[映画] 家電侍スペシャル ストップ!忠臣蔵

2023/07/22

レビュー 映画

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eyecatch 大好きな名バイプレイヤー滝藤賢一が名も無い貧乏侍を演じるコミカル時代劇ドラマの映画版です。 Amazon Primeで、異常に評価が高かったので、ポチってみたところ、一気に最後まで見てしまうぐらい面白く、 普段あまり邦画の評価を書かないんですが、今回は残しておきたく書いておくことにしました。 ちなみに、本作は、ドラマ版が1クールあり(そちらはまだ見てないんです・・・)、その続きの話になっていますが、映画冒頭に説明が入りこちらの映画版から見始めても問題なく内容が理解できました。

あらすじ

もしも、江戸時代に、現代社会の家電製品が届いたら・・・ こんな突拍子もないストーリーですが、asusのタブレットでの音声AIが、様々な家電製品をNyamazonっていう、訴えられそうなロゴマークのダンボールで家電製品がドラえもんのポケットのように江戸時代に届けられます。 本編が面白いのは、忠臣蔵のストーリーと絡めて、歴史をひん曲げても、家電製品が便利で時代を超えて人の役に立つという、とても見ていて気持ちのいい内容でした。 コンセントの無い江戸時代で、どうやって、現代の家電製品を使うのかと言うと、自転車を漕いで発電し、蓄電池にためるというスタイルですが、 そんな電力で電子レンジや炊飯器などを同時に動かすなんてありえないことは分かっていますが、平賀源内(本編では平賀さんと言ってます)が出てきてちょっとだけ、エレキテルの演出がされていて、 そんな歴史の絡め方がなんとも楽しい作品です。 忠臣蔵は、ご存知、吉良上野介の理不尽ないじめに対して、堪忍袋の緒が切れた浅野内匠頭が松の廊下で繰り広げる切りつけ騒動から、色々と発展したストーリーですが、ある程度忠実に話が進められているので、歴史が苦手な人でも楽しんでみることができます。

スタッフ・キャスト

監督西古屋竜太
脚本本山久美子、大谷洋介
主題歌ビッケブランカ「Treasure」
兼梨四十郎滝藤賢一
大石内蔵助尾上菊之助

評価

総合 : ★★★★☆
兼梨四十郎が、のたれ死んでしまわなうと、令和の現代の子孫に影響がでる事を防ぐために、AIタブレットが色々と指南するという、なんとも設定ゆるゆるですが、役者の演技力に支えられてとてもおもしろい作品として観れました。 行く手を阻む課題を、全て令和時代の現代家電を便利に使って、どんどん乗り越えていく場面を見ていると、なんだかその家電が欲しくなってしまうのは自分だけじゃないじはずです。 (それでも買わないけど・・・) とにかく笑えるし、人情ドラマも日本人ならほろりと来るはず。 AmazonPrimeでの評価が高いのが納得できた作品でした。 いや〜、おもろかったから、これからドラマの方も観ようっと!

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