フリーランスエンジニアが仕事を依頼してくる会社に気をつけたいこと

2020年12月19日

日記

eyecatch プロエンジニアとして活動している、弓削田です。 世の中のサラリーマンエンジニアは、まあまあの割合でフリーランスエンジニアになりたがっているという事を感じているんですが、 みんなルールで締め付けられる会社には属したがらないようですね。 しかし、フリーランスエンジニアも、エンジニア作業以外のモノも、自分で全てやらないといけないという事もありますが、 営業や会社間の遣り取りをする契約書や見積書と言った書類などのやり取りが苦手だというエンジニアも少なくないようです。

見積もりが意味の無くなる会社

僕の会社は、知り合いの会社から、web制作に困ったときなどに連絡が入って、お手伝いをしています。 とある友達からの連絡で、 「大手アパレル企業でリアル販売からweb販売への切り替えをしたいので、ECサイトを作りたい」 という事で相談を受け、予算を聴いた所、 「100万ぐらいでお願いできないか?」 との事だったが、通常であれば、ECサイトを作る場合は、300万ぐらいが業界相場であることを考えるのと、人月100万のエンジニア作業と 考えると、工数1ヶ月という見積もりになる。 さすがに、とてもじゃないけど、決済機能やら、ユーザー管理機能などの構築を考えると、厳しいと返答したところ、 「決済機能はいらない、支払いは店舗で行う」 という判断をしたようだ。 web販売の意味があまりないのでは・・・とも思ったが、 「商品画像と値段を並べる程度のページ作成です。」 との申し付けがあり、なんとかなりそうな感じもしたので、引き受けた所、 細かなログイン機能の指定やら、カートシステムの構築やらで、とても予算内では収まらない作業に発展してしまった。 一度引き受けると、社内エンジニアのような扱いをされる感じがしたので、その会社は弊社としては要注意会社として気をつけるようになりました。 そもそも、作業内容が把握できない時点で、見込みの立てられていないシステム開発なので、対応した日数による工数での精算にするべきでしたね。

広告代理店が何社も中間に存在するケース

これは、僕がとある大手化粧品会社のLPを作るという話を頂いた時の話ですが、 スマホの画面を見ながらボタンをクリックすると、スマホで自撮りしている自分の顔に化粧がされていくという、おもしろいシステムを導入するという案件でした。 事前に打ち合わせをする際に10人ほどのメンバーがビデオチャットで表示されたので、かなり大きなプロジェクトという事が理解できたのですが、 作業を進めていくうちに、仕様がまったく整っておらず、都度こちらから「こうすることで対応できる」という提案を行っている進行になったのだが、 それを確認するのに、プロジェクトメンバー全てに確認をとらないといけないとのことで、非常にレスの遅い案件を体験した。 どうやら、中間に広告代理店が何社かいて、その人達が忙しいとのことでレスがとても遅くなりがちなのだそうだ・・・知らんがな・・・ 無駄な商流によるアジャイル作業は、とてもじゃないけど効率が悪すぎます。 1週間ほどで終わるはずの作業が1ヶ月ぐらい時間がかかってしまって、ほとんどの時間が「待ち」だったので、その1ヶ月で3つほどの仕事を別にこなしてしまいました。 イニシアチブの取れていない会社からの作業はなかなか厳しいという思いだけが残りましたね。

スキルの低い担当者のはなし

とある案件で、対応してくれた担当者さんは、請求書を送った際に、社内での案件管理番号を記載して欲しいとして、再提出を依頼されました。 「請求書を提出する前に言ってくれよ」と、心のなかでは思いましたが、 大した作業ではなかったので、そつなく言われた内容を追加して、送っておきましたが、期日になっても入金がされません。 少し怖くなったので連絡をしてみたところ、「忙しさで忘れていました」と、詫びる感じもなく言われ、「会社の経理直通メールに送り直してくれ」と言われる始末でした。 とりあえず、再送したが、その担当者は、案件中も「忙しい」「webがよくわからない」などの逃げ発言ばかりしていたことを思い出しました。 ちょっと人としていただけないなあ・・・という思いをした案件でした。

相談はタダと思われがちなエンジニア

僕の会社がそうなんですが、ITで困ったことがあれば、電話で聞いてくる人は、月に何人かいて、名刺交換をしたばかりの人でも、 相談をしてくれる事自体はありがたいのですが、こちらが困難な内容を教えてあげて、その後どうなったかを連絡してくれる人は非常に少ないです。 この点を考えてみると、困った時だけ連絡する人かどうかを判断する基準だと考えて、返答がある人は、信用するに値できる人という位置づけで考えるようにしています。 この間もwindows画面が真っ青になって、わけのわからない文字が書かれていると困って電話をしてきた知り合いは、原因を追求して解決してあげたあと、 お礼メッセージが何通も届きましたが、 前職での後輩だった人が、とあるアフェリエイトサービスへの登録がうまくできないとして連絡をしてきて、こちらでいくつか指示してあげたんですが、その後どうなったかの返答はありませんでした。 仕事というよりは、人コミュニケーションのレベルである気もしますが、フリーランスエンジニアもこうしたコミュニケーション能力を高める必要は大いにあると考えられますね。 相手が勝手に自分のことをブラックリストに登録されないようにするために、コミュ力を鍛えなければと改めて考えさせられました。

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