人の話を聞いて面白いと思ってしまう思考の話

2022年7月4日

学習

eyecatch
人の話を疑う事なく信じてしまう、ユゲタです。 なんでも鵜呑みにしてしまうバカ正直がメリットでもあり、デメリットでもあります。 でも、デメリットを考えるほど暇ではないので、メリットしか考えない様にしているのは、ちょっとだけオススメの思考法です。 そんな中、この間テレビを見ていた時に、「この話はノンフィクションです」と最後にテロップで表示された時に、面白さが倍増した感覚を覚えたので、なんでそう思ってしまうのか個人的に考えてみました。 というのも、最近ユゲタの配信しているPodcastでラジオドラマを展開しているんですが、ここで毎週、構成も含めてシナリオを書いていますが、そもそもの通常ラジオ配信じたいのシナリオも書いていて、 シナリオを書く事が増えたな〜と感じていたんですが、 ゲームを作るときは、必ずゲームシナリオを考えるし、仕事をしようとすると、ビジネスシナリオを考えます。 また、自分の人生のストーリーとしてのシナリオを考える事もあれば、こうしてブログを書くのもシナリオを書いている感覚です。 何かを作る時に、シナリオって絶対に必要なんですね。 そこに、ノンフィクションのような要素が加わると、シナリオはとても魅力的になるのではないかという自分なりのシナリオ向上思考法です。

ノンフィクションが面白いと感じる理由

ある残酷な殺人犯が出てくる映画を見ていた時に、映画を見終わってそれがノンフィクションで実際にあった事件を元に作られたと分かると、なんだか話のクオリティが、グッと上がる感じがします。 実際にそんなドラマや映画のような出来事が世の中で過去に起きていたという驚きと、そんな事が実際にあり得るという現実味のある恐怖とが、頭の中でグルグルと回っている感じがします。 話の内容が、本当なのか嘘なのかで、人は受け捉え方が真逆になってしまうのではないかと考えてみました。 例えば、スターウォーズのようなSF映画って、今の科学技術ではあり得ない要素が満載だし、ウルトラマンや仮面ライダーのような空想化学も、明らかにフィクションである事が前提で楽しめるストーリーです。 ノンフィクション映画と聞いて浮かびがちなのは、映画のタイトルがその物語の主人公の名前になっている、いわゆる自伝的な映画は、その人の人生を見て楽しめるものですが、 ノンフィクションの醍醐味は、あり得そうにない出来事を実際に物語として映画化して、それがノンフィクションであったと観た人が知った時の、ビックリする感覚が、個人的になんとも言えない考え深い感覚を持ってしまいます。 とは言っても、映画などで映像化されたものは、ノンフィクションではありますが、かなり脚本で書き加えられたものや、想像で映像化されたものがほとんどではあるので、センテンスとしてノンフィクションというスパイスが入った物語と考えた方がよさそうですね。 とにかく、嘘ではなく、本当であるという真実というのは、人の心を揺さぶってくれるスパイスであるという事は、自分にとっては明確の様ですね。

嘘の様な本当の話

自伝的なノンフィクションではなく、嘘の様に聞こえるけど、実際にあった本当の話であるというのは、それを聞いた人の感情を揺さぶってくれる事でしょう。 稲川淳二の怪談話が面白いと感じてしまうのは、まさにこれで、彼が経験した体験談が話の本筋で、それを体験した彼自身が、当時の感情を生々しく話しているのがなんともノンフィクションであり、多少の演出を追加していたとしても、嘘を言っていないという話し方に聞いている人は震え上がってしまうし、そんな事が実際にあり得るのか?!という半信半疑だけど、心の中では信じてしまっているので怖いという感情が湧いてくるんでしょうね。 そんな風に不思議な体験をした人が、その人自身の口で聞かせる話って、面白さを倍増させてくれる要素があると考えたら、自分で不思議な体験をたくさんすると、その人の話すストーリーは、面白いに決まってるじゃないですか。 そんな事を考えて最近シナリオを書く様になってしまいました。

フィクションももちろん面白い事を忘れてはいけない

ノンフィクションが面白いと思っているとフィクションがなんだか陳腐な感じがしてきますが、 人の生み出す想像のストーリーは、ノンフィクションとは違うワクワクを生み出してくれます。 まるであり得ないストーリーを作り出す事ができるのもフィクションの特徴ですね。 ノンフィクションは、どちらかというと、怖いとかビックリする事が多い反面、フィクションはドラえもんのポケットの中の道具を連想させてくれる、空想における面白さを感じます。 ノンフィクションの定番である、自伝的なストーリーって、他界されている人が題材になる事が多く、最後はお亡くなりになってストーリーが終わるので、ハッピーエンドだけど、物悲しい話になりがちです。 それと変わってフィクションの醍醐味はなんと言っても、日本のアニメの空想力に凝縮されています。 宮崎アニメなんかは、空想の賜物と考えるとわかりやすくないですか? よく、「フィクションとノンフィクションの面白いのはどっち?」というような、意味のわからない対戦をしている掲示板などを見かけますが、どちらも面白くて良い点がある事に気がつかないと、どっちかの揚げ足を取ってばかりのつまらない見方しかできなくなるでしょうね。

面白い物語は面白い人が作るから面白い

役者の人が、インタビューなどで、仕事のやりがいについて聞かれた時に、「いろいろな人の人生を演じられる」という風に答えているのをよく見かけますが、 脚本家やシナリオライターの人も、同じ様に、キャラクターの人生を描けるという面白さを感じているはずです。 どちらも、自分の作った作品を見た人の心が揺れ動くことに喜びを感じている点だと思いますが、 実際にそうしたクリエーターの人じゃなくても、人の心を揺さぶる話をする人がいます。 話し方がうまいという人は、その奥底にこうした特徴があるのではないでしょうか? 面白い人生を送っている人は面白い話をするし、辛くしんどい思いをしてきた人は、辛さを人一倍上手に語る事ができるというのはとても納得ができます。 やはりノンフィクションは無敵の武器と言えるかもしれませんね。 ますます、シナリオ作りが面白く感じてきた、今日のブログでした。

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