プログラミングは学問ではなくエンターテイメント作品であるという話

2020年12月10日

テクノロジー

eyecatch 趣味と仕事がプログラミングの、弓削田です。 将来の仕事のためにプログラミングを一生懸命学習している人は、子供から大人まで増えているようですが、 プログラミングは実は学問として評価されることは少なく、多くが芸術作品のように評価されることの方が多いという事を理解してしまいました。

あるプログラミングコンテストの入賞コメント

2020年から始まった小学校からのプログラミング必修化に伴い、若年層のプログラミングコンテストが盛んに行われるようになりました。 これまで、こうしたプログラミングコンテストって、おっさんがいっぱい参加するのが通例だったのですが、日本でも最近は学生さんが増えてきている事は喜ばしいことですよね。 そして、そうしたコンテストで入賞するという事はとても名誉なことで、賞をとった本人もたいへんモチベーションが上がることは間違いないでしょう。 逆に賞を取れなかった人は、自分のプログラムは何がマズかったのか悩んでしまうかもしれませんが、そんな事はあまり関係なく、 こうしたコンテストはプログラムの質が評価されることはほとんどなく、ほとんどが、見た目の奇抜さやデザイン理論に当てはめられて評価されるというのが現実です。 極端な言い方をすれば、全く同じプログラムを提出したとしたら、その色味や使っている画像素材で評価されるということなんですね。 もちろん、書かれているプログラムを全く見ないという事はないと思いますが、評価を見たら誰もがそのことについて納得できると思います。

プログラミング学習が無限に終わらない事

今現在、プログラミングを学習している人は、あまり聞きたくないかもしれませんが、プログラムを学習することに終わりはありません。 プログラミングスクールに通って無事に卒業できたとしたら、実はその段階は基礎を学習し終わったというだけで、経験や応用力がまるでない状態においては、本番で使えるプログラミングはまるで役に立たないでしょう。 この時点であまりガッカリしてもらいたくないのですが、ここからの経験値の蓄積がとても面白いと感じる人と、面白くないと感じる人に別れてしまうようです。 しんどかった基礎学習が、これからもまだまだ続くとネガティブにとらえてしまうと、面白くないと感じてしまいますが、 基礎が終わっているけど、まだまだ知らない事を知ったり、奥深いアルゴリズムを理解することがとても面白く感じたら、その人のITスキルの伸びしろは半端ないでしょうね。

プログラムの良し悪し

当たり前のことですが、仕事などにおけるプログラミングは、コードの良し悪しを判断しなければいけません。 でも、やっぱりプログラミングして作ったwebサイトやwebサービスは、見た目や機能の使いやすさのみで評価されるので、 プログラミングが良いという評価を貰うことはありません。 チームで開発している場合であれば、そのチーム内でコード評価をする事はありますが、表向きと裏の評価として分けられてしまいます。 要するに、どんなにいいプログラミングをしても、最終的な見た目が良くならないと、良い評価をしてくれない遠いうことを考えると、 プログラミングの基礎学習を終えたら、デザイン学習をするという事は、即戦力においていい流れなのかもしれません。 各有、僕は、デザインが先行して後からプログラミングという流れだったのですが、この2つは切っても来れない学習なのかもしれませんね。

プログラマー不足の世の中

経済先進国である日本ですが、ITに関しては、後進国であると色々な数値から言われています。 もちろん、国内で行われるITを使ったサービスは増えていることを考えると、こうした仕事ができる人が優遇されることは分かりやすいと思います。 しかし、実際にプロフェッショナルにプログラミングできるという人、さらにビジネスに精通してて、組織のリーダーとしても対応できる人材、となるとなかなかそうした人材がいないということは採用担当者は痛感していると思います。 今現在、プログラムを学習している人にとっては、高い壁のように思えるかもしれませんが、逆に考えると、国内ではこうしたイスがまだまだたくさん空いているという風にも考えられます。 そう考えると経済大国である日本でのIT需要は今後も減ることは無く、ITに強い人がどんどん活躍できるという事に気がついた人が勝ち組になるのかもしれませんね。 あなたは、「ITに強いですか?」と聞かれたら何と答えますか?

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