物事を極めるには慣れ学習が最適

2024/12/27

学習

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eyecatch プログラミングの申し子、ユゲタです。 中学の頃にBASICを初めて、社会人にゲームグラフィッカー時代にAppleScriptにハマり、 3Dアニメーション制作をしていた時に、UNIX AWKを使い始めて、 Webシステム制作の時に、独自NoSQLを極めた経歴があります。 どれも普通の人が「なんでソレ?」というプログラム言語を習得してきたんですが、 やっぱりそれぞれ意味があったんですよね。 全て今につながっている事は言うまでもありませんが、メタ認知的に考えると、BASIC以外は他の人はやりたがりもしないだろうな〜と思います。 そして最近では、人にプログラミングを教える機会も多く、個人的に見つけた慣れ学習というものを使って物事を習得するように促しています。

慣れ学習とは?

心理学で「慣れ」のことを「馴化(じゅんか)」と言います。 慣れ学習というのは、学習したい事に対して色々と慣れる耐性を付けると言う事です。 人は、知らない事や分からない事に対して、恐怖感や不信感やなんとなくの違和感を感じる生き物です。 プログラミングを人に教える時に誰もが必ず「難しそう」というしかめっ面をします。 そして、「難しそう〜」と言って、「自分には無理、できない!」と頭で決めて学習をストップしてしまいます。 もちろん、必ずそうなるわけではなく、スイスイと学習を進めていける人もいますがソレはごく一部です。 それ以外の人は基本的にプログラミングを学びたくても学習すればするほど、苦痛しか感じないハズです。 その苦痛に慣れていくのが、慣れ学習です。

苦痛に対してどうやって慣れるのか?

学習の苦痛って、体の痛みが伴うわけでもなく、病気のような症状がでるわけでもありません。(中には出る人もいますが) 「難しそう」という思考が、頭の中で拒絶反応になり「やりたくない!」と強く考えてしまうようになります。 そのため、自分は将来のことを考えてプログラミングを学習したくても、その苦痛が頭をよぎるため、進まなくなります。 その結果、自己防衛思考が働き、「自分はプログラミングは体質に合っていない」と考えるようになってしまいます。 中学校の時などに勉強が落ちこぼれてしまう子も、勉強に対するこの拒絶反応による人も多いでしょう。 では、「慣れ学習」では、どうやってその拒絶反応を克服するのかと言うと、その名の通り、慣れていくだけなんです。 心理学の「馴化」は、次のような説明が書かれています。
生き物がある刺激を繰り返し受けた際に、その刺激に対する反応が徐々に見られなくなっていくという現象 参考 : 百瀬整形外科スポーツクリニック
苦痛は、繰り返すことによって、慣れていくものなんですね。 苦痛に感じているという事で「逃げたい」という思考にならないように思考コントロールすることができたら、 人は学習に対して耐性ができ、その学習をし続けることができるようになります。 どんな学習も、し続けることによって、ある一定のレベルまで確実に修得することができるようになります。

自分の思考アレルギーに気付く事

では、苦痛から逃げたいと思わないようにするにはどうすればいいのかというと、 自分の苦手に気がつくことが重要です。 気がつかないと人は必ずその物事から自分を守ろうと避けたいと思考してしまいます。 でも、それが苦手反応から来ていると気がつけば、その苦手を乗り越えなければという、使命感のような感覚に変わってきます。 その壁が高い事は重々承知なので、少しずつ這い上がっていけるように、苦手なことを分解していくことで、道が開けるはずです。 そして、大きな壁の苦手なことを少しずつ毎日繰り返して体感することで、苦手に対して馴化が発動して、苦手が苦手では無くなる日が訪れます。 この自分の苦手を本能的なアレルギーと勘違いして、すぐに防衛本能に走ってしまう人は、何事も続かない性質と言えるかもしれません。

世の中の大半が継続が苦手な人

苦手なことから逃げ出す人と言うと、ダメ人間のように思えるかもしれませんが、 安心してください、世の中の大半の人(おそらく9割以上)が逃げ体質の人です。 でも、それぞれ何かしら耐性を持っている自分の得意分野というのをほとんどの人は持っているものです。 他人と比べなくてもいいし、自分がやりたいけど向いてないと判断するのも自分の責任において自由にすればいいんです。 自分に対して、義務教育のように勉強を強いることなんて、自分以外にできないし、しちゃいけないんですよね。 それでも、何か物事を極めたければ、「慣れ」という馴化に対して正面から向かっていくことが重要だと覚えておいてください。

あとがき

プログラミング学習を途中で投げ出してしまう人が多いな〜と思っていたんですが、 今回ブログに書いた「慣れ学習」を教えてあげると、目の色を変えて「学習が楽しくなった」と言ってくれた人もいます。 意外と自分の内面のことは自分では気がつかないし知らないモノなんですよね。 でも、そんな自分の内面に対して知ることができたら、本当の意味で賢い人間になれるんじゃないかと、個人的に考えてみました。 そして、これまで苦手だと思っていたことが克服できた人って、その物事に対してのレベルが半端なく高くなるというのも、乗り越えた人だけが知る世界かもしれませんね。 あなたは、何か乗り越えたい苦痛がありますか? それに慣れてみたいと思いますか? もし少しでも思ったのであれば、「慣れ学習」やってみてください。

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