ITスキルはエラーが読めるかどうかで分かる。

2021年3月22日

テクノロジー

eyecatch エラーに強い、弓削田です。 プログラミング学習をしている人が、「エラーが出てモチベーションが落ちる」という風に言っていたのを聞いて、 気持ちはわからないでもないが、プログラミングの本質が分かっておらず、何を学習しているのか?と思って ブログに書いて思考をまとめてみました。

エラーは何のためにあるの?

プログラミングをやっていると、作ったプログラムを実行させた時に、うまく動かない時に、画面にエラーメッセージが出ると、何だががっかりしてしまいます。 これは、通常の人間の心理として当たり前の感情で、 ECサイトなどで、買い物をする時に、自分の住所やら個人情報をたくさん書いて購入する時に、 送信ボタンを押したら、赤い字が表示されて、「書かれている内容が正しく有りません」的な文言で書かれていることを 経験したことがある人も多いのではないでしょうか? こうしたWEBサイトは、EFOという手段で解決できますが、プログラミングはそうもいきません。 最近では、IDE(総合開発環境:Integrated Development Environment)や、テキストエディタなどで、出来る限りのエラーチェックが出来るようにはなっているし、 プログラミングの標準的な感覚として、テストプログラミングコードを作るというのも、当たり前になってきました。 でも、エラーがでると、多くの人がモチベーションが落ちてしまうんですね。 このエラーって、一体、何のためにあるのかというと、 コンピュータが誤作動しないようにするための、ストッパーの役割りであると考えれば分かりやすいですが、 決して、意地悪をしているわけではないということを認識しましょう。 自分が作ったプログラムなのに、エラーが表示されると、まるでコンピュータが、詐欺でもしているのかというような言い方をする人も中にはいます。

エラーを読むプログラマーと、読めない(読まない)プログラマーの違い

質問サイトなどで、プログラミングがにっちもさっちも、どうにもならなくなったプログラマーが、どうすればいいかという質問を見かけることがあるが、 大多数の答えで、「エラーメッセージを書き込んでください」という風に、指摘されています。 殆どの場合、エラーメッセージに答えが書かれていて、それを修正すればいいだけなのだが、 何故か、初心者であるほど、エラーメッセージを読まない。 そこに答えが書いてあるにも関わらず・・・ もちろんだが、エラーをしっかりと読んで理解できるプログラマーであれば、人に不具合の内容を聞くなんてことは無いのだが、 熟練プログラマーは、エラーが大好物で、そこにゲーム性すら感じている人も少なくないだろう。 かくゆう自分もその面白みを感じていて、難易度の高いエラーであればあるほど、修正した後の、満足感は半端ないのである。 世の中のクイズで、これほど面白いものは無いとすら感じるのに、エラーメッセージを読まないなんて、 アカデミー賞の映画を観ないようなものかも・・・と個人的に思ってしまった。

家電製品のマニュアル問題

エラーメッセージを読まない問題と似ているのが、「家電製品のマニュアルを読まない問題」だ。 おそらく、大半の人が、自分で購入した家電製品のマニュアルに目を通さないという事実がある。 最近のテレビは、地デジ設定やら、複雑な録画設定、わけのわからないAI機能などは、説明書を読まないとわからないのに 多くの人が読もうとせずに、「あんた、機械に詳しいやろ」という一言で、他人に操作をさせようとする。 マニュアルは、大手メーカーが大金をかけて、非常にしっかりと作っているが、辞書ほどある分厚いマニュアルなどは、 読みたくないと感じるのが普通の人の感覚だろう。 同じ金を書けるのであれば、WEB検索できるようにして、ユーザーからの問い合わせも自動的に反映させるように、 することで、全員のニーズに対応できるようになるのに・・・ とか、考えてしまった。

読解力が物を言うエラー読解法

話が少しそれてしまったが、プログラミングで発生するエラーメッセージって、慣れていると分かりやすいのだが、 基本的に英語が苦手という人にとっては、苦行でしかないそうだ。 もちろん、翻訳ソフトなどを使って、買得してもいいのだが、実はこうしたエラーは、大きく分けて2種類あるだけで、 記述ミス系と、プログラム誤作動エラーの2つなのだ。 記述ミスは、;セミコロンのところを、:コロンで打ち込んでいたり、何かしらのタイプミス(いわゆるタイポ)状態なので、 見てすぐに修正することが可能なのである。 一方、誤作動エラーは、アルゴリズム事態の見直しが必要な場合もあるし、 関連するライブラリとの依存関係などで発生することもある。 その原因は、他の人に聞いてもわからないことが多いが、似たような構成で作られているプログラミングであれば、 同じ構成の人が、似たようなエラーを出している事も考えられるので、ネットで検索して、答えにたどり着く事もありえる。 重要なのは、ネットで探しても答えにたどり着けないエラーが発生した時に、そのエラーの内容と、それをどうにか解決した内容を ブログなどでアップしておくと、世の中で他のページに無い情報ということで、非常に有意義なwebサイトになるのだが、 エラーを読まない人は、こうしたアウトプットもできないという人が多いようだ。 格好のブログネタなのにね。もったいない・・・と、自分は考えてしまう。 何にせよ。 エラーは無いと困る存在であると気がついて、エラー内容に注目することで、かなり多くの問題解決ができるという話でした。

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