最近仕事と称してボランティア活動バリのホームページ制作ばかりやっている、ユゲタです。
いきなりですが、あなたは、目の前に得をすることと、損をすることがあったら、どっちを選びますか?
そりゃあ、得をするほうを選びますよね。
わざわざ損する方を選ぶなんて考えられません。
それでは、ちょっと得をすることと、ものすごく得をすることであれば、どっちを選びますか?
もちろん、ものすごく得をする方を選ぶと思いますが、人は時と場合と条件によって、必ずしも絶対に得な方だけを選ぶとは限らないんです。
そんなヒトのちょっと不思議な話にお付き合いください。
損失回避の法則
本来「プロスペクト理論」という言い方をするらしく、「損失回避の法則」は、マーケティングで作られた造語みたいですね。(オレ調べ)
ちなみに、プロスペクト理論は以下のような解説がWikipediaに書かれてありました。
プロスペクト理論は、不確実性下における意思決定モデルの一つ。
選択の結果得られる利益もしくは被る損害および、それら確率が既知の状況下において、人がどのような選択をするか記述するモデルである。
参考 : Wikipedia
説明というよりも、モデルの説明になっていますが、アホでも分かるように言い換えると、
「未来がわからない時に、損と得のどっちが良いかを判断する選択」
損得のどちらを選択するかで、その人の人間性もわかってしまうという、判定基準にもなりそうですね。
ギャンブルの本質
お金を持っていない人ほど、賭け事が好きなのはなんででしょう?
確かに、自分もサラリーマン時代に、安月給の時に宝くじを毎回購入して、1000円ぐらいが当選して喜んでいたのを覚えています。
実際は、10枚3000円購入しているのに、アホですね。
最近オシャレになった競馬場にいる人達も、やっぱりうだつの上がらなそうなオッサンが大半で、
いかにもお金を持ってなさそうな身なりをしているのが容易に想像できるでしょう。
きっと、お金を持っていない人は、お金を欲しいと強く思って、
仕事以外で大金を用意に手に入れるには、ギャンブルしかないと考えているから、平日の朝早くからパチンコ屋の前に行列しているんでしょうね。
もちろん、趣味で競馬やパチンコを演る人もいるかもしれませんが、それであれば、行列に並ぶこともなければ、大金をベットする事もそうそうないはずです。
ギャンブルって、勝てば確かに大金を手にすることができるはずですが、確実性はまるでなく、むしろ確率は非常に低いのが現状なので、損得で考えると、
損をする確率のほうが圧倒的に高いというのは、普通に考えると誰でもわかります。
でも、いい年をした大人が一喜一憂して、大金を別途している姿って、なんかあんまり見たくないというのは自分だけでしょうか?
駆け引きの損得
ギャンブルもそうですが、たまに友達の中に、「じゃあ、賭けようぜ」みたいな事を言い出すヤツがいます。
友達同士でレストランに言った時に、数人で注文をして、「一番最後に商品が出てきた人が負けな!」みたいなことを勝手に言い出して、勝手にチキチキゲームが始まったことがあります。
どうやら、一番最後に食事が来た人が他のみんなの食事代を奢るというルールだったらしく、
結果は、その言い出しっぺの友達が一番最後になり、そのルールに同意をしていなかった他の友だちみんなが、呆れ返って「別にいいよ」ということで、許してもらえたというお粗末な結末でした。
今ではその友達とはあまり連絡を取らなくなってしまったので、その友達は自分の食事代を奢ってほしくてそれを言い出したのか、みんなでギャンブルを楽しみたかっただけなのか、真相はわかりませんが(別に知りたいとも思いませんが)、
賭けをして、勝ったほうが得をして負けたほうが損をするというのって、普通の人間であれば、勝った方は負けた方に申し訳ないという罪悪感が残り、負けたほうが損失を被った事で苦い経験値として記憶されます。
要するにどっちも気分が良くないという風になりません?
なので、賭けってやらないほうがいいというのが、個人的な答えです。
損失の無い賭けをやるのは、ゲームとして楽しいかもしれませんけどね。
損をしたくないと強く考える人は、得をしずらい法則
スーパーで、値引きシールが貼られているのを見ると、それがたとえ5%で、消費税ほどの値引きでもないのに少し
買いたくなってしまった経験ないですか?
何かのチケットを取ろうと思った時に、「のこり1席」みたいに書かれていたりすると、
今買わないと損と思いません?
ECサイトなどでも「2つ購入すると、50%オフ」みたいになっていて、1つでいいのに無駄に2つ買ってしまったことありません?
これらがまさにマーケティングで活用されている「損失回避の法則」なんですね。
アマゾンなどで、類似の商品がたくさんある場合に、とにかく値段の安いものを買う消費者の人が多いですが、
ブランド品質があるメーカーの製品よりも、安価な中華製を買ってしまって、結果ソッコーで故障してしまうなんて経験ある人も少なくないと思います。
人はとにかく損をしたくないと考える生き物なんですよ。
得よりも、損をしたくないと考える気持ちの方が買ってしまうみたいですね。
ここで考えたほうがいいのは、「損をしても公開をしない思考」です。
昔から「負けるが勝ち」という
ことわざがありますが、まさに損失回避の法則の真逆の思考を突いている思考ですね。
他人よりも劣ってたっていいじゃない。
負けを知らない人の無知加減は見苦しいじゃない。
勝って相手を見下すのではなく、負けて相手を尊敬した方が人としての器が大きいじゃない。
こんな卓越した思考になることができたら、きっとそんな人は、人生において得をすることが多いんでしょうね。
藤子F不二雄は「ちょっと不思議」の事をSFって言っていましたね。
他人の思考や行動は、とにかく自分では理解できないことが多いものです。
そりゃそうですよね。自分じゃないもの。
マーケティングって、とにかく人の心理をうまく利用して金儲けをしようと企てているので、それらをしっかりと見極められる思考を身に着けた方がいいという、今回のブログ記事でした。
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