結果なので、自分ひとりで成功させたわけではないですが、
売れる商品を作ったという経験は非常に自分を成長させてくれました。
まず、自分なりの
売れる法則という理論を培うことができたんですよ。
何が売れて何が売れないかが、その製品を作っている間やその後の運用期間に、理論として蓄積されていったというのが正しいですね。
もちろん、こうした理論はケースバイケースで、その時代、そのタイミング、周辺環境の依存などによって、大きく変わってきますが、とにかく売れるというコンセプトを深く理解できたのは、学校では学べない理解度だと思いました。
とにかく、Webを主体にした自社サービスの会社というのは、売れるWebサービスを作ることができなければ、潰れてしまいますからね。
売れるサービスを作る思考で開発しても、まるで売れない
駄目サービス、ゴミサービスとして、世の中で使えね〜
アプリや
ツールや
サービスというのは、たくさん存在しますが、
ファミコンのクソゲー、
Windows95,98の時代の野良アプリ、
初心者エンジニアが書くHelloWorldだけのゴミブログ、
これらは、作っている人はおそらく本気度はMAXだろうし、本気で売れる(見てもらえる)と思っているに違いない。
結果的にできあがった後で、クソミソ扱いをされて、ようやく世の中の役に立たない(他人が喜ばない)という事を理解できるワケである。
とにかく、ベンチャー企業や、新規事業開発などの部門で、とにかく売れるWebサービスを作ろうと、
SMARTの法則や、成功の秘訣などの書籍に書かれていることをそのまま実行しがちですが、
そうした結果うまれる製品が売れたという話は、ほぼ聞いたことがありません。
最近仮想通貨がさほどもてはやされなくなったのも、似たような理由かもしれませんね。
不便を便利にするぐらいの用途では、まるで使われない
多くのサービス構築のアイデアというのは、
何か不便なことをテクノロジーを使って便利にするという程度のサービスが何故流行らないのかと言うと、
少しぐらい不便でも、これまでやってきた自分の習慣を変える事のほうが不便に思ってしまうからですね。
紙の手帳に鉛筆やボールペンで、スケジュール帳にメモをしていたけど、スマホのカレンダーに書き込む方が、いつでもどこでもパソコンでも見ることができて、他人ともリアルタイムに共有できて、時間の数分前にアラートでお知らせて届いて、未来の予定まで管理しやすくなるから、紙の手帳よりもスマホのカレンダーの方が良いと言っても、
紙の手帳が好きと言う人がみんな乗り換えるわけではありません。
中には、会社や仕事のスケジュールはスマホで管理して、プライベートは紙のスケジュール帳という使い方をしている人も少なくないでしょう。
FBのマーク・ザッカーバーグが何かの書籍で書いていたのを思い出しましたが、「スマホアプリを使わせたければ、その人の生活習慣をまるで変える必要がある。」(ほぼ勝手に言い換えた言葉になってます)というのを思い出しました。
そのサービスを使って、ありあまるメリットが無いと、まるで相手にされないサービスにしかならないという事ですね。
何かひとつしか不便が改善されないというのは、逆に使いづらいと判断されてしまうようです。
これは、どんな場合でも、リサーチをすればするほど、1つの課題に潜む複数の課題があるという事が見えてくるはずです。
それらを、複合的に解決できる画期的で、わかりやすくて、使いやすいサービスじゃないと、駄目サービスと思われてしまうようです。
楽しい要素が無いと、まるで売れない
便利だけでは、人は振り向いてくれません。
お笑い芸人がもてはやされるのは、おもしろくて楽しいからです。
彼らの私生活が、お笑い芸人っぽくないと、なんだか見ているコッチも冷めてしまうという感覚ありませんか?
もちろん、ギャップで面白く感じる芸人さんもいるかもしれませんが、私生活もまさにザ・芸人の人ってきっとどんどんファンが膨れあがっていくんでしょうね。
お笑い芸人ではなく、Webサービスで考えてみると、面白いサービスというのは、同じジャンルのサービスよりも優位に働く傾向があります。
見た目が悪いよりも良い方が好まれるし、より楽しいと感じる方が好まれるのは、誰もが理解できますよね。
では、楽しいサービスって何かというと、
デザイン見た目が楽しい。
サクサク動かせる感覚が楽しい。
効果音がかわいくて、楽しい。
自分への見返りがあるから気分が上がって楽しい。
自分の周囲の人が使っているから同じように自分も使って共有感が楽しい。
これだけにとどまりません。
楽しいという感覚は人それぞれだし、正解がないのも事実です。
この楽しいを無視したサービスを作ってしまうと、楽しくないサービスが出来上がってしまい、見向きしてもらえなくなります。
あとがき
偉そうに売れるサービス、売れないサービスをブログに書いてみましたが、Webサービスを作って欲しいと依頼された時に、
「そのサービス売れなそうだな〜」
と、個人的に考えてしまうポイントをまとめてみたくなり今回のブログを書いてみました。
そして、そうしたダメアイデアでも、何かしら改善すれば、売れるサービスになるのではないかと毎回頭をひねって考えているのですが、
その思考を文字化しておきたかったんですね。
個人的に考えている「売れるWebサービスの法則」というのを、別の機会でブログにまとめてみたいとも思います。
興味のある人、ご意見ご要望ご感想を、
お便りいただけると助かります。
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