何かの問題に直面した時に、あなたは逃げ出しますか?それとも耐え忍んで乗り越えますか?
一生懸命耐え忍んでも、結局は何も得られないということもあります。
逃げ出すことが悪いことではなく、それを選択した方が正解と言う場合もありますからね。
そういう風に逃げ出すことを「サジを投げる」という風に言いますが、何でサジを下げることが逃げるといいう事なんでしょう?
この言葉、ちょっと気になったので、調べてみました。
辞書で調べる
匙を投げる
意味 : 努力しても成功する見込みがないと諦める。
由来 : 医者が薬を調合するための匙を投げ出して、もう治療法がないと患者を見放すことから。
例文 : 何度教えても同じミスをくり返してばかりなので、いい加減に匙を投げたくなってきた。
類義語 : 数珠を切る/刀折れ矢尽きる/万事休す
参考 : 故事ことわざ辞典
見放す、断念する、という事でこれまで思っていた意味とあながち間違っていないことが確認できました。
調理用の匙は、容易に想像できるので、説明には書かれていないが、調理人が料理が出来なくて諦めてスプーンを投げる事から発祥したんじゃないかと思いました。
英語に約すと・・・
さじを投げる
give up
参考 : webllio
なるほど〜シンプルですね。
直訳すると、throw a spoonになっちゃうので、要注意!
サジの投げ方アラカルト
部下の育成をしていたけどサジを投げた
他人を見捨てる典型的な例ですが、指導者がサジを投げたら、指導されている側はもはや成長の機会を奪われてしまうということで、未来が閉ざされてしまいます。
先生が生徒を見捨ててはいけないということは、よく分かりますが、どうしても学習効率の悪い生徒に対してどうすればいいかというと、
生徒さんのワカランに、いかに付き合っていけるかがポイントなんですね。
サジを投げたらそこで試合終了です。
プログラミングをしていてサジを投げた
システム開発をしていると、無理難題を要求される事が多々あります。
そんな時に、いまやろうとしている方法を一旦捨てて、全く別のやり方でやったらうまく出来る事があります。
それに気が付かずにずっとモンモンと作業をしてストレスを溜めるよりも、早めにサジを投げることで、効率のいいプログラミングができることのほうが多いです。
プログラミングは、サジの投げ方で決まるのかも・・・
注文したカレーが不味くてサジを投げた
期待が大きすぎて、入ったカレー屋さんが、独特の香辛料すぎて、正直まずかった時に、サジを投げたくなる気持ちですね。
この場合、リアルにサジを投げると、営業妨害になって、事件に繋がるので、こういう場合は、心のなかのサジを投げて妄想するだけにしましょう。
これ、自分で作った料理があまりにも不味かったときにも、サジを投げたくなりますよね。
第三回世界サジ投げ選手権優勝
どれだけたくさんのサジを投げられるかという、ボリューム・トライアルと、
どれだけの大きさと重量のサジを、どこまで投げられるかという、距離トライアルがあります。
参加するみなさんは、サジの色や柄をいかに奇抜にするかという、見た目トライアルという、心理作戦でモチベーションコントロールをする参加者が多いようです。
さあ、今年はどんなバトルが繰り広げられるのでしょうか・・・
という妄想コンテスト。
あとがき
サジを投げるのは、ネガティブな要素に囚われてしまいがちですが、アラカルトを見ると、サジを投げるタイミングや状況によってメリットもあるようです。
物事のダメを見限っていいタイミングでサジを投げることで、自分の将来がより良くなる事もあるので、そのポイントの見限り方や、見限った後の事を想像する思考法を育てていきたいですね。
そうすると、あなたもサジ投げのプロになれるかもしれません。
それはあなたの、サジ加減。
何書いとんじゃ、今日のブログ・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿