評価の心得

2023年3月16日

コミュニケーション

eyecatch ネットで買物をして、商品や出品者に対して評価をする場面があります。 また、スマホのアプリをダウンロードして使った時にも、評価をする場合があります。 評価は大体★を5つのうち何個付けるかというのが一般的なようですね。

日本の評価は何故低い?

そんな、インターネットで様々行われている評価で、メジャーなのが、ECショップ大手のAmazonでしょう。 同じ商品でも、日本人の評価は他国の評価平均よりも低い傾向があるのだそうです。 参考 : 【コラム】日本人の評価が辛いぞ問題 このサイトに書かれていたのは、雑誌に書かれていたAmazonサイトの国別評価平均値という事に対していろいろな考察がされているので、非常に参考になりました。 国ごとの文化によって、モノの評価には、様々な思考の差が生まれることはわかりますが、日本人は、松竹梅文化という特別な思考があり、これにより最高得点の★5つは選びにくいのだそうです。
松竹梅の法則 条件の異なる3つの選択肢から一つを選び取る時、無意識で中間のものを選ぶという心理のこと。 参考 : 松竹梅の法則とは|真ん中を選ぶ心理・マーケティング現場への活用・価格設定のポイント
コレ、なんとなく分かりますよね。 そして、評価で5点を付けにくい心理が働いてしまうおかげで、世界中で同じ商品を販売しても、日本国内の点数が他国よりも低いのが、販売者の悩みのタネなのだそうです。

評価のコツとポイント

商品レビューやアプリレビュー以外でも、人は人に対して無意識に評価をしています。 「あの人は○○をやっていたので、△△のはずだ。」とか、「あの人は○○の格好をしているので、△△に決まっている」というような、固定概念は、その人を評価している根底情報になります。 もちろん、良い評価も悪い評価もありますが、その評価は自分の中にこっそりとしまっておいて、他の人には言わないのが賢明である場合が多いでしょう。 でも、会社や組織における「人事評価」については、明確に相手に評価を伝える必要があります。 パワハラやモラハナに思える評価もあれば、過大評価・過小評価などの評価もあり、正直正解はないのですが、評価について深く考えていない評価者もいる場合もあるようです。 そんな評価者の人の参考になればと思って、評価を行う3つのサンプルを書いてみました。

プラス評価とマイナス評価

テストの点数は、100点満点から間違った箇所を原点していく減点評価です。 最近のカラオケの点数は、音程を外した減点評価に加えて、ビブラートやシャクリなどの歌唱力を加えた加点評価もあり、実は60点以下にならないような設計にもなっているのだそうです。 (これはこれでどうなの?と思うけど) 数学的な割合は、0%から100%という数値で決まっていて、120%などはあり得ないのですが、人が人を評価する時は、減点評価と加点評価をうまく食い合わせる必要がありますね。

変動評価と固定評価

何かを評価する時に、別の何かと比較をして点数をつけるケースがあります。 世界で標準化されている「ビックマック指数」というのは、固定評価として見ることができます。 同じマクドナルドのビックマックという商品が、日本では390円で売られているのに対して、世界で最も高いのはスイスで、925円で売られているので、物価が2倍以上も高いという判断をするという固定評価ですね。 ※2022年7月調べ 参考 : 世界のビッグマック価格ランキング 変更評価は、ヒトやモノそれぞれ違う場合に、固定評価と紐付けて評価をする事で、結果がブレにくくなります。 また、固定評価を定量評価、変動評価を定性評価と言う風に言う場合もあります。

上から目線評価と、リスペクト評価

会社で上司が部下の評価をする時は、上から目線評価になりがちです。 上から目線評価というのは、自分のほうが立場が上という事を前提に基準を自分に置いてしまう評価方法で、上限キャップが自分の器になってしまうので、それを上回っている部下がいたとしたら、全く評価されない結果になりがちです。 リスペクト評価は、どんな相手であってもリスペクトをする箇所を見つけ、その事について評価を行うというやり方で、評価された人がテンションがあがる評価方法です。 上から目線になりがちな人事評価を、リスペクト評価に切り替えられるかが評価者の手腕なのだと言えますね。

あとがき

誰もが無意識に行っている、物事に対する評価に少し意識をしてあげると、いろいろな物事が見えてくることがあります。 友達と食事をしたお店の店員の態度が悪かったけど、お店の料理の味は間違いなく美味しかった時に、あなたならどんな評価を付けますか? マイナス評価にするか、プラス評価にするかは、その人の思考や、その後のエピソードによって大きく変動することでしょう。 店員の人が、直前に身内に不幸があって落ち込んでいて、無骨な態度を取っていたと知ったら、同じ経験をした場合に評価は大きく変わっているかもしれないし、 美味しかった料理が、冷凍食品をレンジでチンしていたと分かったら、お店の料理では無いとして評価に影響するかもしれません。 そう考えると、同じ経験をしても、背景にあるストーリーにより感じ方が大きく変わるという事も分かります。 全く評価ってヤツは、奥が深いゼ。 是非、マイナス評価されそうになったら、それをプラスに変える背景ストーリーを考えて、クリエイティブで加点させてみる技を身につけてみるというのはいかがでしょう?

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