世の中の役にたつ思考

2025/09/03

マインド

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eyecatch あなた、世の中の役に立っていますか? 毎日、部屋の中でゲームばかりしていたり、スマホでインフルエンサーの動画ばかり見ていて、 とてもじゃないけど、他人の役に立っているなんて考えられない人も多いんじゃないでしょうか? 先日、「TikTokで推しに投げ銭をして、相手の役に立った」という友達がいて、 それって、相手の懐には役に立ったかもしれないけど、世の中の役にはいっさい立っていないということは、誰が聞いても明らか。 とは言っても、どんな小さな事でも、他人の害になるよりは、役に立つ方がいいに決まっているので、 世の中の役に立ちたいと思った人のヒントになるブログを書いてみたいと思います。

役立つ思考は「相手基準」から始まる

自分が便利だと思うことと、他人が便利だと感じることは必ずしも一致しません。 相手の立場や状況を想像し、必要としている価値を見極めることが第一歩です。 独りよがりの、役に立つ思考は、相手にとってありがた迷惑の可能性もありますからね。 相手視点でのメタ認知を考えられるようにならないと、なかなか世の中の役に立つ人としては育たないのかもしれません。 世の中の若者が、自分勝手な振る舞いをして、世の中に迷惑をかけている(特に成人式などで)のをメディアでみると、 「相手視点のメタ認知」が育っていないと言うことがよく分かりますからね。

短期と長期の視点を両立させる

今すぐ助かる解決策(短期)と、根本から改善する仕組み(長期)の両方を意識することで、継続的に役立つ発想ができます。 多くの人が、何かの問題点に関しての解決策をピンポイントで解決しようとして失敗します。 もちろん、複雑な問題点に対して、画期的なアイデアひとつで解決してしまう、いわゆる「銀の弾丸」を見つけると言うのは、 周囲から見たらすごい人という見られ方もできるし、なんともスマートな解決方法にも思えるのですが、 多くの場合はそんな銀の弾丸はありません。(多くの書籍や著名人も言っていることですが・・・) 長期と短期の視点を見られると言うことは、かなり安定した解決方法を見つける手段でもあるので、この発想力を身につけた人が、 世の中の役に立つ思考を持っていると考えてもいいかもしれません。

シンプル化する力

難しいことを難しいまま伝えるのは簡単です。 しかし、本当に役立つのは、複雑な問題を誰でも理解できる形にシンプル化することです。 長期と短期の視点は、何かと説明が長くなりがちです。 人に説明する時には、それをギュッとまとめて、短く端的に分かりやすく伝えないと、 せっかくのいいアイデアが、誰も聞いてもらえないウンチク程度の戯言になってしまいます。 要するに、エレベータートークという事ですね。 ダラダラと物事をストーリーに沿って説明するのではなく、起承転結を、起結承転という、結論を先に話す話し方をするだけで、 途中で話が終わっても、相手はちゃんと理解ができている伝達力が身につくことができます。 また、そもそもシンプル力を持てると、役に立つ思考に対するアイデアに対しても、無駄を削ぎ落とす断捨離力も身につくので、物事の改善がよりレベルアップしていくことができます。

「誰もやっていないけど必要なこと」を探す

すでに多くの人がやっていることに飛び込むより、「ちょっとした不便」や「盲点」を見つけて改善するほうが、社会全体の効率を底上げできます。 多くの人は、レッドオーシャン(競合他社が多いビジネス)に思考が奪われがちですが、 ブルーオーシャン(ファーストベンギン的なビジネス)の思考のほうが、より相手の役に立つことが多いのも事実です。 少し尖った言い方をすると、誰でもできる人助けをするよりも、自分しかできない人助けをする方が、より世の中の役に立っていると考えてもいいかもしれません。

試す・測る・改善する

こうした、世の中の役に立つアイデアというは頭の中だけでは価値を持ちません。 このブログでも何度も言っているし、世の中の成功者が口を揃えて言っている事として、 小さく試して、結果を測定し、改善を重ねてこそが、役に立つものに育ちます。 要するに、考えてばかりいないで、ちゃんと動いて実績を積んで、アイデアを改善するという事をしないと、いつまでも机上の空論から外れられない状態になりますからね。

「自分が消えても機能する仕組み」を作る

真に役立つ思考は、自分がいなくなっても他の人や後世に使い続けられる形に落とし込むことです。 会社にいて、自分1人しかできない仕事をしていると、かなりの優越感に浸ることができますが、 それは自分が会社をやめてしまったら、誰もその仕事を引き継げないという、会社にとってとてもリスキーな状態になっている場合があります。 情報システム担当者や、技術部門などスキル保持が重要なポジションでありがちなのですが、 その人がいたら、社内で色々な人の役に立つ状態ですが、その人以外ではまるで同じ役に立てないという状態は、会社としてはリスクと考えないといけません。 そうした人がいたら、是非とも自分の公認育成というミッションを与えないと、属人的な会社になりかねませんからね。 人の役に立つという事と、それを継承していくという責任感が重要という事。

感情と論理のバランス

人の役に立つと言っても、論理だけでは冷たく、感情だけでは不安定になってしまいがちです。 人は合理的な理由と、心が動く理由の両方が揃って初めて動きます。 個人的には、人の役に立つというアイデアには、ストーリーが必要で、 どういう状況の人に対して、どういうアプローチをして、その人がどの様に変わるのか(助かるのか)というストーリーをちゃんと作って、人に伝えてみると、 その役に立つことがどのくらいのレベルなのかが、評価されやすくなります。 無報酬のボランティア精神で、世の中の役に立つ思考でもいいのですが、人の役に立つビジネスとしてのアイデアでも、どちらのかの方が評価が偏ると言うことはありません。 そのストーリーがしっかりとしていれば、お金儲けをしようが、ボランティアをしようが、誰もが納得できるストーリーがあればどちらでも成り立ちます。 ストーリーは、人に記憶に残る感動を与えることができるので、こうした伝え方を知らない人は、ストーリー伝達方法をしっかりと学ぶことをおすすめします。

役に立つことは「規模」に比例しない

世界を救う大発明も、近所のおばあちゃんの買い物を手伝うことも、同じくらい誰かの人生を変える可能性があります。 大風呂敷を広げた役に立つアイデアを考えるよりも、身の回りにいる近い誰か1人の役に立つというアイデアはたくさんあります。 また、目の前に困った人がいたら、考えるよりも前に、その人に手を差し伸べることの方がより重要と言うことに気がつくと、 人の役に立つと言うことは何をどうすればいいのかというシンプルな答えが見えてきます。 盲目的にそうした目の前の困った人を見逃している人(または、見てみぬふりをしている人)って、結構たくさんいますからね。

あとがき

人の役に立つと言うことは、他人にボランティアを施すように思えますが、 個人的には、未来の自分のためという、因果応報に通じる様な気がします。 自分の知り合いの役に立つのは当たり前ですが、見ず知らずの誰かのために役に立つ何かをするという姿勢って、 人としてそれだけで非常に素晴らしいストーリーを持っているようにも思えます。 偽善と言われてもいいけど、誰かの役に立つ小さなことを1日1つでもやってみるという、ペイフォワードは、 この思考を持つ人が増えると、世の中がわかると思いません?

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