[Numbers(excel)] 計算式を文字列として評価する方法(他にも色々なテクニック紹介)

2023年7月14日

Numbers Tips

eyecatch Macを使っている人でわざわざOfficeを購入して、Excellを使っている人、金の無駄です。 無料のOfficeを使えることを知らないのでしょうか? Googleスプレッドシートであれば、インターネットブラウザで無料で使えるし、 昔からある、OpenOfficeは、色々なOSにインストールもできます。 他にも、LibreOfficeも比較的昔からある無料ツールで使い勝手も悪くないです。 紹介したこれらのツールは全て無料で使えるんですが、それでもOfficeを使っている人って、どう考えても仕事の効率がいいとは思いません。 そして、Macを使っている人であれば、NumbersというアプリがOSに最初からインストールされているので、これに使い慣れたら、Officeいらなくなりますよね。 そんなわけで、会社では、無駄経費となっている、Office撲滅運動を行っていて、Numbersを使い倒しているんですが、色々と使っていて、そのやり方を覚えておくと便利な事がいくつか合ったので、備忘録しておきます。 Excellでも同じことができると思うので、この手の計算表ソフトでは、どれでも使えるやり方じゃないかな〜と考えています。(他のアプリでは試していないので、出来なかったら教えてください)

計算式を文字列として評価する

セルに"=1+1"と入力すると、そのセルには、"2"という計算結果が表示されるのは、Excelを使う人が最低限知っている内容だと思いますが、 他のセルから、そのセルを参照した時にはその計算結果の値しか取得できません。 そのセルが計算式で書かれているのか、単なる数値(値)で書かれているかを判断するには、文字列の最初に"="が書かれているかを判定する必要があるので、それをどのようにするかは、以下のような式を書くことでできます。 # 文字列として参照する =FORMULATEXT(%参照セル) # 計算式かどうか判定する =IF(COUNTIF(FORMULATEXT(%参照セル),"=*")≥1,FORMULATEXT(%参照セル),%参照セル) 参照するセルは、"B2"などの値を入れると判定してくれます。

yyyymmddhhiiss => yyyy-mm-dd hh:ii:ss変換

システムなどに書き込まれたログで、データベースフォーマット形式になっていない文字列日時情報の書き方フォーマットを変換するやり方です。 ただし、この方法は、文字数が一定の場合のみで使える技です。 # yyyymmdd => yyyy-mm-dd =CONCATENATE(LEFT(セル,4),"-",MID(セル,5,2),"-",MID(セル,7,2)) # yyyymmddhhiiss => yyyy-mm-dd hh:ii:ss =CONCATENATE(LEFT(セル,4),"-",MID(セル,5,2),"-",MID(セル,7,2)," ",MID(セル,9,2),":",MID(セル,11,2),":",RIGHT(セル,2))

解説

1. LEFT、MID、RIGHTを使って、セルの文字列を部分的に切り抜く。 2. CONCATENATE()で複数の文字列をつなぎあわあせる。

エラーマークを出さない方法

他のセルを参照する計算式を書いた時に、次の画像のような、エラーマークが表示されてしまう場合があります。 今回紹介したセルの文字列操作を行った時に、参照したセルが数値の場合、何も書かれていないと、NULLというシステム値が返り、数字じゃないのでエラーになっているという状態です。 これを回避するには、2つの方法があり、

1. 参照する対象のセルがテキストであれば、セルのタイプを「自動」から「テキスト」に切り替える

画面右側に表示されるプロパティ情報の、「セル」タブ、「データフォーマット」のプルダウンで、「自動」から、「テキスト」に切り替えます。

2. そのセルの値が数値の場合、ブランクかどうかを判定する処理

=IF(セル="","",セル)

計算式をプログラミングで使える形に整形

Numbersで書かれた式を、そのままコピペでシステムで使おうとすると、Errorになります。 このえらーは、以下の文字列が、全角文字列に置き換わってしまうのが原因でした。
掛け算 *(アスタリスク) => ×(全角) 割り算 /(スラッシュ) => ÷(全角) 引き算 -(ハイフン) => ー(全角)
何故か、+(プラス)だけは、半角文字列だったので、これはスルーできます。 ということで、これらを一気に変換するのは、次の式を書きます。 =SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(セル,"×","*"),"÷","/"),"−","-") 変換したい文字列の数だけ、SUBSTITUTEという、文字列置換処理を書いていきます。 あまりスマートに見えない式ですが、色々調べた結果、これしか出来なかったんですよ・・・

あとがき

というワケで、今回は、仕事で使った、Numbersの式備忘録を書いてみました。 仕事をすればするほど、この手の備忘録は出てくるので、都度書き留めて行きたいと思います。 この記事を自分で見返した時に、調査した時間やら悩んだ時間の元が取れたという感覚、分かる人いるかな〜?

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