面白いと思うPodcastの作り方を分析する話

2021年1月8日

日記

eyecatch 最近はもっぱら、AMFMラジオよりも、Podcastが定着している、弓削田です。 Podcast配信をはじめてもうすぐ1年になります。 もともと、他の人の配信しているPodcastをヘビーに聞いていたという事もあり、 他人のPodcastを聞いていると色々と気になることも多く、 聞いてもらえるPodcastについていろいろな実験も兼ねて配信をしているので、 その成果というか、今の時点でのまとめをブログに綴っておきたいと思います。

不快感を感じるPodcast

  • 無駄に長い時間の配信番組
  • 音質が極端に悪い
  • 編集が全くされていない
  • リスナー置いてけぼりの内輪ネタ系番組

- 無駄に長い時間の配信番組

過去に、「Podcastの配信時間はどのくらいが一番いいのか?」という話をしている番組がいくつかありましたが、 これは、聞く人のスタイルにもよりますが、一般的には10分~15分ぐらいが適正としているようです。 僕の配信しているPodcastは、平日に安定して数多く聞かれていて、午前中のダウンロードが多いという特徴があります。 これは、学習系の番組の場合、通勤電車で聞いていることが想像できるからですが、そう考えると、電車に乗っている時間が 配信時間になるとバッチリなんですが、これは首都圏だけの話で、地方では車がメインの為、そうではない可能性も高いですね。 全員がサクッと聴けるという事を前提にすると、1週間に1回の1時間番組、毎日配信の5分番組、ぐらいの感覚が聞いている方もストレス無く聴ける 番組であることは、ヘビーリスナーの僕もよく感じていて、 プログラミング系のテクノロジ番組の特徴として、友達と数人で雑談をして1時間から1時間半ぐらいの配信時間の番組がありますが、 これは結構つらいです。 ラジオ番組が5分から10分毎にコーナーを切り替えるというような構成をよく勉強してもらわないと、1話を聴き終わる前に辛くなって消してしまいます。

- 音質が極端に悪い

とある毎日配信している番組で、連続して複数回を聴いた時に、前回と音量が全く違っている回があり、 聴いていて、何かしらのトラブルの匂いがして、番組内容が頭に入ってこなかったことがありました。 安定した音質は、聞く人に無駄な不安を与えないという効果があると考えておいたほうが良いようですね。

- 編集が全くされていない

Podcastは、配信する人も気軽な気持ちで行えるという事が人気であると聞いたことがあるんですが、 カミカミで話される配信は、とてもストレスを受けます。 確かにプロのアナウンサーみたいな、話し方講座をうけているわけではないので、たどたどしい番組は理解できるのですが、 二人で配信している番組で、会話の間が5秒ぐらい空いたら、podcastアプリが壊れたような印象を受けることがあります。 実際に、リアル感を出したがるpodcasterは多いようですが、ちゃんと編集してクオリティを出すpodcastのほうが人気が出るというのは明確です。 編集がしっかりしていると、番組構成もしっかりしていると考えられますからね。

- リスナー置いてけぼりの内輪ネタ系番組

友達と二人で喋っているだけの番組で、学生時代の担任の先生ネタみたいな話や、知りもしない特定の環境の話を永遠とされても、聴いている側は苦痛だけです。 ていうか、他人が聴いて面白いと感じるポイントがない番組は、評価が低くなっているのも現状ですね。

人気のあるPodcastの特徴

  • 聴くと何かしらの気付きや学びがある
  • 定期的に配信がされている
  • とにかく楽しい

- 聴くと何かしらの気付きや学びがある

聴く人のスタイルにもよりますが、podcastで人気のカテゴリーは「教育」と「コメディ」というのは、不動の上位です。 日本国内は特に「英語学習番組」が人気のようですが、 僕は個人的に、「テクノロジー」系の番組で情報収集をするようにしています。 普段、出会えないエンジニアの人たちの話は、いろいろな情報が取得できて、非常に有益に感じています。 こうした聞く人に合った得られる内容がある番組は、リスナーが繰り返し聴いてくれる特徴の一つですね。

- 定期的に配信がされている

番組が不定期に配信されていて、数週間更新がされていない番組って、廃れている雰囲気しかでません。 定期の決まった時間に配信がされているというだけで、生きている番組の感覚が得られます。 人のルーティーンに入り込める番組が作れたら、勝ち組ですね。

- とにかく楽しい

淡々と内容を話すだけの番組って、聴いていても面白くありません。 同じ番組を見る時に、おふざけが一切ない国営放送と、笑いを交えた民放番組であれば、民放のほうが視聴率が良くなるのと同じ理屈ですね。 パーソナリティのキャラクターも重要ですが、その番組を聞きたくなる大きな要因になることは間違いないですからね。 番組配信者が楽しそうにしているというのもテクニックのひとつかもしれませんね。

PSO(PodcastSearchOptimyzation)について

Podcastは、SEOではなく、Podcastアプリ内での検索キーワードが重要ですが、ApplePodcastは、番組タイトルが特に重要のようです。 番組の各話のエピソードタイトルや、サマリーなどは、検索ヒット率が少し弱いようです。 タイトルに、「〇〇ポッドキャスト」という番組タイトルにするのではなく、 「△△の◯◯ポッドキャスト」として、△に検索して欲しいキーワードを入れるだけで、ヒット率が大きく跳ね上がり、ダウンロード数が伸びます。 ただし、レッドオーシャン的な△にしてはだめで、このキーワード選びは重要な要素であると考えられます。

最後に

Podcastを配信し始めて、良かったことは、自分の話すということに対する意識が大きく向上して、トークが苦手ではなくなった点ですね。 また、話のクセを編集で直しているうちに、自分の話し方も少しずつ改善されていっている感覚もあり、 通常の人では得られないスキルが手にできる感覚を持つことができて、 人から「話し方がうまいね」と言われることも増えて、普段の生活のコミュニケーション的にも良いことがたくさん生まれました。 youtubeよりも手軽な感覚で始められるpodcastって、改めていいサービスであると感じましたね。

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