コードレビューはエンジニア同士の大切な
コミュニケーションの場。
しかし、
うっかり発言が相手のやる気を削いでしまうこともあります。
これまでいろいろな開発現場で体験した経験や、友達エンジニアなどから聞いた、コードレビューで
絶対に避けたいNGワードを紹介します!
1. 「これ、誰が書いたの?」
この発言は、問題を指摘するよりも
犯人捜しに聞こえます。
Githubを使っていれば、誰が書いたかは明確なハズ。
レビューは「コードを良くすること」が目的なので、
個人攻撃ではなく「この部分、こうしたらどうだろう?」と
改善案を提示する方が建設的です。
ちなみに、レビューじゃなくて、会議などでの発言においてもNGですね。
2. 「これ、全然ダメじゃん」
一刀両断の否定はNGです。コードはその人なりに考えて書いたもの。
ダメ出しではなく、「ここをこう改善すれば
もっと良くなるんじゃね?」と、
ポジティブな表現で提案を心がけましょう。
この発言をするタイプのヒトは、勧善懲悪思考の持ち主で、自分がやることが一番正しいと考えている場合が多いので、周囲のヒトはご機嫌取りをするので日々疲れてしまうかもしれません。
3. 「こんなの見たことないんだけど?」
新しいアプローチや手法に対して抵抗感があるときに出やすい一言。
ただし、相手が工夫して試している場合もあるので、
「どういう意図でこの書き方にしたの?」と
質問から入るのが理想的です。
たしかに、この言い方で、良い意味で伝わることもありますが、相手の気分を向上させる会話テクニックを身に着けていないヒトは迂闊に使わないようにしましょう。
4. 「元に戻して」
過去の方法を押し付ける発言は、
進化を否定するように受け取られることがあります。
コードレビューは常に「より良い選択」を考える場なので、
「昔のやり方と比べて、今のメリット・デメリットは何か?」と
議論の形にしましょう。
もちろん不具合の場合は、この発言出やすいんですが、
そんな時こそ、元に戻す前(または戻した後でも)何が間違っていたか(問題だったのか)を
明確に追求するエンジニアリングを忘れないようにしないといけないですね。
5. 「教科書どおりに書けよ」
実践では、教科書のコードが必ずしも
最適解ではありません。
相手の意図やコンテキストを理解した上で、
改善すべき点を具体的に伝えることが大切です。
ちなみに、ChatGPTも間違っていることが多いので、そのままコピペしているエンジニアはそれが間違っていた時のリカバリーに困ってしまうでしょう。
6. 「あり得ないんだけど」
まるで常識クイズで不正解してしまったかのような言い草です。
あり得るか、あり得ないか、ではなく、
どの点を修正するかを指摘する方が建設的だし、レビュイー(レビュー依頼をした人)の成長も同時に促せます。
「あり得ない」の一言だと、全否定で即終了になってしまいますからね。
7. 「やり直し!」
とにかく、原因、理由を書かない(言わない)のは絶対にNG。
昭和のボスであれば、「理由は自分で考えろ!」と言いがちですが、今は令和。
そもそも、平成であっても「常識」とか「基本」というのは、よほどルールが徹底されている状態でなければありえません。
◯✕問題の場合に不正解であれば、こうしたセリフが出てもいいかもしれませんが、コードレビューの様な複雑に入り組んだ状態の場合は、
事細かく良い悪いの説明を求められているのがレビュアー(レビューする人)だという事を忘れないようにしないといけませんね。
あとがき
コードレビューはチームの
信頼関係を築く重要な場でもあります。
言葉の選び方ひとつで、相手のモチベーションが変わることを意識して、
ポジティブな対話を心がけましょう! 😊
もしも、言ってしまった場合は、その後の相手に対するフォローに全身全霊を尽くしてください。
でも、そもそもこれらの言葉って、コードレビューじゃなくて、普通に人同士のコミュニケーションでも気をつける言葉ですよね?
エンジニアとは、コミュニケーションがヘタな生き物というのも事実なので、こんな人としての必要最低限のコミュ力を鍛えましょうという内容にも見えてしまいますね。
コードレビューってどうしても、悪いことを指摘するようになりがちですが、
良いことを評価するという事で、レビュアーにとっても、スキルアップポイントになる場合があります。
これらは相互に成長をしたいという思考があることが前提なんですけどね。
今後もこうしたエンジニアNGポイントなどを収集して行きたいと思います。
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