日本時間の夜9時(21:00)頃に、いきなり家の電話が鳴り響いた。
もう、この時間は布団に入ってAmazonPrimeVideoを観てそのまま寝る日課なので、電話に出ようとしたら、先に嫁が電話に出たらしく、
その直後、嫁から「めちゃくちゃ怪しい電話が掛かってきたから、変わって欲しい」と血相を変えて言ってきた。
さあ、そのタイミングから、詐欺選手権が開始です!
詐欺選手権とは?
投資に限らず、テクノロジーを使った詐欺は年々増加しています。
そうした詐欺に自分も遭遇する可能性があるので、詐欺なのか本当の事なのかをちゃんと自分で見極められるようにするために、
最近特に増えてきている詐欺について、その詐欺内容と見極め方などを理解するために選手権を開催して、より色々な人に見てもらおうという企画です。
もちろん、選手権というぐらいなので、スポーツマンシップに則って、詐欺行為について徹底的に解析を行うことを誓います。
何かあったの?
今回、選手権にエントリーされたのは、夜9時に掛かってきた電話の人です。
自分が電話に変わって出てからの会話の流れを見て内容を確認してみましょう。
- (詐欺電話エントリー者)「***@gmail.com」はあなたのメールアドレスですか?
- (ジブン)「そうです」
- あなたの名前は、ユゲタですか?
- そうです
- あなたの口座に894,890円残高があるので、別の口座に送金します。
- 何の口座ですか?
- あなたの口座ですよ
- 金融機関名を言ってください
- ◯☓バンクです。
- あなたはその会社の人ですか?
- 違います私はSIPCという会社の者です。
- あなたの名前は?
- ユウタと言います。
- 日本語がカタコトですが、日本人ですか?
- ワタシはハーフです。
- どこからこの電話を掛けていますか?
- カナダです。
- はは〜ん。分かりました。あなた詐欺電話を掛けているんですね。
- 違います!あなたの口座に残高があるので、他の口座に移す手助けをしています。
- 自分、海外に口座なんて持ってませんけど
- あるんですよ、ちゃんとあなたの口座が・・・
- 詐欺だと思ってますけどこのまま話を続けますか?
- ・・・
- それではその口座のお金をAmazonギフトを買って、そのギフトカードの番号を私のメールに送っておいてください。(ここで電話を切る)
5分ほどの電話でしたが、カタコト過ぎる話し方だったので、即座に詐欺電話だとわかりましたが、
流暢な日本語であれば、気付くまでもう少し時間が掛かったかもしれませんね。
この詐欺について検証
お金を振り込むと聞くと、嬉しく感じる人も多いと思います。
何かの懸賞かクジがあたったといって、似たような手口も多いと聞きます。
果たして、お金を振り込んでくれるこの詐欺、この先どういう展開になるのか予想できますか?
今回の電話では、この先には進まなかったんですが、おそらく何かしらの自分のカード番号やら、銀行口座番号を聞かれるか、
メールを使って何かの情報を送るのでそのリンクをクリックして欲しいという流れになるでしょう。
今回相手は自分のメールアドレス、本名、電話番号のみの個人情報を、入手していたので、
恐らくどこかの会社の情報漏洩で流出したデータをもとに、電話を掛けまくっている詐欺なのでしょう。
きっとテレフォンアポインターのように、何人もいる掛け子だという事はわかりますが、日本人にカタコトの日本語で電話をする時点でアウトなので、
今回の詐欺選手権では、出走前コースアウトという、論外な結果になりましたが、マヌケ評点はかなり高いポイントをゲットすることができました。
ちなみに、他の視点でも色々と考えられる点があって、電話に出るということは、その電話は生きている電話番号ということを特定するだけの場合もあります。
その場合は、その電話番号は、生き電として、リストアップされ、スパム営業電話会社に転売されていきます。
電話を受けた側の対応で、会社電話か、個人電話かは容易に判別できるし、出た人の大体の性別や年令、出た人から推測できる家族構成など、さまざまな個人情報をマーキングされることも考えられます。
あとがき
まったく、他人の金をだまし取ろうという詐欺は、電話だけじゃなく、インターネットや最新のテクノロジー、ビジネス・マーケティングを通じてどんどん成長していきます。
新たな手口は、引っかかる人がいて初めて選手権登場するという事実もあるので、引っかからない為の自分磨きというのは重要だと思いますね。
今回掛けてきた、カナダのユウタは、もし仮に本当にカナダからの国際電話だったとしたら、国際電話という無駄コストを使うというおマヌケ炸裂の状態に加え、
日本時間の21:00は、カナダでは、朝の5時・・・
この日はサマータイムであることを考えると、そんなわけないだろ!という事も容易に想像できます。
ということは、日本国内からカタコトのガイジンが詐欺電話をしていたと考えたら、まるでコメディ映画のような情景に思えてきましたね。
今後も、こうした詐欺を見かけたらブログで報告していきたいと思いますので、もしこのブログを読んでいる方で面白い詐欺を見聞きしたら、詐欺選手権にノミネートしてください。
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