世界幸福度ランキングについて考える

2016/07/18

マインド 学習

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2016年度の「世界幸福度ランキング」が発表されました。 細かな解説はThe Huffington Postに書かれているので、参考にしてください。 今回僕は、2016年度に幸福度ランキング5位にランクインしているベトナムで2週間過ごして、感じたことを書きたいと思い記事を書きました。

ベトナム滞在で感じたこと

2012年度ではベトナムは世界ランキング2位という国民の幸福度が信じられなかったんですが、滞在してみて非常に日本には無い間隔があった。 まず、あまり知識の無い僕はベトナムと聞いて、少し貧困な国で、最近ITが加速してきているという程度の認識しか無かったが、 現地についてまずビックリしたのは、「タクシーの運転が非常に恐い」という事。 日本と決定的に違うのは、信号が極端に少なく、バイクが異常に多いという事。 鉄道があまり発達しておらず、人々の移動手段は自転車、バイク、車、しかないのが現状で、裏路地でもどこでも通れる原付バイクがとにかく多い。 そして、少しモラルは低い感じがするぐらい、運転は荒い。 現地の人も認識しているらしく、「ベトナムで運転できれば、世界中どこでも恐いところはない」とまで言っていて、正直僕はベトナムでは運転は絶対に出来ないと感じるぐらいの運転の荒さでした。 ここまではベトナムでの生活の心配しかないのだが、確かに給料や家賃もものすごく安いと思われた。 とあるタクシーに乗った時に「給料が月に10万円」と自慢気に話している運転手の話を聞いて、この国で月に10万円は非常に高給取りなのだと気付かされた。 日本であれば、アルバイトで簡単に稼ぐことができる金額なのに、ベトナムの収入の実態が気になり調べた所、以下のサイトに書かれていました。 http://masahiro02.com/archives/167 2015年度の日本の平均年収が409万円にたいして、ベトナムでは約30万円程度、 月額にすると、日本が約34万円に対して、ベトナムは2.5万円という事。こりゃあ、10万円は確かに高給です。 しかし、なんでこんなに貧困で幸福度が感じられるのか不思議だったのですが、街の中にある店や市場、裏路地店舗などの商品単価が極端に安いので、こうした低給でも、生活に困らないのかもしれませんね。 でも、日本人が行くような場所では、海外用の料金になっているので、現地の人は絶対に買わないような料金設定になっているのでしょう。 給料による幸福度は、同じ国で平均的な暮らしができるのであれば、ある一定の幸福度が感じられ、どこの国でも人と比べて上であれば満足度が高いようなので、人とはそういう生き物なのだと改めて考えさせられました。

不幸の定義

幸福度は、多くはお金や周りの他人との比較で得られるモノですが、不幸は他人との比較以外に、自分に対する自己評価も加わるので、自殺比率の高い先進国などはこうしたマイナス部分が働いているのではないかと考えられます。 日本でも、ミミタコぐらいの確率で電車での「人身事故」っていうのを聞くが、多くが「自殺」であることは誰もが知っている暗黙知なのでしょう。 あたりまえですが、こうした人が幸福など感じるわけありませんよね。 韓国旅行に行った時に「自殺の名所」という場所を教えてもらって、海外にも多くこうした呪われた場所があるかと考えましたが、日本の鉄道も世界的にもかなり頻度の高い自殺の名所であると考えてもいいかもしれません。 不幸な内容は人によって違うはずですが、死を意識するほどの不幸さって、本当に僕は考えられない感じなので、あまり大したことは言えませんが、フィジーやベトナムに永住した方がよほどいいかもしれないと考えてしまいます。 1日を通して、自分が幸福に感じる時間と不幸に感じる時間のどちらが多いかを考えてみて、自分の良くなるようにする事も非常に大事な事ではないかとも考えました。 それはどうすればいいのかは自分で考えましょう。

2016年度の上位10位

1位 コロンビア 2位 フィジー 2位 サウジアラビア 4位 アゼルバイジャン 5位 ベトナム 6位 パナマ 6位 アルゼンチン 8位 メキシコ 9位 エクアドル 10位 アイスランド 10位 中国
なんとなく、温暖な国の人の幸福度が高い印象がありますね。 沖縄の人がマイペースでのんびりしているのを考えると、寒いよりも温暖の方が、人は幸福に感じると考えてもいいかもしれません。

オフショアの実態

中国のオフショアでは人件費が高騰してきて、タイやベトナムに変わってきているようですが、実際に現地のエンジニアと話した時に、日本の同年代と同じ興味を持ち、同じ技術を学んで、同じようなスキルを持っている事を考えると、生まれ持った土地により給料水準が決まり、安い地区の人は、高い地区の人に大量生産的な使われ方をするのを、良しと考えるか悪いと考えるかは、人それぞれかもしれませんが、働いているその土地での適性給料であれば、悪いことではないかもしれませんね。 会社の役員をしている僕の意見としては、給料に不満がある人は、納得行く会社に転職をすればいいだけで、所属している以上、会社のルールに従えないのであれば、反抗したりする人はとても使えない従業員とレッテルを貼られてもしかたありませんね。 自分の納得行く給料が、一般の会社の給料レベルよりも遥かに上と考えている人は、経営者として独立するぐらいの覚悟が必要と、当たり前のようによく考えます。 今いる会社の給料が安い、自分はソレ以上の功績を上げていると考えている人は、きっと会社の経営に関する財務状況を認識した上で考えなければいけないですね。 オフショアで働くエンジニアの多くは、給料よりも、技術を楽しんでいる若者が多い印象があり、満足度が顔に出ている事もよく分かりました。

日本で幸福になるためには

海外での幸福度は、その土地に根付いた思想や環境などが大きく影響しますが、日本国内で幸福になる為にどうすればいいか考えてみました。 僕の考える理論の一つは「人は変えられないので自分が変わる」という事。 多くの不満の原因は、周囲にいる不快な人が原因なことが多いようです。 「自分は悪く無い、あいつが悪い」という思い込みが不満につながっているケースはよく聞きます。 あいつは、会社の上司だったり、同僚だったり、親や兄弟だったり、仕事先のお客様だったり・・・ パターンは違いますが、多くのそれは思い込みであるケースもあります。 もちろん、本当の悪人がいる場合もありますが、見極める事ができるスキルも必要なのですが、周囲の人を全て自分の都合のいいように変えることは不可能なので、自分が変わることが確実に簡単です。 もちろん、自分が変わること事態が難しいことはわかりますが、とても簡単にできる方法があります。 それは、
自分と同じ考えの人を見つける
という事です。 共感できる人がいれば、気が楽になります。 楽しいことは人に話と2倍の楽しさになり、苦しいことは人に離すと半減します。 共感する人が多ければ多いほど、その比率は人の数分の倍率になるので、沢山の人と共感し合いましょう。

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