
ある日、近所の商店街を歩いていた時に、また新しいラーメン屋ができていた。
この街はお店の入れ替わりが早く、半年ぐらいで、どんどんとお店が閉店しては新しい店が立ち上がっているので、
飽きない反面、馴染みの店がなくなっていくという物悲しさもある。
そんな中、新しくできたラーメン屋の店の前に、こんな注意書きがされていて、ふと目にとまった。
この注意書きを見たときに、色々な思考が頭を過ってきたので、それをブログにまとめてみました。
「初めてのお客様は大盛りご遠慮ください」
最初見た時に、一見さんは大盛りを食べられないのか?と思ったけど、
多分、大盛りを注文しても食べきれずに、残す客が多くてこんな注意書きを店の目立つところに書いているんじゃないかと思います。(推測です)
要するに、今ホットワードの食品ロス問題に対する問題定義と言ってもいいんじゃないでしょうか?
でも、見方を変えれば、
客の胃袋のサイズを甘く見ている店側のおごりという風にも考えられる。
もし、この注意書きを間に受けた客が中盛りを注文して、物足りなかった場合、大森にしておけばよかったと後悔することになることを考えると。
店側はそれをリカバリーすることができるのか?という穿った考えも考えられる。
確かに、食品ロスは世の中的な問題ですが、この店のこの対応が適切なのかと言ったら、他の方法もあるんじゃないかとも思ったんですね。
店がとれるべき対応
そもそも、この店は、「小盛り」「中盛り」「大盛り」で、全て同じ料金で提供している。
今時このスタイルが多いタイプなのだが、この料金スタイルの場合、客側は一番お得な「大盛り」を注文する確率が極めて高いことはマーケティング資料を見なくてもわかる。
おまけに、野菜マシマシサービスもやっているので、ボリューム感半端ないことも伺える。
対策案1. サイズに応じた料金提示
まずこの料金体系を、提供サイズによって変えるだけで、無駄に大盛りを頼む客が少なくなるのではないか?
そらそうですよね。食べ切れるかどうかは自己責任になりますが、料金に応じたボリュームを考えるのは、
そもそも、客側の選択であり、客側の自由でもあります。
個人的に初来店で、ボリュームを決めるという店側の一方的な押し付けが気になったのもこの点なのかも。
対策案2. 替え玉2つまで無料制度
大中小のサイズ違いを、替え玉追加で補うようにすることで、
小盛りを頼んでも、替え玉2個まで無料にすることで、大盛りボリュームまで対応することができる。
もし仮に、客側が、今日は胃袋の調子がすこぶるいいから、食べ終わった後でも、「もっと食べたい」と思ったら替え玉追加するだけでいいから、食品ロスが劇的に減るイメージも湧きますね。
対策案3. 来店スタンプ制度
来店回数が何度かあり、この店のボリュームが理解できたことを確認するために、来店スタンプが10個貯まったら、そこから始めて大盛りが頼めるというシステムを導入すれば、
利用者側も納得感を持つことができるかも。
要するに、大盛りというのは、店の裏メニューで、誰でも気楽に頼めるものではないというお得感を出すことで、店への来店回数が増えたというサービス提供になる上、
ポイントサービス制度も導入できて、お店にとっては2度美味しい制度にもなる。
対策案4. 食べ残し罰金制度
やはり、食べきれないものを注文する客側にも、デメリットがある方が、店側客側双方の納得感が生まれます。
食品ロスは、それを処理する店側だけの廃棄費用やら、人件費やら、そもそもの倫理観的な問題になっているのですが、
客側に何のデメリットもないことも問題だと思うんですよね。
もう少し、「もったいない」と思わせる仕組みを設けるだけで、世の中の食品ロスってなくなるようなきがするんですよね。
あとがき
そのラーメン屋が、どのくらい美味しかったのかというと、
新店舗のその店の前を通っただけで、中に入ってもいないし、ラーメンを食べてもいません。
最初にお断りした通り、こっちが勝手に妄想して、勝手に提案をしているだけの、妄想ブログですよ、このブログは。
そのお店の人の目に届いてくれるといいな・・・
なんて勝手にこっちで考えているだけです。
でも、食品ロスを減らすために必要なのは、こうしたいろいろなアイデアではないかとも強く思うんですよね。
0 件のコメント:
コメントを投稿