[映画] カフカ「変身」

2023年3月27日

映画

eyecatch 意味不明だけど、なかなかの魅力的な映画を観てしまった。 カフカ「変身」 映画のタイトルもなかなかの意味不明なんだけど、これは有名な小説の映画化だったようだ。 ※観終わってからネタバレページを見て理解しました。 そしてwikipediaのページも立ち上がっているので、読んでみると更に面白みが増した。 wikipedia : 変身 (カフカ) ということで、このブログはネタバレも含む、個人的なレビューを書いておくので、まだ見ていなくてネタバレが嫌いな人は、ここから下は絶対に見ないでくださいね。

映画情報

公開年2012年
カナダ

スタッフ

監督クリス・スワントン
原作フランツ・カフカ

キャスト

グレゴール・ザムザエイリーク・バー
グレーテ(妹)ローラ・リース
ロバート・パフ
モーリーン・リップマン
アンナ(メイド)クロエ・ホウマン
掃除夫ジャネット・ハンフリー
下宿人1エイダン・マカードル
下宿人2ポール・ソーンリー
下宿人3リアム・マケナ

ストーリー

朝急いで仕事に行かなければいけないのだが、体が動かない。 そんな男は、ある朝起きたら虫になっていた。 見た目は誰もが嫌うゴキブリの姿。 少し毛が映えていて、目がギョロッとしているので、より気持ちが悪い。 それを見た母親は気を失ってしまうし、父親は怒り出す始末。 妹だけが、食事を運んで、いろいろな世話をしてくれる。 兄としてそんな妹をバイオリンの音楽学校に通わせる夢があったのだが、もうこんな姿になってしまっては、その夢は叶えられない。 家族は、虫になった男を家に置いたまま生活をすることになるが、雇っていたメイドも怖がって辞めてしまい、少し前に定年退職をした父の貯蓄も底をつきかけている。 そこで、家を人に貸して、下宿料を稼ごうとしたのだが、虫になった男の姿を見て下宿人も騒ぎ出すしまつ。 その後、すぐに、男は亡くなり、家族はそのアパートを引き払って引っ越すことになった。

レビュー

★★★★☆
酷評の多いこの作品だが、おそらくは原作を読もうと思う魅力を感じさせてくれる作品でした。 CGなのか、コマ撮りなのかわからないが、虫はリアルとおもちゃの中間ぐらいのクオリティでそれもまた味があるようにも感じた。 虫になった男のナレーションが、哀愁をさそう演出なのだが、それが小説チックな演出なので、文学系の人は心に残るのではないかと思ったので、怖いもの見たさで見る映画ではない気がする。 この男が虫になった原因などは一切触れられておらず、家族は、その男がもとに戻るまで我慢するという心境で話が進んでいて、何ともコメディにも思えるその思考も映画の味の一つでもあると感じた。 でも、何で虫になったのか気になる人は、この映画はもどかしくてたまらないだろうな・・・ 映画の最後の方で、回想シーンなんだが、妹とハグをしてホッペにキスをするシーンは、個人的にはなかなかの哀愁を感じるいいシーンにも思えた。 とにかく、見終わった後で、素敵な詩を読み終えた気分になったのは、もしかしたら自分だけかもしれないけど、スタッフの想いは受け取った気になれた(気がする) ちなみに、映画の最後が、妹の素敵な笑顔のアップで終わるんだが、これは小説を読んでみて理解するしかないのかも・・・ 映画好きの方には、是非観てもらいたい作品。