マトリックスは非常に好きな映画だが、正直言って個人的に1作目以外は駄作と感じてしまっている。
スーパーマンの覚醒でのどんでん返しがオチになっているのと、マトリックスという仮想世界の独創性が逆
シンギュラリティ的に面白みをだしていたのが何度観ても面白いポイントでもある。
それに比べて2作目、3作目は、物語の面白みはさほどなく、ストーリー的にはジャンプ漫画的のような、強敵を倒すということと、あまり感情移入できないラブストーリーに頼りっきりになっていて、全くワクワクできない。
もちろん、面白いと言っている人もいるので、個人的な感想であることはお断りしておくこととする。
そして、それらの連作から時間が空いての4作目となるわけだが、公開当時テレビCMなどを観ていた感覚としては、2作目、3作目のさらなる続きとなっているが、全く新しい世界とのことで、かなり期待して観た作品である。
ストーリー(ネタバレあり)
マトリックスを作り出している機械たちと壮大なバトルをして最後亡くなってしまったネオは、マトリクスの世界でゲームクリエーターとして蘇っていた。
時間が経過して老化していたネオだが、彼を今でも救世主と信じて活動しているバッグスやモーフィアスなどにより、ネオは再度マトリックスから覚醒する。
しかし、トリニティも同じくマトリックスで蘇生されて別の人生で家庭を持っていたが、二人の関係をもとに戻らないように、アナリストが立ちはだかる。
各区制したネオとトリニティだが、エージェント達に追われ、ついにはビルの上に追い詰められ、自分たちが救世主で再び空を飛ぶことができると信じ高層ビルからダイブする。
ネオは最後まで空を飛ぶことができなかったが、新たな救世主が誕生する。
スタッフ・キャスト
製作・監督・共同脚本 | ラナ・ウォシャウスキー |
製作・監督・共同脚本 | ラナ・ウォシャウスキー |
トーマス・A・アンダーソン / ネオ | キアヌ・リーブス |
ティファニー / トリニティー | キャリー=アン・モス |
モーフィアス | ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世 |
エージェント・スミス | ジョナサン・グロフ |
メロヴィンジアン | ランベール・ウィルソン |
バッグス | ジェシカ・ヘンウィック |
アナリスト | ニール・パトリック・ハリス |
サティー | プリヤンカー・チョープラー・ジョナス |
評価
★★★☆☆
正直2以上、3以下の評価で甘めで星3つにしました。
これまでのマトリックス三部作をゲームとして作って成功したアンダーソン(ネオ)が、1作目と同じ様な流れでマトリックスを覚醒していく話。
その後の救世主として覚醒するのは、前作とまるで違うオチが用意されているが、何故だろうあまりワクワクスルオチではなかった。
落ちの直前でそのストーリーが誰もが頭に浮かぶという演出が残念だったのかもしれない。
CGの進化による映像の綺麗さは非常に良く、ビルから次々と人がダイブするシーンは、生々しすぎて目を覆う人もいるかもしれない。
特に記憶に残るセリフがあるわけでもなく、このシリーズの悪い癖のストーリーを分かりにくくして、難しい台詞回しで追えている点が残念でならない。
ひとつだけ面白かったシーンは、スロースピードでピストルの玉が進んでいるシーンでネオが手も足も出なくなる時が、ジョジョの奇妙な冒険第三部のラストバトルの空条承太郎とディオのあのシーンを思い出した人も多いのではないだろうか?
そのシーンをオマージュしていたのかもしれないが、なんならそのままパクってくれても良かったのだが、さすがにスタンドを出すわけにもいかないかもね。
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