
世の中には、誰からも教わらないけど知っておかないといけないルールというのがあります。
暗黙のルールと言って、このルールを知らないまたは破ってしまうと、とんでもない結末が待っている事が多いという世にも恐ろしいルールです。
そして最も恐ろしいのは、こうしうた暗黙のルールは、チームや組織、グループ、または個人など、あらゆる場面でそれぞれの独自ルールがセットされているので、まるで目に見えないトラップとも言えるかもしれません。
そうした暗黙のルールについて、色々と調べてみました。
世の中共通の暗黙のルール
法律
六法全書に全て詳細に書かれているというのが法律の全貌だと思っている人も多いと思いますが、法律というのは日々追加されたり消されたり変更されています。
今時システムとしてネットで法律が検索できるシステムがあります。
e-gov 法令検索
更新履歴なども一覧で見ることが出来て、こちらで確認すると便利です。
でも、このサイトを知る人も少ないし、そもそも法律を知っておく必要があるのは、弁護士や司法書士などの専門の行政書士にまかせておけばいいと考えている人も少なくないでしょう。
法律ってその国に住んでいる以上、知っておかないといけないルールですからね、知らずに過ごしている方が怖いんですよホントは。
というわけで、法律は、まあまあの割合でブラックボックスになっていると思いません?
コミュニケーション
「約束の時間に遅れてはいけない」というのは、人として当たり前のルールですが、これは法律でもなんでもありません。
また、「他人の悪口をその人がいないところで言ってはいけない」これも、誰も取り決めていませんが、やっちゃだめですよね。
そんな人と人とのコミュニケーションには、暗黙のルールが沢山存在します。
少しとまどうのは、AのグループとBのグループでは、ローカルルールが少し違っている場合もあり、まるでお好み焼きの関東ルール、関西ルールみたいな感じがして自分としては面白いブラックボックスです。
会社でありがちな暗黙のルール
報連相をする
報告、連絡、相談をするように部下に言い聞かせている上司もたくさんいると思いますが、部下に対して報連相を徹底している上司は少ないような気がします。
いちいち、自分の置きた出来事を事細かく上司に相談しようとすると、「そんなこといちいち報告するな!」と相反した返答をされることもあり、
必要最低限を報告するというより複雑なルールが勃発します。
相手に分かりやすく話したり、文章を作成しなくてはならない
5W1Hなんている話し方の基本を例にあげて、人に対する話し方をお金を出して習っている人もいるようですが、
聞く相手の理解力が低い場合も、その人にあわせないとイケないように思われてしまうこのルールは、本当にパワハラに繋がりかねない暗黙のルールです。
確かにわかりにくい文章で話をする人もいますが、日本語文章力というよりは、他人の前で話すトーク力の方が問題なケースが多いのでないかと個人的に思います。
何からどの手順で話すかというのは、文章力ではなくて、話し方テクニックを鍛えるほうがいいでしょう。
家庭でありがちな暗黙のルール
男もトイレではすわってオシッコ
一人暮らしをしている男性は機にした事がない人も多いと思いますが、結婚をしたり、しつけの厳しいお母さんから、口うるさく言われた男の子もいるのではないでしょうか?_
これはトイレの掃除をやったことがある人であれば、誰でも理解出来ることなんですが、座ってトイレの用を足すのは、今時の男性の嗜み(たしなみ)でもあるという暗黙のルールは、きっと学校では教わらないルールなんでしょうね。
ごみの分別
住んでいる市区町村のルールを把握しておかなければいけません。
引っ越しをして、ルールが変わることもあるので、個人的には、徹底した分別習慣を普段から行っておいて、その自治体のルールに合わせてゴミをまとめるようにするほうがいいですよね。
ということは、ゴミ分別をするというスキルを身に着けないといけません。
家族や同居人がいる場合は、こうしたルールはちゃんと書き出して徹底してもらわないと、
行楽地に置いてあるゴミ箱みたいに、誰も手をつけられなくなるぐらいに山盛りかつ分別されていない状態になりかねません。
プログラミングにありがちな暗黙のルール
README.mdのファイル名は大文字
Githubを使い慣れていないエンジニアはこのルールを知らない人も多いようですが、古くからの習わしで大文字のみで構成されるファイル名ルールというのがいくつかあるようです。
今時のはやりの大文字小文字ルールは、アッパーキャメルケースが多いようですが、個人的にはスネークケースがお好みです。
コーディングルールもまあまあなブラックボックス化しやすいので、チーム開発じゃない一人開発であっても、書き出して置くことを推奨したいですね。(自分にも言ってるヨ)
ホームページはWordpressで作る
本当に不思議なのが、何故かホームページはWordpressで作りたがる人が多いという暗黙のルールです。
そして、ハッカーから狙われる標的ナンバーワンもWordpress、
世の中の障害が起きる確率が高いホームページもWordpress
確かに便利に機能がモジュール化されていて、運用しやすそう、簡単に構築できそう、その後のバージョンアップなどにも対応できそう・・・
と思われがちですが、
Wordpressを数年運用した人は、ほぼ確実(というと語弊があるかも)に、次はWordpressじゃないフレームワークで構築したいと言います。
どんなシステムでも、使いやすい、使いづらいポイントというのがあるので、それに気がついたんでしょうね。
あとがき
暗黙のルールって、ちゃんと明文化されていないと単なるブラックボックスなんですよ。
ということが伝われば今回のブログを書いた甲斐があります。
ブラックボックスで良いことって何かありますかね?
できれば、ホワイトボックスで有ることのほうが望ましいと感じてしまうので、是非アウトプットをたくさん行って黒いモノを白く塗り替えて行きたいですね。
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