
うちの会社は「IT何でも屋」ということで、企業さんのITのお困りごとに何でも対応しています。
プログラマーって言うと、ITについて何でも知っていると思われがちですが、実際は、次のようなケースは少なく有りません。
・プログラミングはできるけど、ネットサービスの開発は苦手。
・ホームページは作れるけど、パソコンの故障は直せない。
・JavaプログラミングはできるけどJavascriptのプログラミングはまるでわからない。
これは、デパートで働いている人がデパートで売っているものを全て詳しく知っているわけではないというのと同じ理屈です。
通常、人は自分が仕事で行っているモノを自分の専門分野としてスキルアップしていく生き物なので、それ以外は正直言って素人レベルであると言ってもいいかもです。
※趣味でいろいろとやっちゃう人はそうではないですが。
というわけで、うちの会社はITのあらゆることに対して質問にお答えして、対応させていただいています。
業務委託というお仕事
今、ご対応させていただいている会社さんは、昔からの知り合いの役員の方で、うちの会社でこれまで最長の半年以上作業をさせていただいている会社さんです。
新しくサービスを作りたいけど、社内にエンジニアが少なく、採用もうまく進まないので、手伝って欲しいとのことで、ご契約させてもらったんですが、
こうした場合、会社や個人事業主の人は、「委任契約」と「請負契約」という契約方法があり、今回は委任契約で対応させていただいています。
※2つの契約の違いがわからない場合は、次のリンク先のページを読んでみて下さい。
業務委託で消耗している人に法律を知って欲しい話
簡単に説明すると、委任契約というのは、
決まった時間働いてあげますよ。という契約で、
請負契約というのは、
決まっている仕様を責任を持って作ってあげますよ。という契約です。
開発速度を上げて欲しい?
ここからが、今回のブログの本題になります。
ある時、仕事をしている業務外(休みの日)に、その会社の方からメールで連絡が入り、
「開発スピードをもうちょっとアップすることできますか?」という内容が書かれていました。
なんだか、この内容を見ると、こちらの開発スピードが遅いというクレームのようにも思えるので、今のスケジュールは事前に相互話し合いで決めたはずなのにどういう事かを質問で返しました。
すると、どうやら、会社内で直前の会議(経営会議とかいうヤツ)で、
外注コストを抑えるとか、
別案件が浮上してきたので、現在案件を速く終わらせたいみたいなことが返ってきました。
こちらの開発スピードが、通常よりも爆速なことは、重々認識してくれていたようです。
裏の狙いに気がついてしまった・・・
実はこの申し出にはもう一つ思惑があったようで、この担当者の人が、プログラミングを勉強中で、自分も開発を理解したくて、
プログラミングのお手伝いしたいですっていう裏思考でした。
もちろん手伝ってくれるのであれば、大いに助かりますが、今回やっているプログラムはWeb系なのでJavascriptで組まれていて、その方は、Javascriptは、てんでできないとのこと。
開発作業で時間がかかるデバッグ作業やテスト作業などを手伝ってくれるのであれば、助かる旨を返信で返したのですが、
「デバッグとかはやりたっくないので、パス」という返答が返ってきました。
個人的感想をぶっちゃけて言うと、「トコトン相手をバカにしたやりとりやな!」と思ったけど、結果的に手伝ってもらうことはなさそうなので、そのままスルーして通常業務に戻ることになりました。
あとがき
プログラミングのお手伝いをしたければ、今現状のプログラミングを読めて書き換えられる事が最低条件になることは当たり前なんですよね。
こんな事、プログラムが出来ない人でも分かりそうなもんなのに、こちらがスピード感良くやっているから、簡単な作業に思えたんでしょうか?
何にしても、今回振り回されたお陰で、数時間の時間を無駄にしたことは言うまでもありません。
たまにいるんですよね、こういう尻目釣れるなタイプの人・・・
まあ、その人はおそらく僕が指摘をしなくても、社外などで対人関係で苦労しているだろうから、あまり小言みたいな事は言ってあげないことにしました。
気がついて欲しいなあ、そういう自分に・・・
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