とある会社で、新商品の企画会議でその会議の責任者が言いました。
新商品企画を、メンバー全員で考えて持ち寄った会議だったのだが、責任者はどの企画も自分の想定していたモノとはまるで違っていて、少し憤慨している。
- 責任者A「みんなに新しい商品を考えてもらったけど、どれも実現不可能なものでした。」
- 部下B「Aさんが実現不可能だと思っても、自分たちは実現可能だと思っています。」
- こんな奇抜な企画、実現できるわけないだろ!
- 自分たちはできると思っています。
- いや、絶対にムリだね。もっと現実的な企画を考えてください。
これは、過去に自分が所属していた会社で本当にあった会議の内容です。
その会社では新商品が作りたいのに、何人もいた責任者のほとんどが、固定概念の塊のような思考で、生み出される商品はどれもすでに存在しているモノやどこかで聞いたことがあるモノばかりでした。
新しい商品を作りたいというよりも、何となく聞こえの良い商品を作りたいと思って、他社のサービスのいいとこ取りをするような傾向があったのをよく覚えています。
組み合わせも立派なアイデア
新しいモノを生み出す時に、
アイデアは重要な要素になります。
でも、アイデアの生み出し方って、学校でも教えてくれないんですよね。
せめてアイデアを生み出しやすくなる思考について、深く考えられるようになっておきましょう。
そもそもアイデアってどんなもの?
アイデア【idea】
1 思いつき。新奇な工夫。着想。「―が浮かぶ」
2 イデア。観念。理念。
参考 : goo辞書
辞書を見てみると、ひらめきと、思考に依存する事がわかります。
誰もが「アイデアマン」って言われると嬉しくなると思いますが、アイデアという言葉自体にはポジティブな意味があるんですね。
良いアイデアがひらめく、たくさんアイデアを持っている、こんな人は周囲の人から一目置かれる存在の人が多いのもよく分かります。
可能性を狭める思考
可能性を狭める思考とは、
思い込みやルールなどです。
これらは、何か新しいことに対しての大きな障壁になります。
頭でっかちの人に、斬新な思いつきを話してみると、
「それはルールに反している」とか、
「みんなが良いと思わないんじゃないか?」
というような、否定的な受け取られ方をしてしまいます。
こうして、斬新なアイデアが削ぎ落とされていって、ありきたりで、どこかで聞いたことがあるアイデアだけが残る結果になりがちです。
可能性を広げる思考
斬新なアイデアは、得てして誰も聞いたことが無いので具体的なビジュアル化がされるまでは、そのアイデアに共感出来ない人は、なかなか受け入れがたい状態になってしまいます。
いいアイデアを思いついて、他人から「良くない」と判断された時、おそらく他人に対してアイデアの伝え方が間違っていたと考えられます。
自分では、奇抜で良いアイデアだと思っているのであれば、そのアイデアのどこが良いかという理論を見つけ出すまでが、アイデアの追求になります。
どんなに良いアイデアであっても、他人が受け入れられる説明、共感してもらえる内容にしなければ、単なる戯言になってしまうんですよね。
アイデアは、どんな人でもひらめき、思考され、日々思いつきとして生み出されているんですが、
それをメモして、他人が聴いて「面白い」と思う内容まで育て上げるということが、アイデア自体の可能性を広げる行為なのだと個人的に思います。
あとがき
自分のスマホのメモ帳が、5000件近くに達してメモ帳を開くと時間がかかってしまうようになりました。
でも、自分で書いたメモなのに、自分でも意味のわからない事や、その時は面白いと思っていたのに、後で読み返した時に、まるで面白くない事が山盛りです。
メモを取るときにもアイデアを広げる思考というのは、重要であることがよく分かります。
ちなみに、こうしたアイデアって、家の外を散歩している時によく思いついて歩きながらスマホに打ち込んでいる事が多いのですが、歩行が脳に影響するということがよく分かります。
でも、歩きスマホは、本当に危険なので、気を付けながらたくさんアイデアを思い付きたいと思った、今日のブログでした。
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