他人の期待を知るスキル

2023年7月28日

コミュニケーション 学習

eyecatch 人にとって他人とのコミュニケーションが重要だと思うポイントは、自分以外の人と話すことで、メタ認知能力に発展しやすくなるからじゃないでしょうか? 何か悲しいことがある時に、誰かに話すと、悲しい度合いが半減するし、 楽しいことがあった時は、他の人と一緒に笑うとおもしろ度合いも倍増します。 同じように、どうしても自分では分からないことがある時に、他人が教えてくれるかもしれないし、 1人じゃ持ち上げられない荷物なども、2人以上だと楽に持ち上げられる場合もあります。 そんな、他人とのコミュニケーションにおいて、多くの人が、自分のメリットを優先的に考えがちですが、 他人の期待を理解するというのも、コミュニケーション能力の大きな要因になります。

人は他人に期待する生き物

とあるWEB制作をしている会社で、ある先輩社員が案件で忙しい時に、別のクライアントさんから、大急ぎでホームページ制作の仕事が飛び込んできました。 そんな時、信頼していてスキルの高い後輩などに「この仕事お願いしてもいい?」と、頼んだ時の話です。 後輩が大急ぎでその案件を仕上げて、無事に期限内に仕事は完了して、クライアントさんも喜んでくれたんですが、 なんだか自分の心の中にモヤモヤ感が残ったままでした。 後輩のスキルを考えたら、もっとレベルの高いホームページが作れたはずなのに、やっつけ仕事のようなホームページを作ったことに対して、心がくすぶっている状態だったんですね。 ホームページの内容について細かく指示したわけではないし、クライアントさんも喜んでくれているので、仕事としては問題はないのですが、クリエーター魂がどうしても成功した感触を得られない状態のようです。 これは、後輩が、先輩の期待を上回ることができなかったという面でも考えられます。 当然この後、この二人は、「言った言わない議論」という、何の発展性もない責任の押し付け合いをする流れに突入してしまいますが、 相手の期待を上回るというスキルを持つだけで、こうした自体は概ね解消されていきます。 先輩と後輩のどちらが悪いという話ではなく、相手の期待をちゃんと察知して、理解するというスキルですね。

期待は約束ではなく相手に言わない願望の方が多い

人が他人に対して期待をする時は、相手に何かをお願いをするか、自分の助けになる状態の時に発生します。 遠い存在で、直接的ではなく発生する期待もありますが、今回はコミュニケーションで発生する期待についての話です。 この場合の期待は、相手に事細かく伝える場合もありますが、それ以上に実はもっと要求ポイントって存在するものなんですね。 夫婦で奥さんが料理を作ってくれた時に、相手に対して「おいしい」と笑顔で言ってくれる事を、言わないけど期待したり、 音楽が好きで楽器が得意な友達に、イベントなどで使うBGMの制作を頼んだ時に、いい感じのモノを期待したり、 仲の良い友だちから、「あそこのお店のスィーツがめちゃくちゃ美味しい」と言われて食べに言った時に、自分の想像する最上級のスィーツを期待したり、 人の期待って自分の頭に浮かんだ、他人に説明しづらいイメージのようなものなので、人に伝えにくいものなんですよね。

相手の期待を超える成果を出す方法

ただでさえ、自分で言葉にするのが難しい期待というイメージを超えていく事って、容易ではないですよね? とりあえず、相手の期待を理解しなければ、それを超えることはできません。 その人が本当はどうして欲しいのか?どのレベルで考えているのか?本筋はどこにあるのか? こんな事をストレートに聞いてみてもいいかもしれません。 でも、多くの場合、曖昧な答えしか返ってこないので、なかなかこちらの期待は上回りません。(もはや堂々巡りですねwww) 相手がどのレベルの期待感を持っているかどうかは、相手を深く知れば知るほど精度は高くなります。 でも赤の他人の場合はどうすればいいかというと、世の中の平均値よりも上を期待しているかどうかを基準に置くといいでしょう。 これも曖昧な感覚でしかないので、自分のスキルが世の中の平均よりも上にする努力を日々行わなければいけないという事もありますが、 世の中の大体の人が良いという感覚は、相手の期待を上回る場合が多いです。 他人の期待を常に上回る思考を常に持ってみることで、自分のおもてなしスキルもどんどん向上していくハズです。

あとがき

自分の期待を相手に対して押し付けるというのは、なかなか難しいので、相手の期待を超える思考で世の中渡り歩くといいでしょう。 「あの人は、自分の想像よりもレベルが低い」と自分の心の中でモンモンと考えるよりも、 相手から「あなたのアウトプットは、自分の期待以上でした」と言ってもらえる事を繰り返したほうが、いい人生を送ることができるでしょうね。 そのために、相手の期待を察知するスキルを、今一度見直して向上させてみるのはいかがでしょうか? 受け身ではなく、能動的な思考になること間違いないです。

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