いつもシステムを依頼する人が損をしていることに気がついている、弓削田です。
先日サイト制作をご依頼いただいた会社さんがに無駄なご請求をしなければいけないくなったという事があったので、
その内容の紹介と、サイト制作を他社やフリーランスに依頼する時に気をつけたい点を少しお伝えしてみたいと思います。
先日の納品の話
その会社さんは、とある大手クライアントから1ページだけのwebページを依頼されて、
それをコーディングしてもらうというだけの作業をしてくれるコーダーを探していました。
ペライチで、簡単なコーディングで、唯一の条件が「レスポンシブデザイン」という事で、
パソコンでもスマホでも、ちゃんと問題なく表示できるようにするということで、
かなり安価な予算ということもあり、依頼を引き受けさせていただきました。
そして、詳細のデザインは、依頼した会社の中にいるデザイナーさんが作って、すでに大手クライアントには
確認をとっているという事もあり、そのままコーディングしようとしたところ、
pc画面とスマホ画面で、書かれている文字内容が微妙に違う。
違うということは、pcとスマホでの内容は違うし、DOM構造も別にしなければいけない。
もちろん、表示サイズによって片方のタグを非表示にすればいいのですが、
そもそもレスポンシブの概念から外れるので気持ちが悪い。
あと、トップバナーに
カルーセル機能のような動きが書かれており、
ライブラリの導入、またはそれ用のjavascriptプログラミングが入ってしまう。
これでは、引き受けた予算内での作業費用に収まらない事になる。
もちろん、簡単にできるだけ近い状態の実装を提案してみたが、何やら大手クライアントの担当者が
細かくイメージしている操作と食い違ってしまうので、費用が増しても行ってほしいとのこと。
結果、一度構築した作業や、ご提案作業なども含めて、追加費用が発生し、
3倍もの金額請求をすることになりました。
この自体、果たしてどのようにすればよかったのでしょうか?
事前に準備しなければいけないモノ
まず、依頼する側が足りていなかった点として、事前に必要な条件を言わずに「簡単にできる」という事で
見積もりを承諾させているという点が、失敗ポイントです。
正直、システム開発をするよりも安価なので、こうした会社の依頼は放っておいてもいいのですが、
引き受けた案件は勢威を持って行わせていただくという事が重要なので、
企業間取引だけど、フリーランスエンジニア料金で引き受けたという事ももしかしたら、こちらの失敗なのかもしれない・・・
そして、この依頼する側は、全ての条件を提示するのが、やはり筋ではないかと思い、
この会社さんは、大体いつも、「後出しジャンケン」的に、あれもこれもと要望をしてくる傾向があり、
それらは、元のクライアントからの要望が出てこちらも初耳という風に言われるため、
こちらサイドとしては、「ディレクション能力が低い」という風に評価せざるをえなくなってしまいます。
そうしたディレクション作業は、いわゆる案件内容の進捗管理に留まらず、費用内に案件を実施できるという
コスト管理も重要であり、その能力が無い人が担当してしまうと、無駄に金額だけがかさんでしまうという結果になりがちです。
LP制作程度で、「要件定義書」を作るのは無駄のように感じるかもしれないけど、少なくともやり取りを
メモ書きでもいいので、テキストや書面で交わして相互の納得の行く作業進行をするべきですね。
エンジニアをイラつかせるポイント
今回のやり取りで多く発せられた言葉で、外部エンジニアが嫌がるであろうやり取りは以下のようなものがあります。
1. これ簡単なので追加してください。
→簡単かどうかは、実装する制作者が判断する事であって、クライアントが判断できるものではない。
2. これが最後の追加です。
→このセリフが10回ぐらい続きましたwww
3. 先方から言われたので断れません。
→それは正直こちらには関係がない話。
4. 社内でwebが得意なものがいないので・・・
→この手の仕事は向いていないので、辞めた方がいいと思った。
正直、コンサルティング費用も含めてあげたくなりますよね。
自社内に、webエンジニアを採用すればいいのに・・・と思ってしまいますよね。
良好な関係の気づき方
色々、至らないと感じる会社さんですが、僕の知り合いがその会社の営業社員として働いていて、
頑張っているので、なんとか手伝ってあげたいという思いでお付き合いしているのですが、
他の営業マンが業界新人らしく、なかなかクセが強いので、そのサポートもしてあげているような
状態になっているんですね。
とりあえず、案件の途中は、こちらから厳しい言葉でやりとりさせてもらっていますが、
営業代行をしてもらっているという感じもあるので、できれば良好な関係を気づいていきたく、
こちらとしては、誠意対応をしているのですが、如何せん、その会社の個人スキルがアップしないのは
目の上のたんこぶですね。
まあ、このブログ記事のようなストレートな言い方はしませんが、ちょっとぐらいは察してもらいたい感じですね。
web検索でヒットして、「自分ではないだろうか?」とドキッとした、web制作を依頼する会社の人。
もしかしたら、あなたかもしれませんよwww
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