ホームページ運用トラブルを聞いた話

2024/12/24

ビジネス 日記

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eyecatch 先日、ウチの税理士の恒例飲み会に参加した時、ホームページの運用についてとあるの会社の社長さんから相談を受けました。 以前から何回か一緒にお酒の席で会ったことがある人だったので、気楽に話をしてもらったんですが、 中小企業でよくある話だけど、放って置けない話としてブログに書いておきたいと思います。

ホームページを更新したいだけなのに

その会社さんはビジネスが好調で、最近新たに会社をもう一つ新設して、会社名が2つになったそうです。 ホームページは3年前ぐらいに作成して、さほど更新作業もないままこれまで公開をしてきたらしく、 「ホームページに新しい会社名を追加したい」というオーダーを、制作してもらった会社さんにお願いしたところ、 びっくりするぐらいの金額が見積もりとして出てきて、とても驚いて、他社のホームページ制作会社さんなどに相談をしているタイミングだったそうです。 ただ、ホームページの会社名を変えたい(新しいのを追加したい)だけなのに・・・

びっくりする金額感

その会社さんに最初にホームページ制作をしてくれた会社さんというのが、元々その社長さんの知り合いの方(お友達)だったとのことで、 さほどページ数も多くないので、 デザインとか、ドメイン取得、サーバー設定、などなど一通りのホームページ制作を行ってもらった金額が 30万円だったそうです。 そして、今回会社名を変更する更新料金が、 60万円だと言われたそうです。 確かにこれは可哀想な金額ですね・・・

推測してみる

普通に文字列を追加する程度で60万円も発生するというのは、考えにくくて、その社長さんがそんな金額を支払うのを躊躇う気持ちもよくわかります。 でも、普通にビジネスとして、手軽な更新で売り上げを上げることができるなんて、どう考えてもおかしい。 ということで、ユゲタなりに推測してみました。

複雑なフレームワークを使っている?!

Wordpressは使っていないと言っていたので、それ以外の何かしら不可解なフレームワークを使っていて、修正がすこぶるタイヘンな環境になっているのではないかと考えてみました。 または、複雑なフレームワークではなく、もともと作った人がすでに制作会社にいなくて、更新するホームページのソースコードを読み解くのに時間と労力が掛かるため、 その費用がうわのせされているのではないでしょうか?

その会社のホームページの仕事を受けたくない

見積もりを出す時に、その仕事を引き受けたくないという本音があるけど、見積もりを出さなければいけない時に、破格の金額にして、この金額ならやってもいいかという、 お断りの意味での見積もり提出をすることって、自分も過去に何度かやったことあります。 個人的には、ホームページを作りたくないというよりは、作ってもらいたいと依頼してきた人が、とにかく人あまり付き合いたくないタイプの人の場合、 仕事で繋がりたくないと考えてしまいますよね。 確かにこの社長さんも話をしても、人の話を聞かずに、自分の昔話を永遠としているおじいちゃんタイプの人で、 正直一緒にいるのがしんどい人という印象もありました。

新しい会社のドメインをお名前comで取得していた

その社長さん、もともと何かのエンジニアをやっていたらしく(Webではないみたい)、新しい会社のWebドメインをすでに取得していて、 「このドメインを使ってダブルドメインにしたい!」と言っていました。 要するに、DNSの向き先を変えればさほど難しくなく、2つのドメインで同じホームページを表示することは可能なのですが、 今使っているレンタルサーバーの会社でもそれができるかどうかは自身で調べていた様です。 固定IPアドレスが一とつあれば、さほど難しいことではないハズなんですが、 もしかしたら、その制作会社の人が、こうしたドメインやネットワーク知識が乏しく、対応するのに技術力がいると勘違いしてしまっていたんじゃないかと推測してみました。 それでも、60万円という見積もりに見合うかというと、技術屋として考えても、単にぼったくってるようにしか思えませんね。

ありがちなホームページトラブル

今回の他にもこれまで色々な人から聞いてきたホームページトラブルを思い出して書いてみます。

今の管理会社を変えたい

ホームページを管理運用メンテナンスなどを行うのは、たいてい最初に制作をした会社が多いです。 でも、その会社の運用費が高額で、もっと安い会社に変えたいとか、 何かの更新をする度にそのスピードが遅く、会社のビジネススピードに影響が出てしまうとか、 そもそも、制作技術レベルが低いのでもっとクオリティの高い制作会社に切り替えたいとかです。

制作会社と連絡が取れない(返事が来ない)

ホームページ作りっぱなしで運用をしてくれない制作会社さんは比較的多い様です。 内容を修正したいと連絡をとっても、連絡がつかないケースがあり、困っている会社が多いという話を、以前コンサルをやっている知り合いから聞きました。 そもそも、制作会社さんが倒産してしまっているのかもしれないし、 その会社と取引がしたくなくて、ブロックまたは、無視を決め込んでいるのかもしれないし、 どういう意図で連絡がつかないのかわかりませんが、実際に立ち上がっているホームページの持ち主は困りますよね。

相談に乗ってもらえない

ご自身でホームページを制作してしまう、経営者さんも数多くいます。 実は多少のHTMLなどの知識があれば、簡単な必要最低限の情報をホームページとして公開することは可能です。 でも、サーバーについてわからない、ドメインって何かよくわからん、そもそも自分が作ったデザインがダサい。 こんな理由で制作会社さんにお願いしている会社さんも多いでしょう。 まあ、「餅は餅屋」の言葉通り、専門職の人に依頼をするのがいいと思うんですが、この時に、本当はこんなホームページにしたいというオーダーをちゃんと聞いてくれない制作会社さんも多い様です。 技術的にクライアントさんにわかるように説明をするところを端折ったりするのは、エンジニア特有のコミュ力の足りない状態です。 こういう制作会社さんに安いからという理由でお願いした結果、1年も経たないうちに、「別の制作会社に頼んだ方がよかった」と思う様になってしまうようです。

あとがき

Webのシステムから簡単なホームページまで、何でも仕事とで対応していると、色々な場面で今回の様な苦情やらトラブルを聞く機会が多いです。 こういうのって、ホームページコミュニケーションと言ってもいいかもしれませんが、 とにかくホームページ制作ってなかなかクセの強い作業だけど、重要なポジションになっているデジタル現状です。 実際に「誰に相談したらいいかわからない」「周囲に詳しい人がいない」「何をどうすればいいか検討もつかない」こんな不満というかモヤモヤを抱え得ている人が、世の中にはもしかしたら莫大にいるのではないかと想像してしまいました。 もちろんそういう相談を受けてくれる会社はネットで検索したらたくさんみつかるのですが、「わざわざ他の会社に連絡して費用もかかるんじゃないか」と怖がっている人も多いでしょうね。 気軽に技術質問をしたい人は一体どうするのが正解なんでしょうね? もちろん、ウチの会社に相談してもらってもいいですよ。

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