ブログ系フレームワークは、基本的にデフォルトindex(index.html)が、ブログ記事の最新一覧表示になります。
GoogleBloggerも同じではありますが、Wordpressなどよりもかなり制約が大きく、想定したとおりにできない箇所もたくさんあります。
今回は、GoogleBloggerのページ種別について理解して、その種別毎に表示を出し分ける処理を学習してみたいと想います。
ページの種類について
まず、GoogleBloggerのページ種別を理解しましょう。
このページ種別に応じて、表示を切り分けることができれば、ホームページとして機能させることが可能になります。
ページ種別
index | トップページや、各種の検索結果ページ |
item | 記事表示 |
static_page | 固定ページ |
error_page | エラーページ |
URL種別
そして、urlの種別も理解しておきましょう。
※root階層からのurlです。
/ | トップページ |
/p/@@.html | 固定ページ |
/search?q=@@ | 検索結果 |
/search/label/@@ | ラベル検索(*1) |
/@year@/@month@/@@ | 記事(アーカイブ) |
*1 ラベル検索URLいろいろ
ラベル検索は、ラベルの文字列で検索できますが、複数のラベルを検索する場合に次のようにクエリと組み合わせて行うことも可能です。
- 単体検索
/search/label/ラベル
/search/label/?q=label:ラベル
- AND検索
/search/label/ラベル1+ラベル2
/search/label/?q=label:ラベル1+label:ラベル2
- OR検索
/search/label/?q=label:ラベル1|label:ラベル2
ページ判定表示処理
上記のページ種別が理解できたら、それを別々に表示するようにしてみるとより分かりやすいでしょう。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<!DOCTYPE html>
<html
b:version='2'
class='v2'
expr:dir='data:blog.languageDirection'
expr:lang='data:blog.locale'
xmlns='http://www.w3.org/1999/xhtml'
xmlns:b='http://www.google.com/2005/gml/b'
xmlns:data='http://www.google.com/2005/gml/data'
xmlns:expr='http://www.google.com/2005/gml/expr'>
<head>
<b:skin/>
</head>
<body>
<b:section id='test'/>
<div style='display:flex;gap:10px;'>
<a href='/'>Index</a>
<a href='/@year@/@month@/@@.html'>記事</a>
<a href='/p/@static-page@@.html'>固定ページ</a>
<a href='/search?q=hoge'>検索</a>
<a href='/search/label/hoge'>ラベル検索</a>
<a href='/hoge'>エラー</a>
</div>
<b:switch var='data:blog.pageType'>
<b:case value='index'/>
<b:if cond='data:blog.searchQuery'>
# 検索結果
<b:elseif cond='data:blog.searchLabel'/>
# ラベル検索結果
<b:else/>
# 記事一覧(index)
</b:if>
<b:case value='item'/>
記事
<b:case value='static_page'/>
固定ページ
<b:case value='error_page'/>
エラーページ
<b:default/>
その他 : <data:blog.pageType/>
</b:switch>
</body>
</html>
このコードをテーマのカスタマイズに貼り付けて、それぞれのリンクで、表示の分岐が出来ていることを確認してみましょう。
※記事ページと固定ページのリンクは、実際に登録されているものに置き換えて使ってください。
表示結果
次のような表示ができます。
上部のリンクをクリックすると、そのページ種別に遷移して、下の文字列が変化します。
あとがき
今回は、GoogleBloggerのページ種別について理解してみましたが、理解できましたか?
ホームページはこの中の「固定ページ」だけで作るこんでいくだけでもいいんですが、せっかくブロガーツールを使うので、ホームページ内でブログを公開できるようにしてみて、SEOマーケティング効果を上げるという状態にした方がいいですよね。
他にも、ビジネス用ホームページなどであれば、お知らせページやお問合せページ、色々な商品紹介ページなどの様な、子階層ページなどが必要になると思うので、その時に固定ページを作り込むのではなく、ラベルで分岐させて、ブログ機能と組み合わせて子階層が自動で作られるようなWebサイトにすることも可能です。
ただ、GoogleBloggerのページ種別を変えることはできないので、これをちゃんと理解して実際作るページに置き換えていくという事が必要になるので、まずこの理解が重要なんですね。
ちなみに、このページ種別の結果に応じて表示を出し分ければ、簡単なホームページが作れてしまうことは、勘のいい人であればお気づきでしょう。
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