仕事の基盤がメールの、弓削田です。
先日とある人のPodcastを聴いていた時に、あるメルマガサービスを使って便利だったという話をしていた。
その時に、そのメルマガを使うと、GoogleAnalyticsのような色々なアクセスログ解析をしてくれるというのがとても良かったと言っていて、
・メールの開封数
・メールに書かれてあるURLにアクセスした人の数
などが集計されるのだそうです。
Podcast内では、メールの開封確認って、どうやって行うか、技術的なことが分からないという事で話が終わってしまったのですが、
個人的に気になったので、今更ながらメールって、世の中で無くならない技術の一つだと思っているので、その技術内容について、少し検討してみたいと思う。
かつてのメールの開封確認はメールソフトに依存した技術
その昔、誰もがOutlookを使っていた時代に、Outlookの機能として「メール確認」という機能があって、
相手がメールを受け取ったかどうかを確認できたんですが、
この機能というのは、メール送信の時に、相手サーバーからのエラーなどレスポンスを確認する機能で、メールが届いたかどうかの確認で、
メールが開封されたかどうかまでは分からないというデメリットがありました。
他のソフトもそれぞれメール確認をする機能があるものもあったんですが、
同じソフトを使っていないといけなかったり、内容的にサーバーダウンや、受取拒否しているケースなどに対しての確認しかできず、
開封確認という精度には届かなかったため、あまり一般的に便利に使われなかったようです。
もし自分がメールサービスを構築するなら
とりあえず、IT技術者として、集計できるメールサービスを作るとしたら、次のような機能をもたせることが可能だと考えられます。
- メールマガジン配信サービス
- メールの開封数
- メールに書かれてあるURLにアクセスした人の数
- メール総送信数
- 属性別の集計(年齢、性別、送信相手の職種)
- 日別、時間帯別の集計
どうですか?魅力的でしょ。
技術の深堀り
実際にどういう風な技術になるかというと、
メールは基本的にテキストで構築して、それをリッチテキストで送信します。
この時、見た目は画像やフォント変更などを行わないようにするのがポイントです。
そして、そこにビーコンとしての表示サイズ0の画像データを埋め込むことで、そのメールを開封した時に、
指定したサーバーに対して、アクセスログを送信することができます。
そして、メール内容のURL部分を全て、リダイレクトURLに変更することで、URL毎のログを取得することが可能になります。
メールサービスで計測したいデータは、これでほとんど取得でき、事前に登録されたメールアドレスに対する属性で、
アクセスログに、メールアドレスと称号できるIDを付与しておけば、データを照らし合わせて集計をすることが可能になります。
デメリットとしては、メールをリッチテキストではなく、プレーンテキスト表示している場合には、ビーコンログが取れないので
その点はマイナスですが、最近ではリッチテキスト表示を使っている人がほとんどなので、この手法で確実にログ集計をするのがいいかと考えています。
Podcastで紹介されていたメールサービスも、似たような事をしているのだと勝手に想像しています。
確かにメールの開封確認ができたら便利かも
たま〜に、仕事のメールで添付容量が大きかったりすると、相手サーバーで弾かれてメールが届いていないというケースがあります。
こうした場合、こちら側としては、送信完了したつもりでいても、相手はメールを受け取っていないので、エラーメールがくる仕組みがなければ、
大きな事故になってしまう可能性も高くなってしまいます。
こんな時に、メール開封確認という機能があれば、自分が送信したメールが読まれているかどうかを知ることができ、こうしたトラブルを回避しやすくなります。
あと、返答が遅い相手に対して、送信してからどのぐらいのタイミングでメールを読んでいるかを確認することができるようになり、
こちらも、仕事における作業の透明化ができる事になります。
何にせよ、メールは便利に仕事で使えるけど、お作法も含めてももっと機能を追加してもいいシステムだということがわかりました。
Gmailだけでは、まだまだ足りていない機能があると考えると、ビジネス展開できる可能性もありますね。
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